新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

宝塚で植物観察会4

2019-08-22 20:54:01 | ちょっと足を伸ばして
8月18日に宝塚市で開かれた植物観察会の最後の報告です。今日はちょっと地味な植物が多いです。



これは湿地の脇に生えていました。アブラガヤだと説明されたような気がします。





そして、ワレモコウです。参加者が摘もうとしたのですが、リーダーが写真を撮るからと言ってそのままにしておいてくれました。





これは松尾湿原でも見たことがあります。コマツカサススキだと思います。





今回は花をちょっと拡大してみました。





そして、ヒメガマです。これで今回の観察会で写した植物の写真は終わりです。





ついでに虫の写真も載せておきます。実は、暑かったのか、虫はあまり姿を見ませんでした。上はオオシオカラトンボ。下は昼食を食べていたところに止まっていたものです。参加者に名前を聞かれて、イトトンボの仲間だろうと答えたのですが、後で写真を見ると、モノサシトンボでしたね。間違って教えてしまいました。

追記)実は、「廊下のむし探検」を始めたときに、マンションの廊下で撮った虫だけでなく、野外で撮った花や鳥の写真も載せようと思って、「里山日記」というブログも同時に立ち上げていました。こちらは家の周辺だけでなく、近郊のあちこちへ撮影に行ったときや沖縄や奄美に行ったときの写真も載せていました。ただ、マンションが大規模改修工事に入って、「廊下のむし探検」ができなくなってから、少しややこしくなりました。「廊下のむし探検」はマンションから外に出て、近くの公園や林の中にまで虫探しに出向くようになりました。こうなると、「里山日記」との区別がつきません。似たようなブログを二つも続けていくのがしんどくなり、「里山日記」は止めることにしました。

でも、「里山日記」の中には約6000枚の植物や昆虫の写真が入っています。そのまま捨ててしまうのはもったいないので、Yahoo!ブログが準備してくれた移行ツールを使って、6月、Livedoorブログに「里山日記」としてそのまま移行しました。写真の半分くらいはすでにデータベース化してあったのですが、「廊下のむし探検」で用いているデータベースとはフォーマットが違っていたので、そのまま合体させることができません。それで、この間から試しているEXCELのVBAを用いて、まず、Yahoo!ブログとLivedoorブログの画像URLの対応表を作り、それから以前作っていたデータベースを「廊下のむし探検」のデータベースと同じフォーマットにしてLivedoorブログの画像URLのリストにはめ込んでいくというプログラムを作ってみました。いろいろトラブルはあったのですが、何とか無事に「廊下のむし探検」のデータベースと同じフォーマットにすることができました。今日はその残りの部分の入力をしていたのですが、そのうち、画像リストとして全部の画像をまとめて載せることができるようになると思います。

追記2019/08/23:「里山日記」のデータベースを加えることで、植物、鳥、チョウ、トンボなどの画像リストがかなり充実すると思います。ついでに、FC2に移行した「なにこれ生き物探検」のデータベースのフォーマットも「廊下のむし探検」と共通のものにしました。こちらの写真は600枚くらいです。今のところ、旧「廊下のむし探検」、「里山日記」は書庫として用いて、「なにこれ生き物探検」は以前撮った植物や昆虫の写真の整理に使おうと思っています。結局、ブログはこの新「廊下のむし探検」一本だけで進もうと思っています。これで、Yahoo!ブログサービス終了に伴う移行騒ぎもやっと落ち着いた感じです。ところで、gooブログでリンクを見ようとすると同じタブがリンク先に代わってしまうので、いちいちブラウザの「戻る」ボタンで戻らないといけません。これが面倒だなと思ったのですが、ネットで調べると、リンクのアドレスの後に" target="_blank"を入れると、新しいタブを開いてくれるようです。試しにこの記事で入れてみました。でも、ネットで調べると、開いたページから元のページを操作できるという脆弱性があるとの記述もありました。本当なのかしら

宝塚で植物観察会3

2019-08-21 20:32:14 | ちょっと足を伸ばして
昨日の続きで8月18日に宝塚市で見た植物です。この日は34-5度の炎天下の行軍だったのですが、目的地が小さな湿地で、そこには華麗なサギソウが咲いていました。このサギソウが見れただけで十分に満足でした。そのサギソウを見てから、近くの日陰で昼食をとりました。







そんな日陰でリーダーが小さな植物を見つけました。固いからキノコの仲間かなと言われたのですが、一応、写真を撮って家で調べてみました。大きさは3cmくらい。調べてみると、ヒナノシャクジョウ科のヒナノシャクジョウ Burmannia championiiに似ています。腐生植物で葉は退化し、茎についた鱗片状のものがそれみたいです。関東以西から屋久島、沖縄に産するようです。これは蕾でもう少しすると花が咲くかもしれません。「植物分類表」によると、ヒナノシャクジョウ科はノギラン、ヤマノイモなどと同じヤマノイモ目に入っていました。





昼食が終わって、そのまま日陰を歩いていくとこんな花がありました。キガンピだそうで、アオイ目ジンチョウゲ科に入っていました。



これはシラヤマギク





道が行き止まりになっていたので、引き返して再び湿地のところで撮影しました。この花はその場で名前を聞いたのですが、メモを忘れていて分からなくなってしまいました。それで図鑑で探しました。たぶん、ヌマトラノオではないかと思います。ツツジ目サクラソウ科に入っていました。





