黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

中野のジンガロ横丁に脱帽

2018-01-22 01:46:50 | 東京 URBEX
サブカルチャーの聖地として知られる東京中野のブロードウェイ。
その4階に面白い昭和ド真ン中な横丁がある。


ジンガロ横丁

ジンガロ横丁と名付けられたその横丁は、
横丁入口のバックライト看板上部のフォント以外、
総てが昭和ド真ン中の様相で、
横丁内にはどうやら銭湯もあるようだ。







既にご存知の方はおわかりと思うが、ここは
カイカイキキのキャラクターで知られる、
現代アーティストの村上隆の事務所だ。
元々フィギュアを使った作品等を制作していた氏が、
中野のブロードウェイに事務所を構えるのは順当な流れで、
実際、7、8年位前から2階にはギャラリーやカフェを出店している。







銭湯二乃湯が倉庫だったり、
酒場甚我狼(これでジンガロとよむのだろう)が会議室だったりと、
それぞれの“店”にはちゃんと役割があるという。








横丁といっても実際は事務所なので、
一般の人は中へは入れないが、
2箇所ある入口はいずれもガラス製で、
中の横丁の様子がよく見える。
事務所といわれてもまったく納得のいかないルックスは、
細部の造り込みまで半端無く、脱帽もの。


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