(写真)原発は重要だと国民を説得している野田首相
日本は国の経済と生活を守るために2機の原子炉を再稼働しなければならないと野田首相がテレビ会見で語りました。
大飯原発の2機の原子炉の安全性は確認済みだと彼は言いました。
昨年の福島原発被害以来、日本の50機の原子炉が定期検査のために閉鎖されています。
原発に対する国民の危機感が高まっていますが、日本は電力不足の夏を迎えようとしています。
日本の最後の原子炉が5月に定期検査のために閉鎖されました。北海道の泊原発の3機目の原子炉が閉鎖された時、日本は40年ぶりに原発によるエネルギーがなくなりました。
昨年の大地震と津波が引き起こした福島原発のメルトダウンで、国民の原発の安全性に対する自信が揺らぎました。
「安価で安定した電気が必要です。もし、今まで日本の電力の30%を供給してきた原発が全て止まって使用されなくなれば、日本社会は生き残れません、」と野田首相は言いました。
生産拠点を日本の外に移す会社も出るでしょう。その結果、重要な仕事を失うことになると彼はつけ加えました。
「大飯原発の第3と第4の原子炉を国民の生活を守るために再稼働させるべきと考えます、」と彼は言いました。
先月、政府は、停電を避けるために地方の企業や家庭に電気使用量を15%減らすように求めました。
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さっそく野田首相のテレビ会見が取り上げられました。 関西の知事さんたちが求めているような暫定的な再稼働ではなさそうですね。大飯原発の地元でも賛否が別れている中での困難な決断です。災害が起きないことを祈るのみです。