(写真)物議を醸しているとみなす法案が議会で議論されることを妨害したイエローシャツ・グループ
タイのデモ隊は、6年に及ぶ政治危機の回避を目的にした和解案に関する議会の議論を妨害して延期させました。
反政府のイエローシャツ・グループは、提案されている恩赦は退陣したタクシン前首相を帰国させることになると不安視しています。
議会の報道官は、議論は状況が改善するまで棚上げすると言いました。
タクシン氏は自主亡命をしてドバイに住んでいます。
「国内が安定して平和になるまで会議を延期するように命じました。」と報道官が記者団に語りました。
「会議の再開時期を決める前に状況を分析しなければなりません。」
タクシン支持者とイエローシャツで知られている反対グループの間の対立で国内はしばしば政治不安に陥っています。
イエローシャツは、和解案は国内が危機に陥った2005年から2012年の間の政治犯の恩赦を認めることになると主張します。
グループは、王政主義者や極右や民主主義の人民同盟として知られる都市部の中産階級で構成されています。
彼らは、2006年9月の軍事クーデターを導き、タクシン派を権力の座から引き下ろした大規模デモ活動を行いました。
いかなる不正行為も否定しているタクシン氏は、在任中の権力乱用罪の刑を避けて自主亡命しています。
彼の妹のインラックさんが現在の首相です。
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タイは何かにつけタクシン派とイエローシャツ・グループが対立するようです。今回は、タクシンを帰国させるのではないかと心配して和解案の議論を延期させたようです。タイは、いつも笑顔を絶やさない温厚で優しい気質の人が多いので「微笑の国」と呼ばれているそうですが…?今は「怒りの国」になっているような感じがします。