最後は湿地の中で咲いていたホザキノミミカキグサです。シソ目タヌキモ科だそうです。

宝塚で植物観察会2

2019-08-20 20:47:18 | ちょっと足を伸ばして
一昨日、宝塚市の西谷の森公園の北側で植物観察会が行われたのですが、その時に見た植物の続きです。送られてきたプリントには目的地が西谷の森公園と丸山湿原となっていたのですが、そこからかなり離れたところでバスから降り、どこに向かうか分からず、ただひたすら炎天下を歩きました。





田んぼの横を歩いていたら、少し民家のある住宅地風のところに着きました。道の脇でガガイモの花が咲いていました。





余りの暑さに日陰でちょっと休んでから進みました。その日陰の出口にある溝の中で小さな花が咲いているのを見つけました。つる性なので、〇〇ムグラかなとリーダーに聞いたら、スズメウリかなんかなので、実を探したらと言われました。探してみると、確かにスズメウリの実が見つかりました。





次は畑の脇に咲いていたニラ



住宅地の道を歩いていたのですが、突然、林の中の細い道に入り込みました。







その途中で長細い植物が咲いていました。行きに名前を聞くのを忘れたので、帰りに聞いてみました。ノギランだそうです。そういえば、2年前にも松尾湿原の近くで見たことがありました。すっかり忘れていました。



やっと目的地に到着しました。こんな小さな湿地でした。白く点々と咲いているのが実にサギソウでした。





こんなところでひっそりと咲いているサギソウは本当に可憐ですね。それにしても、よくこんな場所を見つけられましたね。









ひたすらサギソウの花を写しました。そういえば、以前に近くにある松尾湿原でサギソウを撮ったことがありました。この時は束になった雄蕊を見つけて、ついでにサギソウについて調べたことがありました。もう一度、その時の文章を読み直したのですが、すっかり忘れていたので、「日本の野生植物I」に載っている図を参考にして、もう一度各部に名称をつけてみました。





よくよく見ると、実に変わった構造をしていますね。続きは次回に。

宝塚で植物観察会

2019-08-19 21:29:36 | ちょっと足を伸ばして
昨日、宝塚市で植物観察会が行われました。目的地は西谷の森公園と丸山湿原となっていたのですが、昨年はちょっと遅れてしまったので、車で先回りをして西谷の森公園で観察会の集団を待つことにしました。でも、待てど暮らせどさっぱりやってきません。結局、諦めて丸山湿原と松尾湿原に行ったことがありました。あのときいったいどこに行ったのかと不思議でしかたがなかったので、今年こそはと思って最初から参加してみました。そうしたら、バスは西谷の森公園をとっくに過ぎたところで、降りてまったく逆方向に歩き始めました。いったいどこに向かっているのやら。いつもこんな感じの観察会なんです。

この日見た植物の写真を少しだけ撮りました。でも、とにかく暑くて暑くて。日陰があるとすぐにそこに入るので、なかなかゆっくりとは写真が撮れません。







最初はこんな変わった実のなった植物です。これが田んぼの畔にいっぱい生えていました。観察会ではセンナリホオズキという説明でした。「日本帰化植物写真図鑑第2巻」を見ると、ヒメセンナリホオズキの項に載っていました。従来、センナリホオズキ Physalis angulataとされてきた種はヒロハフウリンホオズキ P. angulataと初島で記載されたヒメセンナリホオズキ P. pubescensに整理されたとのことでした。この両種とも各地で普通に見られるということですが、写真の植物は葉に重鋸歯があるので、たぶん、ヒロハフウリンホオズキの方ではないかと思います。





中を開けてみるとこんな大きな実が入っていました。







これはセンニンソウ。この日はあちこちに咲いていました。





これも田んぼの畔に咲いていました。ミゾカクシです。





これはコナギの花だと思います。







観察会ではサジオモダカだという説明だったのですが、図鑑を見ると、普通のオモダカみたいです。もう少しじっくりと写したかったのですが、とにかく暑かったのと、集団がどんどん先に進むので、落ち着いて写真が写せませんでした。続きはまた次回に回します。

芦屋川で植物観察会4

2019-06-16 17:05:27 | ちょっと足を伸ばして
6月9日に芦屋川から潮芦屋ビーチにかけて行われた植物観察会で見た植物の続きです。





芦屋川に沿って海の方角に歩いていくとこんな草が見つかりました。よく見ると小さな白い花がいっぱい咲いています。





ちょっと拡大してみました。花弁に細かい毛がいっぱいついています。これはオオフタバムグラ Diodia teresだそうです。「日本帰化植物写真図鑑」によると、北米原産みたいです。



ついでにツバメシジミも写しておきました。





これはハナヌカススキ Aira elegansだと言われたのですが、特徴がなくて写真を見てもよく分かりませんでした。





これはクスダマツメクサ Trifolium campestre。西アジアから北アフリカ原産だそうです。





海に着きました。



これは芦屋市総合公園に渡る橋の上で撮ったものです。水上スキー、格好いいですね。







公園の中に植えられていた木です。リーダーはカイコウズと言われたのですが、家で調べたら、よく知っているアメリカデイゴでした。カイコウズ(海紅豆)は和名でした。



そして、潮芦屋ビーチに着きました。あちこちでビーチバレーをしています。暑いのにこんな中でよく平気だなと思って見ていました。



砂浜にはほとんど植物はなかったのですが、砂浜の端にはツルナがありました。



ハマヒルガオがいっぱい咲いていることを期待して行ったのですが、もう終わっていたようです。80歳を過ぎたリーダーはこの暑い中、砂浜の上で植物観察をされていたのですが、大部分の参加者は炎天下で解散になるのを待っていました。私も最初は植物観察に付き合っていたのですが、途中で引き返し皆のところへ戻りました。そうしたら、もう帰ると言われた方がおられたので、私も一緒に帰ることにしました。