
駅に久しぶりに行ったら、良寛さまもマスク姿でした
古文で中学生に「どうしても覚えよう」というのは、月の異称。
そう、睦月、如月ってヤツです。
テストで季節別に書こうと出すとだいたい、春・・・弥生/卯月/皐月。
と書く子どもたち。
これ、間違いです。
古文的には、春は睦月(正月)/如月/弥生です。
教えてはいるのですが、いざテストとなると、現代感覚で書くということが多いようです。
直し解説しながら、「話したでしょう?現代と違う。陰暦は1カ月から2カ月近く今の暦とずれていて、睦月は今の2月だったりするんだから、春の気配が来ているわけ」
などと言うわけです。
ということで、冬は大晦日で終わり。
暦的春は年明け元日から。
さて。
伝統的日本の大晦日はどんなふうにすごしていたのでしょうか。
以下は私の経験ですけど・・・古き日本はみんなこんな感じだったように思いますが、多分。
まず。
大掃除をし、お節料理(新潟ではのっぺとかなますとか、松前漬けでしたね)をこしらえる。
大晦日の夕方はまずはお風呂に入り、、神棚や仏壇に御神酒・お供えや灯明を上げて家族全員が手を合わせる。
その後テーブルについて、家族で父がついだ御神酒を回し、子どもはお年玉をもらう。
お膳には必ず、新巻鮭の焼いたのが付きましたっけ。
「年取り魚だから一口は食べろ」といわれましたっけ。
私は、鮭の皮が好きで(変なヤツです)家族全員の皮を引っぱがしましたっけ。
ご馳走の膳が終わったあとは、紅白歌合戦を見つつ除夜の鐘を待つ。
除夜の鐘あとは、蒼柴神社・悠久山成田不動尊までお参り。
帰宅して、そばを食べてお休みなさい。
大晦日の夜に、まずは神棚や仏壇で手を合わせてその後に祝い膳というのは、子ども心に神聖な気持ちになった。
以上、今は昔の思い出でした。
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ちなみに年末を表す言葉はたくさんある。
歳末・年の瀬・年の暮れ・歳暮・年の終り・ 大晦日・・・