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オラクル社のラリー・エリソンCEOがハワイ島を購入

2012-06-21 | Weblog

(写真)世界で最も裕福なビジネスマンの一人、ラリー・エリソン氏

(写真)ラナイ(Lanai)島

米ハワイ州の知事が、ソフトウエア大手の米オラクル社の億万長者ラリー・エリソン最高経営責任者がハワイのラナイ(Lanai)島の土地の98%を購入すると発表しました。

ラリー・エリソン氏の落札価格は不明ですが、提示価格は5億ドルから6億ドルの間と言われています。

365平方キロのその島は、億万長者ディビッド・マードック氏が所有しています。

〝パイナップル・アイランド″として知られているハワイの人々がアクセスできる最も小さな島で、3,200人の住民が住み、いくつかの高級リゾート地があります。

以前はパイナップル農園で有名でしたが、ここ数十年は観光業が主要なビジネスになりました。

マードック氏のキャッスル&クック社が1985年以来ラナイ島を所有しています。

ハワイのニール・アバクロンビー州知事は、落札を確信して語りました:「エリソン氏は長い間ラナイ島に興味を持っていました。」

「彼は、医学研究や教育の地域参加の履歴を持つビジネスマンとしても有名です。我々は、まもなく、エリソン氏を迎えることを楽しみにしています。」

エリソン氏は、米経済誌フォーブスによる10億ドル以上の資産を持つ世界の富豪番付で360億ドルで6位に入っています。

キャッスル&クック社は、ラナイ島の主要な経営者としてホテルやゴルフコースや水道施設などのビジネスを行っています。しかし、会社によると毎年4,000万ドルもの損失を出しています。

ラナイ島の市長は、マードック氏は思いやりのある地主だと言っています。エリソン氏の購入が分る前は、彼はどんな新地主でも島の居住者に理解されると思うと言っていました。

「島を買う人は誰でもディビッド・マードック氏のように住民に対して思いやりを持ってくれると思っています。良心的な地主であることを願っています。」とアラン・アラカワ氏は、マウイ・ニュースに語りました。

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「ハワイ島購入・・・」という見出しに東京都の尖閣諸島の購入を思い出して取り上げました。

マードック氏のキャッスル&クック社は7億ドルで購入したそうですがエリソン氏は6億ドル(約478億円)で購入予定とか。ハワイ州は、エリソン氏の力によって島の活性化を期待しているようですが、エリソン氏はどんな計画を持っているのでしょうか。

 なお、富豪が島を購入している例として、英ヴァージン・グループを率いるリチャード・ブランソン氏の英領バージン諸島の島の所有がありますが、エリソン氏が今回購入したラナイ島はブランソン氏の島より1100倍以上広いそうです。