高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢期の住まい方を考える(12)「独り暮らし(8)緊急連絡」

2015年09月05日 | 老後と住まい
緊急時の連絡は一人暮らしの高齢者にとって非常に大きな問題です。通報する器具はいくらでもありますが、問題は誰に連絡するかです。近くに子供や親せきが住んでいて、かつ連絡を受ければ直ちに駆けつけてくれる状況にあれば良いのですが、親戚自身がむしろ駆けつけて欲しいという状態の場合もあります。投稿者の母親が一人暮らしをしていますが近所の人も一人暮らしが多く、かつ、駆けつけて欲しい側ですので、ご近所に駆けつけをお願いできる状況ではありません。
住んでいる自治体でも緊急連絡を受け付けてくれることにはなっていますが、取りあえず駆けつけてもらえる人を3人登録することになっていて3人を見つけることが難しく、実態として自治体のシステムが上手く機能しているとは思えません。
また、緊急通報と言っても高齢者にとって通報すべき状況なのか迷いもあるでしょうし、通報できなくなってしまっている状況も考えられます。
最近は、ICT技術を利用した遠隔での見守りシステムも沢山ありますので、その利用を考えてみたいと思っています。
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )