日中は春の陽差しが届くポカポカ陽気になりました。遅れていた梅の花もようやく開花し、満開の紅梅にメジロがやって来ました。山茶花の赤い花が更に華やかさをくわえてくれました。
ベニマシコはセイタカアワダチソウの綿毛の種を好んで食べます。そのセイタカアワダチソウの群生する場所が減ったことや河川工事もあり、今季はベニマシコには会えないかなと諦めていましたが、11月末以来の出会いがありました。川辺のヨシやススキが広がる草はらで採餌しています。食べている植物はなんでしょう? イノコズチのようにも見えます。秋から冬に毎年やって来る場所は、環境が変わっても「住み慣れた越冬地」なのではと思い嬉しくなりました。こうした環境を大切にしたいものです。
ベニマシコ雌
ベニマシコ雄
アトリといえば群れをつくって行動するイメージが強いのですが、今季はアトリに出会う機会も少なく、今日は木の枝に1羽だけがとまっていました。渡来数が年によって異なるようですが、今季は少ないのでしょうか? それにしてもこのアトリのお仲間はどこにいるのでしょう?
先日道ばたで採餌していたアトリ。雄の頭は夏羽にかわり黒頭巾スタイル
今季最終といわれる強い寒波は、当地にも雪を降らせました。午後には積もった雪は溶けましたが、ルリビタキはどうしているか様子を見に出かけました。雪の間は餌が採りにくかったのか、2羽がかわるがわる姿を現わし、地面に降りてさかんに採餌していました。
雌タイプの個体
雄の個体
書物によると、非繁殖期のルリビタキは雌雄ともに縄張りをもつと書かれています。しかし、この2羽のルリビタキはほぼ同じ場所に出て来ます。(同時に2羽を見ることはありません)
公園の歩道脇から カサ カサ という音が聞こえるのでよく見ると、積もった落ち葉をかき分けながら歩く2羽のキジバトをよく見かけます。このキジバトのカップルは枝に並んで、仲睦まじく互いに羽づくろいを始めました。寒さをしのぐため羽をふっくらと膨らませています。