黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

名もなき廃墟 #41

2007-09-13 01:33:43 | ・名もなき廃墟
今年の春にシリーズでアップしていた「名もなき廃墟」シリーズ。
仕事が忙しいので、その続きを。

以前続けてアップしていた時にも、トタン張りの建物には時々触れましたが、
トタンって、良~く見るととてもいい感じに腐食する素材だと思ったので、
しばらくトタンを大幅に使った建物をアップしようと思います。



以前アップした『河口を行く』の帰りのバスの中から見つけて、
次のバス停で降り、わざわざ戻って見学した、
総ブルーのトタン張りの建物。







ブルーのトタン程、赤錆が似合うトタン板はないんではないかと思います。







錆と同じ色をした極太の土管。
無骨なつなぎが魅力的です。

幼少の頃住んでいたアパートの裏には、配管工事の店が有り、
薄暗い巨大な倉庫に並ぶ土管で、よく遊んだ記憶があります。
殆どはグレイのビニール土管でしたが、
何分の一かはいわゆる陶製の茶色い土管で、
よくその中で駄菓子食べたのを思い出します。

何年か前に、東京/新宿の花園神社で開かれる酉の市で、
久しぶりにソースせんべいを食べてみました。
ソースは当時一番よくつけて食べたオレンジソース。
あまりのまずさに、愕然としました。

◆ 名もなき廃墟 ◆
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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
▼neonさんへ (廃墟徒然草)
2007-09-14 02:24:19
ブルートタンと錆色、抜群の相性ですね。
今思い出したんですが、
もうずっと前、錆び付いたトタンだけを撮影していたこともあります。
いずれアップしようかな~なんて思いました。

「タテモのノカタチ展」是非行きたいですが、
10月末まで激忙なもので、、、
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▼冬野灰馬さんへ (廃墟徒然草)
2007-09-14 02:20:16
お久しぶりです。灰馬さんも、お忙しそうですね。
パッチワークも、オールブルーも、
みんな魅惑的です。

灰馬さんがおっしゃるように、変遷がありますよね、トタンには。

錆びて燃えているってことは、もう塗り色が完全に無くなっている、ってことでしょうか。

凄まじそうですね。
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やっぱり好き (neon)
2007-09-13 20:11:42
なんです。ブルートタンと錆の組み合わせは、理屈じゃなく惹かれてしまいます。
私事で恐縮ですが、こういった建物を描いた作品を10月の銀座の展示に出しますので、お忙しくて無理かとは思いますが、拙HPnews、またはブログ「タテモノのカタチ展」をご高覧下さい。宣伝してすみません。
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やっぱり青トタンはイイ! (冬野灰馬)
2007-09-13 08:26:06
以前UPされていたパッチワークもステキでしたが、オールブルーでここまで腐食してるっていうのもイイですね。海に近い場所の古い住宅って

傷みの早さに対応してトタンで補修>トタンも腐食>つぎはぎ>全部錆びて壮絶!

みたいな感じですさまじいんですよね。なんか錆びて燃えてるみたいなのとか見たことがあります。
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