新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ、クモなど

2020-12-31 20:37:17 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第346弾


昨日、マンションの廊下で見つけた虫の続きです。昨日はレコ大を見ながらだったのですが、今日は先ほどまで紅白を、今は「せっかくグルメ」を見ながら書いています。



最初はいつものナミネアブラキモグリバエです。





これはニセケバエ科です。R4+5脈が長いので、多分、Apiloscatopse属ではないかと思います。この属については昨年の1月に調べました。詳細はこちらを参照してください()。



これはネコハグモ



それからいつも見ているマドチャタテ科のPeripsocus属



最後は先日も見ました。翅脈がヒメバチ科チビアメバチ亜科に似ているので、そうしたのですが、よくは分かりません。

廊下のむし探検 テントウと蛾

2020-12-30 20:43:06 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第345弾


最近は3日に一度くらいの割でマンションの廊下を歩いています。探すと虫はそこそこいるのですが、たいていはハエの仲間です。今日はレコ大を見ながらなので、テントウと蛾だけ出しておきます。





今日は朝から強い風が吹き、時たま雨が混じり、撮影していても帽子が飛ばされそうになりました。そんな中で見つけたナミテントウ2匹には雨粒が付いていました。



これはミドリハガタヨトウです。「日本産蛾類標準図鑑」には、年1化、10月~11月に出現、成虫越冬はしない、「日本産蛾類大図鑑」でも10月下旬から11月出現と書かれていますが、私の過去の記録を見ると、この9年間で12月に13回、1月に3回と、10月~11月には一度も見ていません。

廊下のむし探検 ハエ、チャタテムシほか

2020-12-29 20:00:28 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第344弾


12月27日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。



最初は昨日も出したキンバエの仲間です。たぶん、キンバエそのものかなと思うのですが、採集しないとよく分かりません。





これは昨日も出したシマバエのSteganopsis vittipleuraです。





縁紋が矩形なので、ウスイロチャタテ科です。そして、これはブリッグスウスイロチャタテです。2枚目の写真は85mmの接写レンズに焦点距離200mmのクローズアップレンズを2枚取り付けて撮りました。この時の撮影倍率は以前測ったことがあるのですが、それによると、2.3倍でした。





面倒なので、クローズアップレンズをつけたまま撮りました。これはクロバネキノコバエ科です。



翅がちょっとおかしいのですが、これはたぶん、ツヤユスリカ属♀だと思います。



そして、これはヒラフシアリ



これはヌカカ科のForcipomyia属。



最後はヨツモンキスイでした。

廊下のむし探検 アブラムシ、ハエ、甲虫

2020-12-28 20:37:14 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第343弾


12月27日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。





これはオオアブラムシの仲間かなと思ったのですが、アブラムシの検索表が手元になくて決め手がありません。



これはヌカカ科のForcipomyia属だと思われる種です。





そして、これはシマバエ科のSteganopsis vittipleuraです。



フラッシュを炊いて撮ったらびっくりして飛び立ちました。その瞬間です。でも口吻が前に出ているので、サシバエみたいですね。





これはヨツモンキスイ





最後はキンバエの仲間ですが、そこから先は採集しないと分かりません。

廊下のむし探検 ハエ目ほか

2020-12-27 20:57:25 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第342弾


今日もネタ探しに、マンションの廊下を歩いてみました。虫は20種ほど。ほとんどがハエ目です。冬になるとどうもハエばかりになってしまいますね。





チョウバエの仲間です。色が薄いのではっきりしないのですが、模様はホシチョウバエに似ています。「日本昆虫目録第8巻」によると、Tineariaはホシチョウバエ属という和名になっていて、2種が登録されています。そのうち、1種は八重山産で、残りはホシチョウバエです。たぶん、ホシチョウバエでよいのではと思いました。



これはナミネアブラキモグリバエ。今頃、マンションにはいっぱいいます。このハエについては以前調べたことがあります。その時の記録はこちらこちら





小さなユスリカはいっぱいいるので、そのうちの2匹を写してみました。共に、前脛節が跗節第1節より長いので、エリユスリカ亜科♀のようです。



これはマドチャタテ科Peripsocus属。



色が抜けたような感じですが、たぶん、キゴシハナアブ





最後はタマバエ。こういう脚の長い種は以前調べたことがあるLestremiinae亜科Lestremiini族かもしれません。

雑談)来月、今より狭い家に移るので、この2,3か月ずっと断捨離を続けてきました。20数年ほど前からマンションに集まってきた虫を採集しては標本にしていたのですが、蛾だけでドイツ箱28箱、そのほかの虫が10数箱もあり、どうしても処分しないといけないなと覚悟をしていたら、本日、知り合いの方にすべて引き取っていただきました。長年集めてきた虫だったのですが、やむを得ないと思っていたので、大変助かりました。この場で感謝の気持ちを述べたいと思います。しばらくばたばたしてブログの更新がなかなかできないかもしれませんが、引っ越してからも細々と続けたいと思っていますので、よろしくお願いします。