2010の暮れに行ったイタリアの旅行記です。
前回に続きサンタポリナーレ・ヌオヴォです。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ
サンタポリナーレ・ヌオヴォの建築はバシリカ建築と呼ばれ、
中央の身廊の両側に柱によって仕切られた側廊がある作りですが、
正面から見て左側の側廊にはいくつかの礼拝堂が作られています。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
バロック風な造りからして、
当然初期キリスト教時代のものではありませんし、
前回アップしたモザイクの存在があまりにも重要すぎて、
この側廊は殆ど取りざたされることはありませんが、
これはこれで、とても感じるものがあります。
モザイク画は歴史的価値はあるのでしょうが、
前回の記事をご覧のように、その図像は極めて牧歌的で、
キリスト教がこんなに和んでいた時代もあるのか、
と驚かされます。
それに比べて側廊の造りは分かりやすいキリスト教世界で、
荘厳な雰囲気も十分に伝わります。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
礼拝堂の天井画。
特にこの側廊で一番感じたのは、
綿密に計算された照明効果です。
複雑な乱反射を目論んだモザイク画への照明効果もそうですが、
それと同様、この礼拝堂も、様々な工夫を凝らして、
陰影を付ける照明が施されています。
そして、これ以降イタリアを巡っていくうちに、
様々な素晴らしい照明効果を見ることになるとは、
この時はわかりませんでした。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
側楼の礼拝堂。
無原罪のマリア像を中央に配した別の礼拝堂。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
ジャック・スパロウ役のジョニー・デップの様な雰囲気の、
キリスト像を中央に配した、また別の礼拝堂。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
天井から光が降りてくる効果を狙った、また別の礼拝堂。
側廊の礼拝堂はさほど手入れが行き届いていないせいか、
壁面等が剥落し、フレスコ画も色褪せたものが多く、
そこがまた時間の集積を感じさせてくれたのかもしれません。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
聖堂のすぐ隣には、
前回の記事で触れたモザイク画にもなっている、
テオドリクスの宮殿、と呼ばれる廃墟がありますが、
実際にそうかどうかは、定かでないようです。
前回に続きサンタポリナーレ・ヌオヴォです。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ
サンタポリナーレ・ヌオヴォの建築はバシリカ建築と呼ばれ、
中央の身廊の両側に柱によって仕切られた側廊がある作りですが、
正面から見て左側の側廊にはいくつかの礼拝堂が作られています。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
バロック風な造りからして、
当然初期キリスト教時代のものではありませんし、
前回アップしたモザイクの存在があまりにも重要すぎて、
この側廊は殆ど取りざたされることはありませんが、
これはこれで、とても感じるものがあります。
モザイク画は歴史的価値はあるのでしょうが、
前回の記事をご覧のように、その図像は極めて牧歌的で、
キリスト教がこんなに和んでいた時代もあるのか、
と驚かされます。
それに比べて側廊の造りは分かりやすいキリスト教世界で、
荘厳な雰囲気も十分に伝わります。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
礼拝堂の天井画。
特にこの側廊で一番感じたのは、
綿密に計算された照明効果です。
複雑な乱反射を目論んだモザイク画への照明効果もそうですが、
それと同様、この礼拝堂も、様々な工夫を凝らして、
陰影を付ける照明が施されています。
そして、これ以降イタリアを巡っていくうちに、
様々な素晴らしい照明効果を見ることになるとは、
この時はわかりませんでした。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
側楼の礼拝堂。
無原罪のマリア像を中央に配した別の礼拝堂。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
ジャック・スパロウ役のジョニー・デップの様な雰囲気の、
キリスト像を中央に配した、また別の礼拝堂。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
天井から光が降りてくる効果を狙った、また別の礼拝堂。
側廊の礼拝堂はさほど手入れが行き届いていないせいか、
壁面等が剥落し、フレスコ画も色褪せたものが多く、
そこがまた時間の集積を感じさせてくれたのかもしれません。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ(画像はクリックで拡大します)
聖堂のすぐ隣には、
前回の記事で触れたモザイク画にもなっている、
テオドリクスの宮殿、と呼ばれる廃墟がありますが、
実際にそうかどうかは、定かでないようです。
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