新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

芦屋川で植物観察会3

2019-06-14 20:50:43 | ちょっと足を伸ばして
6月9日、芦屋川に沿って行われた植物観察会で見た植物の続きです。







石垣に生えていたシダです。てっきりカニクサだと思ったのですが、リーダーの説明はツルシノブ。違う種なのかなと思っていろいろと撮ってきたのですが、家で調べるとやはりカニクサでした。こんなことが度々あります。敢えて違う名前で呼んでいるのか、昔はそう呼ばれていたのか。







これは川沿いにたくさん咲いていました。ヘラバヒメジョオン Erigeron strigosusという帰化植物のようです。確かに普通のヒメジョオンよりは花が小さい感じです。



「日本帰化植物写真図鑑」を見ると、「根生葉は長い柄があってへら状の披針形、縁には低い鋸歯があり・・・」とあるので、その部分を撮った写真を見てみました。確かにそんな感じです。







これは何だか分からなかったので、リーダーに聞いてみました。クルマバナだそうです。





クルマバナというのは山裾のところにあったような気がして、こんな海近くの河原に本当に生えているのかなぁと思って、いろいろ撮っておきました。でも、似た種で帰化植物はないですね。やはりクルマバナなのかな。







これはシナダレスズメガヤ Eragrostis curvulaだそうです。どうも特徴がないですね。写真も何を撮ったらよいのか。





キキョウソウにしては花が小さいなと思っていたら、これはヒナキキョウソウ Triodanis bifloraだそうです。



最後は園芸種だそうで、名前も聞いたのですが、ネットで見ても出ていません。たぶん、聞き間違いかな。

芦屋川で植物観察会2

2019-06-12 20:47:41 | ちょっと足を伸ばして
6月9日に芦屋川沿いで開かれた植物観察会で見た植物の続きです





最初はこの植物。観察会ではミズベハンゲショウと教わったのですが、どの図鑑を見てもミズベのつくハンゲショウは見つかりません。たぶん、ハンゲショウでよいのかもと思っています。ドクダミ科です。



これはコエンドロ Coriandrum sativumだそうです。「日本帰化植物写真図鑑」によると、ヨーロッパ原産でコリアンダーと呼ばれていて、香辛料として知られています。





花を拡大しておきました。



これは花後でしょうね。



これはコナスビ





この花の名前が分かりません。リーダーにも尋ねたのですが、こんな色の花は知らない。栽培種かもしれないとのことでした。



最後はヨツバハコベ Polycarpon tetraphyllum。芦屋川の河原を離れ、道路脇の歩道を歩いていたら、街路樹の下にたくさん生えていました。



花はないかなと思ったのですが、意外に見つかりません。



やっと一つだけ見つけました。

芦屋川で植物観察会

2019-06-11 21:20:28 | ちょっと足を伸ばして
6月9日に芦屋川で植物観察会があったので、参加してきました。阪急芦屋川駅で降りて、川沿いに海へ向かって歩くコースです。









阪急梅田駅で待ち合わせをしていたら、変わった列車が入っているのに気が付き、写真を撮りに行きました。「京とれいん 雅洛」という最近話題になっている列車だそうです(実は知らなかった・・・)。中に坪庭もあるとか・・・。これで特急料金も要らないなんていいですね。今度、乗ってみようっと。



芦屋川駅で降りるとすぐそばに芦屋川が流れていました。これは海側を見たところ。





そして、これは山側を見たところ。



これは植物観察会のメンバー。私は水の中に入って写真を撮っています。



水の中ではカルガモがこんな格好で食事(?)をしていました。



これはユウゲショウ Oenothera rosea。





よく民家の石垣で見るツタバウンラン Cymbaralia muralisです。「日本帰化植物写真図鑑」には載っていました。





そして、これはヒメツルソバ Persicaria capitataです。これも石垣でよく見かけます。





こちらはメリケンガヤツリ Cyperus eragrostisです。





何の花かなと思って撮っていたら、参加者がオオカワヂシャ Veronica anagallis-aquaticaねっと言って通り過ぎました。オオカワヂシャだったのかぁ。続きは次回へ。

六甲高山植物園で見た花6

2019-05-28 19:46:01 | ちょっと足を伸ばして
5月16日に六甲高山植物園で見た花の最後です。この日だけで50種ほど撮ってきたので、写真の整理も大変でした。







この日の目的の一つはこのクリンソウを見ることでした。期待通り、一面がクリンソウで覆われていました。やはり綺麗ですね。





これはよく分からなかったのですが、ちょうど近くでリュウキンカとエンコウソウの違いを説明していたのでたぶん、リュウキンカの方だと思います。花弁のように見えるのは蕚片で全部で5枚。雄蕊は多数、雌蕊は数本。これは「山に咲く花」に書いてありました。



で、こちらがエンコウソウ。説明では、茎が横に這っているのがエンコウソウだそうです。でも、「山に咲く花」を見ると、エンコウソウはリュウキンカの変種になっていました。









綺麗な花なので、ついいっぱい撮ってしまいました。





これはバイカイカリソウかなと思ったのですが、花がやや紫がかっています。図鑑を見てみたのですが、やはりバイカイカリソウかなと思われます。





これはオキナグサ。上は花、下は果実です。





そして、ワタスゲ





ツツジはラベルがなかったのでよく分かりません。





このシャクナゲもよく分かりません。





こちらはオオイワカガミ



そして、最後は目立たなく咲いていたキヌガサソウです。これで、六甲で見た花の紹介はすべて終わりました。

六甲高山植物園で見た花5

2019-05-26 20:40:52 | ちょっと足を伸ばして
5月16日に六甲高山植物園で見た花の続きです。



この目立たない植物はシクラメンの一種 Cyclamen hederifoliumです。その近くにはくるくると巻いたものが見られます。





家族が「花のガイド」に参加して聞いてきました。花が終わって実ができると、こんな風に花軸がらせん状に巻いて、そのまま実を地面の中に押し込んでしまうそうです。



ちょっと引っ張るとこんな風にらせんになって伸びます。面白いですね。でも、こんな風になるのは原種だけなのだそうです。シクラメンの学名cyclamenはcircle(円)から来たようですが、この形状を表したものでしょうか。





これはユキモチソウ。「山に咲く花」によると、「花序の付属体の先端が、雪のように白くてやわらかく餅のようなことから名づけられた」そうです。



近くにはこんな実があちこちに出ていました。





これはカタクリの実のようです。





それからシュンラン





クリンソウは一面に咲いていました。



ニッコウキスゲはまだなのか、こんな風にぽつんぽつんと咲いているだけでした。



これはサラサドウダンです。これについても「花のガイド」で説明があったようです。



通常、花は下向きに咲いていますが、花が終わると左側にあるように一年かけて上向きになるそうです。





こちらはキビヒトリシズカ



それにエビネ



それからサルメンエビネ。六甲高山植物園で見た花も、後、もう少しで終わります。