16年前に起きた普賢岳火砕流の被害校舎、
大野木場小学校跡をアップしています。
最後の今日は「教室に残る思い出」です。
2階の教室は1階のそれに比べて被害も少なかったのか、
被災地の様相は殆ど感じられません。
むしろ純粋な廃校の趣で現存しています。
電動鉛筆削りなどは、
コンセントをさせば今にもギュイ~んって動き出しそうなほど
きれいです。
教室の片隅に打ち捨てられたスクール傘は、
まだ使えそうなものもあるほどです。
仕事柄、音の鳴るものには反応してしまいます。
懐かしの赤青カスタネット。
そして半音のない一段ハーモニカ。
廊下と教室の境目に落ちていたチャイム用ベル。
火砕流の時はけたたましく鳴り続けたのかもしれませんね。
校舎内は立ち入り禁止とは書いてありませんが、
周囲にそれなりの柵が巡らされているんで、
本来は立ち入り禁止なんでしょう。
確かに柵の外から見るだけで、
火砕流の恐ろしさは十分わかりますし、
逆に校舎内に入ると火砕流の爪痕を感じることは、
それほどできません。
瓦礫の積もった校舎内へ、
わざわざ入らなくてもいいことがわかりました。
ただ火砕流とは別に、
そこには時の止まった教室がありました。
ミステリー作家、筒井康隆の代表作に、
『時をかける少女』という作品があります。
学校の理科室でかいだラベンダーの香りがきっかけで、
時空を行ったり来たりする話ですが、(殆どの人はご存知かな)
時空が歪んだ学校、というものには、
なぜか惹かれるものがあります。
人生の中でのたった3年間、長くても6年間しか過ごさず、
しかも実生活ではなく、幻想のような時間を過ごす場所なので、
大人になって思い出すとき
時空の歪んだ場所のように思い出されるから、
時空の歪んだ教室というのは、
妙に共感できてしまうのかもしれないと思ったりしました。
大野木場小学校跡をアップしています。
最後の今日は「教室に残る思い出」です。
2階の教室は1階のそれに比べて被害も少なかったのか、
被災地の様相は殆ど感じられません。
むしろ純粋な廃校の趣で現存しています。
電動鉛筆削りなどは、
コンセントをさせば今にもギュイ~んって動き出しそうなほど
きれいです。
教室の片隅に打ち捨てられたスクール傘は、
まだ使えそうなものもあるほどです。
仕事柄、音の鳴るものには反応してしまいます。
懐かしの赤青カスタネット。
そして半音のない一段ハーモニカ。
廊下と教室の境目に落ちていたチャイム用ベル。
火砕流の時はけたたましく鳴り続けたのかもしれませんね。
校舎内は立ち入り禁止とは書いてありませんが、
周囲にそれなりの柵が巡らされているんで、
本来は立ち入り禁止なんでしょう。
確かに柵の外から見るだけで、
火砕流の恐ろしさは十分わかりますし、
逆に校舎内に入ると火砕流の爪痕を感じることは、
それほどできません。
瓦礫の積もった校舎内へ、
わざわざ入らなくてもいいことがわかりました。
ただ火砕流とは別に、
そこには時の止まった教室がありました。
ミステリー作家、筒井康隆の代表作に、
『時をかける少女』という作品があります。
学校の理科室でかいだラベンダーの香りがきっかけで、
時空を行ったり来たりする話ですが、(殆どの人はご存知かな)
時空が歪んだ学校、というものには、
なぜか惹かれるものがあります。
人生の中でのたった3年間、長くても6年間しか過ごさず、
しかも実生活ではなく、幻想のような時間を過ごす場所なので、
大人になって思い出すとき
時空の歪んだ場所のように思い出されるから、
時空の歪んだ教室というのは、
妙に共感できてしまうのかもしれないと思ったりしました。
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