長崎県にある21世紀まで操業していた、
九州最後の炭鉱、池島炭鉱をお送りしています。
今回は見学の為に新たに造られた模擬坑道と、
鉱業所内にある模擬展示コーナーです。
坑道内の様子をコンパクトに再現した模擬坑道は、
港からほど近い、鉱業所のはずれにあります。
模擬施設の入口には石炭を満載した炭車が展示されていますが、
積まれた石炭は全部本物です。
炭車に積まれた石炭のアップ。
中央に写る、ちょっとまるっこい石炭は、
松岩(石炭になりそこねた石炭っぽい石)っぽくも見えますが、
その他は鋭角な切り口とキラキラ光る、
まさに黒いダイヤモンドですね。
模擬坑道は2つのブロックに分かれていて、
画像は第一のブロックの様子です。
曲げた鉄骨アームの間にびっしりと木を敷き詰めて、
天井の崩落を防いでいますが、
実際の坑内でも、この状態に造ってある所と、
コンクリートで完全に固めたところがあります。
その昔の炭鉱では、木だけで坑道を支えたそうですが、
崩落の危険性と隣り合わせだったと思います。
オレンジ色の機器は発破機。
その隣に並ぶ筒状のものが、ダイナマイトの見本です。
発破機のサイドの穴に発破キーを差し込み、
一回奥へ回した後、「発破ーッ!」のかけ声と共に、
キーを手前へ戻すと、発破が爆発します。
模擬坑道では、発破体験も出来ますが、
残念ながらシミュレーションで、
聴こえてくる爆発音は録音の音です。
奥のブロックは坑内の様に暗く、
様々な機器の駆動体験が出来ます。
画像はダイナマイトを埋め込む、
細長い穴をあける削岩機の体験。
刃先を壁に押し付けて、レバーを倒すと、
けたたましい音と共に、先端が壁を削って進みます。
次は、鉱業所内に造られた、模擬展示コーナー。
年内は坑道の見学が出来ますが、
年明けからは坑内見学はお休みで、
しばらくは模擬坑道と模擬展示コーナーの見学になるそうです。
画像は、坑道の記事でもアップしたロードヘッダー。
掘削してかき集め、
右側に写るベルトコンベアーへ載せるまでの作業をこなします。
画像でもわかるように、鉄骨アーチに支えられた坑道内を、
前進しながら掘削してく機器です。
手前に写るのは、形は違いますが、
これも掘削作業を行うドラムカッターです。
後方に写る白い板状のものが沢山並んでいるのが、
自走枠と呼ばれる、作業現場の天板を支え、
採掘が終わると前進して、後方の天板は崩落させ、
自然と採掘したところが埋まって行く様にする機器。
主に炭層が厚く長い距離に渡って、
広がっている場所で使われます。
ドラムカッターは炭層に向かって横移動しながら、
採掘して行くようです。
ドラムカッターの刃。
2つ前のものより更に大き刃で、
手の平より大きかったを思います。
こちらもやはり使っているとぼろぼろになるので、
定期的な交換が必要だと言うことでした。
________________________________
■シリーズ:池島炭鉱■
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九州最後の炭鉱、池島炭鉱をお送りしています。
今回は見学の為に新たに造られた模擬坑道と、
鉱業所内にある模擬展示コーナーです。
坑道内の様子をコンパクトに再現した模擬坑道は、
港からほど近い、鉱業所のはずれにあります。
模擬施設の入口には石炭を満載した炭車が展示されていますが、
積まれた石炭は全部本物です。
炭車に積まれた石炭のアップ。
中央に写る、ちょっとまるっこい石炭は、
松岩(石炭になりそこねた石炭っぽい石)っぽくも見えますが、
その他は鋭角な切り口とキラキラ光る、
まさに黒いダイヤモンドですね。
模擬坑道は2つのブロックに分かれていて、
画像は第一のブロックの様子です。
曲げた鉄骨アームの間にびっしりと木を敷き詰めて、
天井の崩落を防いでいますが、
実際の坑内でも、この状態に造ってある所と、
コンクリートで完全に固めたところがあります。
その昔の炭鉱では、木だけで坑道を支えたそうですが、
崩落の危険性と隣り合わせだったと思います。
オレンジ色の機器は発破機。
その隣に並ぶ筒状のものが、ダイナマイトの見本です。
発破機のサイドの穴に発破キーを差し込み、
一回奥へ回した後、「発破ーッ!」のかけ声と共に、
キーを手前へ戻すと、発破が爆発します。
模擬坑道では、発破体験も出来ますが、
残念ながらシミュレーションで、
聴こえてくる爆発音は録音の音です。
奥のブロックは坑内の様に暗く、
様々な機器の駆動体験が出来ます。
画像はダイナマイトを埋め込む、
細長い穴をあける削岩機の体験。
刃先を壁に押し付けて、レバーを倒すと、
けたたましい音と共に、先端が壁を削って進みます。
次は、鉱業所内に造られた、模擬展示コーナー。
年内は坑道の見学が出来ますが、
年明けからは坑内見学はお休みで、
しばらくは模擬坑道と模擬展示コーナーの見学になるそうです。
画像は、坑道の記事でもアップしたロードヘッダー。
掘削してかき集め、
右側に写るベルトコンベアーへ載せるまでの作業をこなします。
画像でもわかるように、鉄骨アーチに支えられた坑道内を、
前進しながら掘削してく機器です。
手前に写るのは、形は違いますが、
これも掘削作業を行うドラムカッターです。
後方に写る白い板状のものが沢山並んでいるのが、
自走枠と呼ばれる、作業現場の天板を支え、
採掘が終わると前進して、後方の天板は崩落させ、
自然と採掘したところが埋まって行く様にする機器。
主に炭層が厚く長い距離に渡って、
広がっている場所で使われます。
ドラムカッターは炭層に向かって横移動しながら、
採掘して行くようです。
ドラムカッターの刃。
2つ前のものより更に大き刃で、
手の平より大きかったを思います。
こちらもやはり使っているとぼろぼろになるので、
定期的な交換が必要だと言うことでした。
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