新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 甲虫、カメムシほか

2020-04-30 20:43:59 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第193弾


4月29日の午前中にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。だいぶ前から、廊下で見つけた生き物は小さなものでも大きなものでも、すべて名前を調べようと思って頑張っています。



最初は初めて見たキクイムシです。球桿が細長くて大きいところが目立ちます。「原色日本甲虫図鑑IV」の図版と見比べてみると、Scolytoplatypus属のタイコンキクイムシという種に似ています。体長を測ってみると、3.5mm。図鑑では3.6-4.0mmなのでだいたい合っています。前脛節など、かなり変わった形状をしています。採集すればよかったかな。



これはセスジヒメナガカメムシ





それから、マツキボシゾウムシ。この間も見ました。



これはたぶん、マダラアラゲサルハムシだろうと思っているのですが、ちょっとはっきりしません。



そして、これは今頃たくさん見かけるクロバネキノコバエの仲間。



腿節が2色になっているので、アオハムシダムシ





最後は、前胸背板の後半部分に深い溝があるので、たぶん、クワハムシ。今日はこんなところにしておきます。

廊下のむし探検 ハエ、アブラムシほか

2020-04-29 21:24:47 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第192弾


今日(4/29)の午前中にマンションの廊下を歩いてみました。歩いたのは20分ほどでしたが、その間に40数匹の虫が見つかりました。4月も終わりになると、いっぱい出てくるようですね。廊下の照明をLEDに変えたせいか、蛾が随分少なくなりました。その分、小さな甲虫が目立つようになりました。





最初はクロバネキノコバエの仲間。これにもいろいろな種類がいて、以前、調べたことがありました。♂がなかなか見つからないのと、検索自体がかなり難しいので、それ以来、そのままになっています。





これはたぶん、ソラマメヒゲナガアブラムシの有翅型だと思っています。「日本原色アブラムシ図鑑」によると、カラスノエンドウなどのエンドウ類に寄生する普通種だそうです。



このノミゾウムシもよく見つかるのですが、なかなか名前が分かりません。マダラノミゾウムシかなと思っているのですが・・・。



今頃、この大型のユスリカによく出会います。「図説日本のユスリカ」に出ているセスジユスリカ辺りなのですが、ヒシモンユスリカとの区別がかなり大変です。以前、調べたことがあります。その時は上底節突起の形状からヒシモンユスリカにしたのですが、本当かどうかよく分かりません。



最後はコアオハナムグリでした。今日はこの辺りで止めておきます。

廊下のむし探検 ハエ、甲虫など

2020-04-28 20:52:47 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第191弾


4月25日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。



オドリバエですが、R4脈が見えているので、Empisかもしれません。





このハエ、何でしょうね。図鑑で探したのですが、見つかりませんでした。



これもオドリバエですが、今回はR4脈がないので、たぶん、Rhamphomyiaではないかと思います。



これもオドリバエです。これについては以前、調べたことがありました。そのときはヤマトアシボソウルワシオドリバエではないかと思ったのですが、さて、どうでしょう。





これはシロモンシギゾウムシ。(追記2020/05/26;立西さんから、「シロモンシギゾウムシとされているゾウムシですが,それと似た模様の種類としてナツグミシギゾウムシやミヤマシギゾウムシがいるのでそれらの線も考えてみられると良いと思います。個人的にはナツグミシギゾウムシの可能性が最も高いかなと思います。」というコメントを頂きました。原色日本甲虫図鑑IV」の検索表によると、シロモンとミヤマは前胸背板中央後縁に三角状の白紋があるが、ナツグミにはないとのことで、おっしゃる通り、これはナツグミシギゾウムシで間違いなさそうです。前胸背板にある9対の小さな黄灰点というのはよく分かりませんが・・・。甲虫はなかなか難しいですね。これからもよろしくお願い致します



これはキアシカミキリモドキ



これはヒメハラナガツチバチではないかと思います。



これはシロオビカミキリ



最後はミドリヒメコメツキだと思います。

廊下のむし探検 カメムシ、クモなど

2020-04-27 20:43:49 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第190弾


4月25日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。



最初はナカボシカメムシです。最近あまり見ていないなと思って記録を見てみると、2014-2016年にかけて5回見ただけでした。



これはアサヒエビグモ



腿節が半分ほど黒いので、アオハムシダマシでしょう。アカハムシダマシとの見分け方は、月刊むしNo. 421, 22 (2006)に載っている今坂氏の「日本産アオハムシダマシ属の絵解き検索」を見ると分かります。





これが最後まで分かりませんでした。何の仲間か分からず、図鑑をずっと見ていったのですが、結局、ヒゲナガハムシの仲間かなというところで止まってしまいました。(追記2020/04/28:EVISさんから、「ヒナルリハナカミキリの体色違いの個体ではないでしょうか?」というコメントを頂きました。これはカミキリですか。確かにネットで見るとよく似ていますね。ちょっと驚きでした。どうも有難うございました



廊下の壁に黒い点があるので何かなと思って撮ったら、クモでした。あまりに小さいのでそれ以上は撮らなかったのですが、よく見ると、側面が銀色だったようです。ちょっと失敗でしたね。





ガガンボ科は確かでしょうが、前脚脛節棘が分かりませんでした。ということはTipulaではないのかな。





これは昨日も出てきたキスネアシボソケバエ♂です。



これはヒメセアカケバエ♀です。



最後はヒメクロトラカミキリ

廊下のむし探検 甲虫、ケバエなど

2020-04-26 20:38:46 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第189弾


昨日(4/25)の夕方にマンションの廊下を歩いてみました。虫は結構いましたが、蛾が少ない。照明をLEDに変えたせいだろうか。今日は見た順に載せていきます。



最初はヒメスギカミキリ





これは春に何度か見ています。たぶん、クロアシボソケバエ♂だと思います。



ソトカバナミシャクかなと思って撮ったのですが、写真を見ているうちに自信が無くなりました。カバナミシャクspとしておきます。(追記2020/04/28:ささきさんから、「カバナミシャク、ソトカバではないですね。モンウスカバナミシャクだと思います。」というコメントを頂きました。モンウスカバですか。そういわれるとそんな感じがしてきました。どうも有難うございました



それから、アオハムシダマシ





そして、コブヒゲカスミカメ。この2枚の写真は別個体です。





これはダンダラカッコウムシ





これはヒメクロトラカミキリ。これも別個体です。





このケバエも今頃時々見かけます。キスネアシボソケバエ♂だと思います。今日はここまで。