新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

家の近くのむし探検 公園の虫(続き)

2019-09-29 20:05:06 | 廊下のむし探検
家の近くのむし探検 第48弾


26日に公園で見つけた虫の続きです。



これはササグモ



ユスリカもいるのですが、名前はなかなか分かりませんね。前脛節より跗節第1節の方が長いので、ユスリカ亜科は確かそうです。たぶん、こんな格好のユスリカはChironomus属だとは思うのですが・・・。







これはネコハエトリ。ハエトリの仲間はカメラを向けるとそちらを見てしまうので、いつも正面からの写真ばかりが撮れてしまうのですが、今回は後姿も撮れました。



ツヤユスリカの仲間です。この仲間は腹部の斑紋である程度区別ができます。「日本のユスリカ」の図版と比較するとフタモンツヤユスリカみたいです。





そして、最後はオオアオイトトンボでした。

家の近くのむし探検 公園の虫

2019-09-28 20:37:10 | 家の近くのむし探検
家の近くのむし探検 第47弾


一昨日に私の「虫の先生」と一緒に家の近くの公園に行ったときに見た虫です。





これは植栽のツツジの葉の上にいたミミズクです。この公園ではときどき見かけます。





小さなハエを写したのですが、何の仲間か分かりません。





この日はルリチュウレンジの幼虫に寄生をするキアシハリバエを探しに来たので、その寄生対象がこの幼虫です。この日は結局、キアシハリバエは一匹だけ見つかりました。私は写真が撮れなかったのですが・・・。



そして、これはイトカメムシです。もう少しいたのですが、これは次回に回します。

家の近くのむし探検 カメムシ、アオスジアゲハ幼虫ほか

2019-09-27 19:59:55 | 家の近くのむし探検
家の近くのむし探検 第46弾


昨日は私の虫の先生が来られ、私がいつも行っている公園でルリチュウレンジの幼虫に寄生するキアシハリバエを見たいと言われたので、公園まで行ってみました。その途中で見た虫の紹介からです。





マンションの廊下で翅をばたばたさせているカメムシがいました。最初、シロヘリカメムシだと思ったのですが、後でよく見たらイネカメムシの方ですね。



マンションを出て歩道を歩き始めて早速「虫の先生」はクスノキの葉にいたアオスジアゲハの幼虫を見つけられました。私がいつも通っている道なのですが、気が付いたことはありませんでした。若齢幼虫はむしろ低い場所にいるとのことで、確かに腰の高さの葉についていました。





次はフェンスに止まっていたカマキリです。これも私は気が付きませんでした。前脚の付け根はやや赤いのですが、全体としては黄色いのでたぶん、オオカマキリの♀です。



次はツマグロヒョウモンの幼虫です。これはいつもこの辺にいます。ついでなので、幼虫の刺毛を調べてみようと思って文献を探してみました。

H. A. Vergas et al., "External morphology of the immature stages of Neotropical heliconians: IX. Dione glycera (C. Felder & R. Felder) (Lepidoptera, Nymphalidae, Heliconiinae)", Rev. Brasil. Entomol. 58, 129 (2014).(ここからダウンロードできます)

この論文に絵が載ってたので、それを真似して記号を入れてみました。



まずは横からです。略号はSo: dorsal scolus、Sp: supraspiracular scolus、Sl: subspiracular scolus、Sn: anal scolusの略です。ここで、scolusは素木氏の「昆虫学辞典」によると「棘瘤」になっていました。spiracularは「気門の」という意味なので、Soは背側棘瘤、Spは気門上棘瘤、Slは気門下棘瘤、Snは尾節棘瘤とでも訳したらよいのかもしれません。



そして、これは上からです。



また、気門の部分を拡大するとこのようになります。



これは帰りに壁に止まっていたヤマトエダシャク





マンションの近くでモンキアゲハが飛び回っていました。モンキアゲハは綺麗に撮れた写真がなかったなと思って、撮ったのですが、やはり遠すぎました。公園で見た虫は次回に回します。

廊下のむし探検 カメムシ、甲虫ほか

2019-09-26 21:01:24 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第81弾


25日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。



最初は今頃大発生をしているツヤアオカメムシです。マンションの廊下にはとにかくいっぱいいます。



これはたぶん、クロキボシゾウムシ Pissodes obscurusではないかと思っています。





このゴミムシが問題でした。ゴミムシについては検索表が手元にないので、絵合わせしか方法がありません。それで、「里山のゴミムシ」が手掛かりになります。最初はヒメヒラタゴミムシかなと思い、次いでクロモリヒラタゴミムシかなと思い、最後はオオヒラタゴミムシ Platynus (Batenus) magnusかなと思ったのですが、まだ、怪しいです。体長を測ってみると13.8mmで、一応、「原色日本甲虫図鑑Ⅱ」に載っている11.5-16mmの範囲には入っていました。



クモがアリをくわえているのですが、クモもアリもよく分かりません。



最後はノミバエのカップルです。ノミバエはこれから冬にかけてマンションではよく見ることになるでしょう。

廊下のむし探検 蛾

2019-09-25 20:54:39 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第80弾


ネタがまったくなくなり、今日の午後、慌ててマンションの廊下を歩いたのですが、虫もいなくなっていました。何だか寂しいですね。とりあえず蛾だけ名前を調べました。



こんな蛾が床に止まっていました。マエグロホソバか、ヨツボシホソバの♀です。この2種は翅脈を見ないと区別ができません。これについては以前書いたことがあります。そのときの写真と比較すると、これはマエグロホソバ♀のようです。



これはウスオエダシャク





天井に止まっていたので何の気なしに撮ったのですが、この7年間に1度だけしか見たことがなかったアミメギンウワバでした。もう少しちゃんと撮っておけばよかった・・・。他の虫は次回に回します。