新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

散歩の途中で見た花と虫

2020-06-30 20:27:19 | 里山散策
6月21日にマンションの廊下を歩いた後にいつもの公園に行きました。その後に、散歩がてら道路際の茂みまで行ってみました。その途中で見た植物と虫ちょっとです。







公園ではネムノキが咲いていました。





これは道路際に生えていました。実がなっています。これはハゼランという外来種です。



それから、ムラサキツユクサ







道を歩いているとこんな花が咲いていました。これはクマノミズキ





そのすぐ脇に咲いていました。何となくナンテンに似た葉だなと思い、ネットで調べてみました。やはりナンテンで合っているようです。







これはアカメガシワの雄花。





公園に行く途中で木の幹で何か黒いものが動いていました。ちょっと距離があったのですが、写してみるとクワガタのようです。頭部の側縁の形からノコギリクワガタかなと思ったのですが、どうでしょうね。





これはこの間から見ているヒオドシチョウの蛹です。いくつかあったのですが、ほとんど脱皮し終えていました。



最後はキノコです。「日本のきのこ」を見たのですが、よく分かりません。色からはヒイロタケかなと思ったのですが・・・。

廊下のむし探検 蛾のオンパレード

2020-06-29 21:04:47 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第224弾


昨年、マンションの廊下の照明をLEDに変えてから、やってくる蛾の数がぐっと減った感じがします。本来ならば6月は蛾がもっとも多い月だったのですけど。それでも、6月26日にマンションの廊下を歩いてみると、この日はそこそこ蛾がいました。久しぶりの感じがします。



最初はモンキクロノメイガです。



これはヒメハナマガリアツバ



これは階段の途中の上側に止まっていたので、こんな姿で撮れたのですが、たぶん、ハラアカアオシャクではないかと思います。



カバスジヤガ、ウスイロカバスジヤガ、オオカバスジヤガと似た種がいるのですが、二重線の外横線がはっきりせず、間が離れているので、たぶん、オオカバスジヤガではないかと思います。



これも階段の裏側に止まっていたので、背伸びして撮ったのですが、これはキオビベニヒメシャク



そのすぐ横にいたヒメシャクはミジンキヒメシャクかな。



それから、これはトビカギバエダシャク





廊下の壁に止まっていました。ヒルガオトリバのカップルです。



これはホソナミアツバ



これはダイズサヤムシガあたりの蛾ということしか分かりません。



これはリンゴツノエダシャク



それからクチバスズメです。



それからウンモンスズメ



これは地下駐車場にいた蛾です。以前は地下駐車場が蛾の宝庫だったのですが、今はさっぱりです。チャノウンモンエダシャクです。



そして、最後は大型のアケビコノハでした。

廊下のむし探検 甲虫、ケバエなど

2020-06-28 21:11:31 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第223弾


6月21日にマンションの廊下で見つけた虫です。



最初はヒゲブトハムシダマシ



これはウリハムシだろうと思って撮ったのですが、どうも自信がなくなりました。さて、何でしょう。(追記2020/07/02:立西さんから、「2枚目はウリハムシモドキではないかと思います。」というコメントを頂きました。確かに似ていますね。こんなハムシがいるとは知りませんでした。いつも教えていただき、大変有難うございます



これはたぶん、フタホシシロエダシャク



それから、これはマエキヒメシャクだと思います。



セグロアシナガバチが床でへばっていました。







ケバエが3匹いました。たぶん、どれも同じでトゲナガアシブトケバエ Bibio adjunctus♀だと思われます。一応、確かめておこうと思って、以前に出したブログを探してみると、2015年6月にトゲナガアシブトケバエ♀を調べていました。そのときに用いた検索表は次の論文に載っています。

