第二の軍艦島といわれる、
軍艦島と同じ長崎市にある炭鉱跡<池島>の全貌をまとめた、
『池島全景 離島の《異空間》』(三才ブックス)の発売記念として、
書籍に収録できなかった池島を、シリーズでお送りしたいと思います。
ボタの運搬軌道跡。
画像は、池島のほぼ中央、
外海行政センター池島事務所のすぐ横の県道に、
小さな架道橋があります。
右手奥に写る排気立坑ともに、
池島の中ではフォトジェニックな場所の1つですが、
この架道橋は、ボタを運搬していた軌道の架道橋です。
「ボタ」とは「硬」とも書き、
採掘した石炭の中に混入する岩石等の不要物のこと。
池島炭鉱の場合、
地上に運び出された石炭からすぐにボタを取り除き、
このボタ運搬軌道で、ボタの埋め戻し区域へ運ばれていました。
オレンジ色の点線がボタの運搬軌道。
右端が地上に運び出された石炭からボタを分別して、
ボタ用のトロッコに搭載するスタート地点。
そこから中央会館や学校の裏手を通って、
左端の第二埋め戻し区域まで運ばれ、
海側へ放出されていました。
画像は、島内唯一の宿泊施設「池島中央会館」の裏手から、
郷地区の共同墓地へ通じる細道の架道橋。
金網の奥が、ボタ運搬軌道の跡です。
軌道跡は画像のように、
ベルトコンベアのゴムを切り刻んだもので覆われています。
軌道を守るためとのことですが、
これがなかなかに重く、ちょっとやそっとでは剥がせません。
しかし、ということは軌道は綺麗に残っているということなので、
整備して、足踏みトロッコで走れるようにしたら愉しいと思います。
植物の繁殖が激しく、先へ行くのは断念しましたが、
海上から見ると、軌道跡と思われる場所がはっきりとわかるので、
まだ全行程、残っているのだと思います。
矢印の一番右端の位置が、外海側へボタを放出していた場所。
ただし単線なので、
一度に何組も行くことができないのがネックかも知れませんね。
■
“第二の軍艦島”といわれる、九州最後の炭鉱のあった池島の全貌を、
12年以上の取材と400枚超の写真で紹介する国内初の池島本。
『池島全景 離島の《異空間》』絶賛発売中!!
軍艦島と同じ長崎市にある炭鉱跡<池島>の全貌をまとめた、
『池島全景 離島の《異空間》』(三才ブックス)の発売記念として、
書籍に収録できなかった池島を、シリーズでお送りしたいと思います。
ボタの運搬軌道跡。
画像は、池島のほぼ中央、
外海行政センター池島事務所のすぐ横の県道に、
小さな架道橋があります。
右手奥に写る排気立坑ともに、
池島の中ではフォトジェニックな場所の1つですが、
この架道橋は、ボタを運搬していた軌道の架道橋です。
「ボタ」とは「硬」とも書き、
採掘した石炭の中に混入する岩石等の不要物のこと。
池島炭鉱の場合、
地上に運び出された石炭からすぐにボタを取り除き、
このボタ運搬軌道で、ボタの埋め戻し区域へ運ばれていました。
オレンジ色の点線がボタの運搬軌道。
右端が地上に運び出された石炭からボタを分別して、
ボタ用のトロッコに搭載するスタート地点。
そこから中央会館や学校の裏手を通って、
左端の第二埋め戻し区域まで運ばれ、
海側へ放出されていました。
画像は、島内唯一の宿泊施設「池島中央会館」の裏手から、
郷地区の共同墓地へ通じる細道の架道橋。
金網の奥が、ボタ運搬軌道の跡です。
軌道跡は画像のように、
ベルトコンベアのゴムを切り刻んだもので覆われています。
軌道を守るためとのことですが、
これがなかなかに重く、ちょっとやそっとでは剥がせません。
しかし、ということは軌道は綺麗に残っているということなので、
整備して、足踏みトロッコで走れるようにしたら愉しいと思います。
植物の繁殖が激しく、先へ行くのは断念しましたが、
海上から見ると、軌道跡と思われる場所がはっきりとわかるので、
まだ全行程、残っているのだと思います。
矢印の一番右端の位置が、外海側へボタを放出していた場所。
ただし単線なので、
一度に何組も行くことができないのがネックかも知れませんね。
■
“第二の軍艦島”といわれる、九州最後の炭鉱のあった池島の全貌を、
12年以上の取材と400枚超の写真で紹介する国内初の池島本。
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