爺婆は若いころより果樹栽培をやってきた、サラリーマン時代も果樹栽培の繁忙期と重なりゴールデンウイークも家族サービスやレジャーは無縁の人生だった。
ただ、子育て期には何処へ連れて行ってやることもできず不憫な思いをさせたと今でも思われる。青空高く飛んでいる飛行機を見上げ何処へ行くんだろうと。
世間では新型コロナウイルスによりやむなく休業・閉店などの選択をしなければならない業種さんにも胸が痛みます。
そんななか果樹農家はいつもと変わらない農繁期でゴールデンウイークどころではない。
定年後の爺婆だからいつ引退しても良かろうが、今日もやらなければならない仕事があることがどんなにシアワセなことかと改めて思うこの頃。
しかし、栽培しても果たしてこの世の中、需要はあるのだろうか保証はない。
この時季、目まぐるしく成長していくシャインマスカットの手入れに奔走できる爺婆は幸せだと感じている。
< 幸せは変わることなき忙しさ >