新しい時代の働き方に関する研究会 本日開催
第13回「新しい時代の働き方に関する研究会」(厚生労働省の有識者会議)が本日(2023年8月31日)に開催。議題は報告書に向けた議論。
なお、前回(第12回、2023年8月10日)「新しい時代の働き方に関する研究会」資料1(資料のタイトルが記載されていないので第12回「資料1」と呼ぶが、この日の研究会議題は「中間整理」)には、「1、本研究会の契機となった経済社会の変化」「2、新しい時代に対応するための視点」「3、新しい時代に即した労働基準法制の方向性」「4、企業に期待すること 企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」といった項目があった。
企業に期待すること
「4、企業に期待すること 企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」の「企業に期待すること」には「働く人は、価値創造の担い手であり、 全ての働く人が働きがいを持って働くことが求められる」「全ての働く人が「働きがい」を持って働くことができるよう、 労働条件の改善、能力向上機会の確保、主体的なキャリア形成に対する支援などに 取り組むことが求められる一方、 必ずしも、自発的に能力を高め、発揮できる者ばかりではなく、 企業による一定のサポートを必要とする者は少なくない」「企業がパーパスを明確にし社内に浸透させた上で、エンゲージメントを高め、 社内外の人的つながりを構築するための人事施策を取り入れることも有効ではないか。 また、パーパスだけでなく、企業が自らのビジネスの将来像や、 それに適した人材像を可視化し、働く人と共有していくことで、 働く人が自らのキャリアを形成していく上で、 企業の求める方向性と合致した能力を高めていく選択が容易になるのではないか」と記載されてあった。
企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること
また「企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」には「働く人が自由で豊かな発想やそれぞれの創造性・専門性をもって働き、 キャリアを形成することを可能とする環境を整備することが求められるのではないか」「働く人は、労働基準法制を正しく理解し、 様々な場面で活用できるようになることが必要不可欠であり、 働く人が、企業、社会、国などによる教育や周知啓発などを通して 法制度について知る機会をもつことが重要ではないか」「テレワークなどの直接管理される度合いが小さい働き方が拡大しており、 自己実現、心身の健康維持のためにも企業の支援を受けながら、 自己管理能力(セルフマネジメント力)を高めることが求められるのではないか」「企業のパーパスや、ビジネスの将来像、それに適した人材像などについて、 企業と働く人の価値観の共有が起きれば、 働く人がより効果的・効率的に自らの価値を高めることも可能」「自分らしい働き方の実現のためにも、働く人の側からも企業のパーパスや、ビジネスの将来像、 それに適した人材像を理解し、その上で主体的なキャリア形成をおこなっていく営みが重要」と書かれていた。
第12回 新しい時代の働き方に関する研究会 資料1(PDF)
新しい時代の働き方に関する研究会 報告書(骨子案)
第13回「新しい時代の働き方に関する研究会」(厚生労働省の有識者会議)が本日(2023年8月31日)開催され、資料が公開された。
公開された第13回「新しい時代の働き方に関する研究会」資料は「資料1 報告書(骨子案)」と「参考資料1」。
さっそく「資料1 報告書(骨子案)」を読んでみたが、前回(第12回)研究会「資料1」と併せて読む必要があると思う。
例えば、第12回研究会の「資料1」(「4、企業に期待すること 企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」「企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」)には「テレワークなどの直接管理される度合いが小さい働き方が拡大しており、 自己実現、心身の健康維持のためにも企業の支援を受けながら、 自己管理能力(セルフマネジメント力)を高めることが求められるのではないか」と記載されていたが、第13回研究会「資料1 報告書(骨子案)」(「第4 企業や働く人に期待すること」「2.働く人に期待すること」)には「〇多様な働き方・場所→企業・上司による直接管理が小さい働き方が拡大」「→ 従来以上に、自己管理能力(セルフマネジメント力)を高めることが必要(業務遂行・健康管理の双方の観点から)」「〇自らの望む働き方や、将来行う・行いたい仕事に求められる能力を開発することに、自主的・積極的に取り組むこと」と修正されている。
その結果、報告書(骨子案)には「テレワーク」といった言葉が消されてしまい、「多様な働き方・場所」に変えられてしまった。個人的には「テレワーク」は残していただきたかった。
新しい時代の働き方に関する研究会 報告書(骨子案)(PDF)
