黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

くりはら田園鉄道 #07

2011-10-10 06:58:43 | 鉄道遺産
かつて宮城県の北部を横断していた、
くりはら田園鉄道、通称「くり電」のシリーズです。



前回アップした津久毛駅の次の駅の杉橋駅は、
既に駅舎やホームは撤去されていました。
杉橋駅のほど近くを流れる烏沢川にかかる橋梁の横には、
ほっこりとした地蔵尊が並んでいました。 →Mapion







杉崎駅から2つめの栗駒駅は、
操業時の写真を見ると、かなり大きな駅だったようですが、
現在は駅舎は取り壊され、線路だけが残っています。→Mapion







駅前通りからかつての駅舎があった方向を眺めます。
手前に栗駒牛の看板が見えますが、
若柳牛とともに宮城県の自慢の牛肉だそうです。
残念ながら食べる機会がなかったので、
次回訪れたときは、是非食べてみたいと思います。







栗駒は西にいただく栗駒山からその地名が付いたのだそうですが、
実際も馬にまつわる町でもあったようです。
画像は駅前通りから1本目の六日町通りですが、
その1本北には、無用に道幅の広い通りがあり、
バス停には馬場通りといった名前も見えます。→Mapion
その昔馬の競売が行われていた名残だそうです。

栗駒には1泊し、夜訪れたスナックのママさんに聞きました。
残念ながらお店の名前を思い出せない程飲んだくれてしまって、
おかげで翌日の撮影は、
全く使い物にならなかったのを思い出します。







栗駒駅からだいぶ先にあった鶯沢駅跡。→Mapion
実はこの区間に、
かつての軽便鉄道時代に使われていた隧道が残っていたり、
切り通しの林の中を抜けるいい雰囲気の公開があったんですが、
上述の様に飲み過ぎでまったく体が動かず、
撮影する事が出来ませんでした。orz







鶯沢駅にほど近い二迫川の橋梁→Mapion







だいぶ日が暮れて来ました。
次回はいよいよくり電の終着、
細倉駅近辺です。

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ブログ付属のフォトアルバムに廃線百景をアップしました。

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くりはら田園鉄道の詳細リポート掲載

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くりはら田園鉄道もフィーチャーした、
鉄道廃墟を映像と音楽、随想的なナレーションで綴る映像詩集



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