D. E. Hardy and M. Takahashi, Pacific Insects 2, 383 (1960) (ここからpdfがダウンロード可能)

検索表のうち、必要な部分だけを抜き書きすると、以下のようになります。

① 前脚脛節の刺は鋭い
② r-m横脈はRs脈の基部の少なくとも1/2、普通はほぼ同長
③ 前脛節の内側の刺は外側より明らかに短い
④ Rs脈の基部の長さはr-m横脈の長さと同じか少し短い;脚の腿節は赤褐色ではない
⑤ 翅は普通透明か半透明であり、完全に茶色ではない。もし、後縁が黄褐色の場合はC室や翅基部は淡い色であり、茶色ではない;前脚脛節の内側の棘は通常、外側の1/2より長くない(medianusを除く);もし翅が黒ずんでいる場合、脚は赤褐色
⑥  ♀
⑦  口肢は長くて細い。口肢の末端節の長さは触角鞭節の初めの4-5節の長さにほぼ等しい                   
⑧  中胸背板は太くて黒い筋があるか完全に黒;平均棍には茶色から黒いノブを持つ
⑨ M2とM3+4脈は翅縁に至る十分手前で終る;後腿節は基部でだけ細くなる B. adjunctus

そこで、一応、今回の写真でも確かめてみました。



最初は翅脈に関するものです。この写真から、②、④、⑨あたりが確かめられます。なお、翅脈の名称は論文に合うようにしていますが、「原色昆虫大図鑑III」に従った名称は"/"の右側に載せてあります。また、M2とM3+4脈の翅縁付近で脈が途切れている部分は〇で囲ってあります。さらに、Rs脈の基部とr-m横脈の長さの比は1:0.89でした。



これは口肢の末端節が長いことを示す写真で、⑦を確かめるものです。口肢末端節と触角1~5節の長さの比を測ると、1.13:1でした。



最後は前脚脛節末端刺を写したものです。これにより、①、③、⑤が確かめられます。もう一度、調べ直してみて、たぶん、トゲナガアシブトケバエで大丈夫なのではと思いました。

家の近くのむし探検 虫とちょっとだけ花も

2020-06-27 20:56:36 | 家の近くのむし探検
家の近くのむし探検 第92弾


6月16日に自宅近くの道路の脇の茂みで見つけた虫の続きです。



これはヤマギシモリノキモグリバエ







一見、テントウムシみたいなのですが、どうも触角が長すぎます。それで、ハムシ科を探したら見つかりました。たぶん、テントウノミハムシではないかと思います。





これはセマダラコガネ。この日は2匹いました。



例のヒメテントウがまたいました。昨日、採集したので、今日調べようと思ったのですが、ちょっと忙しくて・・・。(追記2020/08/13:6月26日に同じ種と思われるテントウを捕まえたので、先日、調べてみました。まだ、はっきりとはしないところがあるのですが、コクロヒメテントウ♂ではないかと思っています



これはホオズキカメムシ。



これはマミジロハエトリか、マミクロハエトリの♂。



これはたぶん、ブチヒゲヘリカメムシ



さらに、タケカレハの繭。



コンデジで撮った写真が残っていました。これはマンションの壁に止まっていたテングチョウ



これはクロモンウスチャヒメシャク。これまで今回を含めて3回見ていました。





これは道端に咲いていたタイサンボク



最後はマンションの庭に咲いていたネジバナです。これで6月16日の写真整理は終わりました。

家の近くのむし探検 カメムシ、クモなど

2020-06-26 20:27:48 | 家の近くのむし探検
家の近くのむし探検 第91弾


6月16日に家の近くにある道路際の茂みで虫探しをしました。その結果で、昨日の続きです。



これはホオズキカメムシです。



これはハバチです。翅脈が分かるとある程度は分かるのですが、それがなかなか分かりません。一応、検索をしてみたのですが、ヒゲナガハバチ亜科かなと思ったのですが、違っているかもしれません。







これはカシルリオトシブミ。今頃はよく見かけます。



これは前にも見たことがあって、その時はアシブトコバチ科のBrachymeria属だとしたのですが、どうでしょう。





これはハマキモドキ科のオドリハマキモドキ



これはヒメガガンボ科のミスジガガンボ



脚に縦条が入っています。このことから、キエビグモかなと思いました。



これはヒメクロオトシブミ







これは難題でした。テントウムシの仲間でヒメテントウ属だと思っています。そこから先は「原色日本甲虫図鑑III」に検索表が載っています。写真から調べてみたのですが、アラキ、ナガ、カワムラあたりが候補になって決まりません。それで、今日は採集に行ってきました。とりあえず、冷凍室に入れたのですが、先ほど寸法だけ測ると2.2mmになりました。これで、アラキは除外できそうです。明日にでも調べてみたいと思っています。(追記2020/08/13:先日調べてみて、まだはっきりしないところがあるのですが、コクロヒメテントウ♂ではないかという結論です