新しい時代の働き方に関する研究会(厚生労働省サイト)
第13回「新しい時代の働き方に関する研究会」(厚生労働省の有識者会議)が本日(2023年8月31日)に開催。議題は報告書に向けた議論。
なお、前回(第12回、2023年8月10日)「新しい時代の働き方に関する研究会」資料1(資料のタイトルが記載されていないので第12回「資料1」と呼ぶが、この日の研究会議題は「中間整理」)には、「1、本研究会の契機となった経済社会の変化」「2、新しい時代に対応するための視点」「3、新しい時代に即した労働基準法制の方向性」「4、企業に期待すること 企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」といった項目があった。
企業に期待すること
「4、企業に期待すること 企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」の「企業に期待すること」には「働く人は、価値創造の担い手であり、 全ての働く人が働きがいを持って働くことが求められる」「全ての働く人が「働きがい」を持って働くことができるよう、 労働条件の改善、能力向上機会の確保、主体的なキャリア形成に対する支援などに 取り組むことが求められる一方、 必ずしも、自発的に能力を高め、発揮できる者ばかりではなく、 企業による一定のサポートを必要とする者は少なくない」「企業がパーパスを明確にし社内に浸透させた上で、エンゲージメントを高め、 社内外の人的つながりを構築するための人事施策を取り入れることも有効ではないか。 また、パーパスだけでなく、企業が自らのビジネスの将来像や、 それに適した人材像を可視化し、働く人と共有していくことで、 働く人が自らのキャリアを形成していく上で、 企業の求める方向性と合致した能力を高めていく選択が容易になるのではないか」と記載されてあった。
企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること
また「企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」には「働く人が自由で豊かな発想やそれぞれの創造性・専門性をもって働き、 キャリアを形成することを可能とする環境を整備することが求められるのではないか」「働く人は、労働基準法制を正しく理解し、 様々な場面で活用できるようになることが必要不可欠であり、 働く人が、企業、社会、国などによる教育や周知啓発などを通して 法制度について知る機会をもつことが重要ではないか」「テレワークなどの直接管理される度合いが小さい働き方が拡大しており、 自己実現、心身の健康維持のためにも企業の支援を受けながら、 自己管理能力(セルフマネジメント力)を高めることが求められるのではないか」「企業のパーパスや、ビジネスの将来像、それに適した人材像などについて、 企業と働く人の価値観の共有が起きれば、 働く人がより効果的・効率的に自らの価値を高めることも可能」「自分らしい働き方の実現のためにも、働く人の側からも企業のパーパスや、ビジネスの将来像、 それに適した人材像を理解し、その上で主体的なキャリア形成をおこなっていく営みが重要」と書かれていた。
第12回 新しい時代の働き方に関する研究会 資料1(PDF)
新しい時代の働き方に関する研究会 報告書(骨子案)
第13回「新しい時代の働き方に関する研究会」(厚生労働省の有識者会議)が本日(2023年8月31日)開催され、資料が公開された。
公開された第13回「新しい時代の働き方に関する研究会」資料は「資料1 報告書(骨子案)」と「参考資料1」。
さっそく「資料1 報告書(骨子案)」を読んでみたが、前回(第12回)研究会「資料1」と併せて読む必要があると思う。
例えば、第12回研究会の「資料1」(「4、企業に期待すること 企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」「企業による健康確保に加え、働く人にも期待すること」)には「テレワークなどの直接管理される度合いが小さい働き方が拡大しており、 自己実現、心身の健康維持のためにも企業の支援を受けながら、 自己管理能力(セルフマネジメント力)を高めることが求められるのではないか」と記載されていたが、第13回研究会「資料1 報告書(骨子案)」(「第4 企業や働く人に期待すること」「2.働く人に期待すること」)には「〇多様な働き方・場所→企業・上司による直接管理が小さい働き方が拡大」「→ 従来以上に、自己管理能力(セルフマネジメント力)を高めることが必要(業務遂行・健康管理の双方の観点から)」「〇自らの望む働き方や、将来行う・行いたい仕事に求められる能力を開発することに、自主的・積極的に取り組むこと」と修正されている。
その結果、報告書(骨子案)には「テレワーク」といった言葉が消されてしまい、「多様な働き方・場所」に変えられてしまった。個人的には「テレワーク」は残していただきたかった。
新しい時代の働き方に関する研究会 報告書(骨子案)(PDF)
新しい時代の働き方に関する研究会(厚生労働省サイト)