アメリカの連続ドラマ『LOST』のサードシーズンが販売・レンタル開始されました。
当初、キャスト・アウェイのような内容を想像したものの、
観進むうちに全然違うことに気がつきます。
すでにサードシーズンに入りながら、
物語は大きな意味で、いっこうに進んでいません。
もちろん飛行機が墜落してから70日近く経っていて、
その間のストーリー進行もあるのですが、
いわゆる起承転結からすると、まだ起の部分だと思います。
ミステリー・アドベンチャー映画を見る時いつも思うのは、
極力見せずに想像力をかき立てる前半に興奮するものの、
陳腐な実像が出てくる後半になると、たいがいさめてしまいまうことです。
その点このドラマは想像力をかき立てられる前半部分だけなので、
飽きこそすれ、いっこうに褪めません。
そして大きなストーリーが全然進まない中、
一体何がドラマとして展開しているかというと、
島の中でのサバイバル生活にだぶらせた、
人生の様々な局面にどう対処するかという話。
もはやこの物語は無人島でのサバイバルストーリーではなく、
ドラマ人間模様。
廃墟然とした地下施設や草茂るセスナ、廃動物園らしき施設と、
視覚的に楽しめる部分も満載。
このぐらいくるドラマを、
日本のドラマでも見てみたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます