その昔、この季節に母親が作ったみょうが焼きを思い出しながら作ってみた。
レシピがあるわけでもなく、記憶と想像で作るしかない。特に好きなわけでもなくただ懐かしさだけで作ってみたくなった。
こうした季節の柏餅やよもぎ餅が出来上がると両親は”本家に持って行って”と三女の末っ子の役目にしていたと思える。いつも私・・・と不満な思いだった。
新聞紙で包み”のうのさん(仏様)にお供えしてください。”と言うんだよと教えられ本家のお仏壇へ届けるのが無口で引っ込み思案の私に社会性を育てる一歩だったのだろう。末っ子の任務を果たすしかなくトボトボ本家の勝手口に立つとひんやりした土間のいつもの本家の匂いがしていた事を今も思い出す。
食で季節を教え、核家族ならではの子育てをしていた両親だったな。
< 旬の香に 懐かしきかな 幼き日 >
レシピがあるわけでもなく、記憶と想像で作るしかない。特に好きなわけでもなくただ懐かしさだけで作ってみたくなった。
こうした季節の柏餅やよもぎ餅が出来上がると両親は”本家に持って行って”と三女の末っ子の役目にしていたと思える。いつも私・・・と不満な思いだった。
新聞紙で包み”のうのさん(仏様)にお供えしてください。”と言うんだよと教えられ本家のお仏壇へ届けるのが無口で引っ込み思案の私に社会性を育てる一歩だったのだろう。末っ子の任務を果たすしかなくトボトボ本家の勝手口に立つとひんやりした土間のいつもの本家の匂いがしていた事を今も思い出す。
食で季節を教え、核家族ならではの子育てをしていた両親だったな。
< 旬の香に 懐かしきかな 幼き日 >