ヒッヒッ コッコッ 林の中から懐かしい声が聞こえてきました。今季初めてジョウビタキに出会いました。昨年は10月21日に初見のメモがありますので、今年は、私には10日ほど遅かったことになります。まだ広い範囲を移動しているようで2回目は現れませんでしたが、冬鳥の到着でこれからの楽しみがふくらんだ一日でした。
コスモス畑に知人と出かけました。期待していたノビタキには出会えませんでしたが、隣のセイタカアワダチソウにホオジロが2羽3羽とやって来ました。吹く秋風に、黄色や赤にピンクそして白など色とりどりの草花が、鳥とともに揺れていました。
公園の木々が紅葉し、柿の実も色づいてきました。公園の隅に遊具がある広場があり、ベンチに座って柿を食べに来るメジロを待っていると、やって来たのは2羽のコサメビタキでした。秋のぽかぽか陽気。小春日和というにはまだ早いのですが、「コサメ日和」の一日でした。
広場の周りにはいろいろな木が植えられています。コサメビタキはケヤキの高い枝にとまって下には来ず、上を向いての撮影でお腹ばかりが写ってしまいました。
お腹を枝につけて休んでいるようにみえます
飛んでいる姿を撮りたいのですが、暗いので明るく補正したため荒れた写真になりました
まだ青い葉のアラカシやクルミの木(木の名札による)にもとまります
別の公園では目の高さのサクラの枝に来てくれました
農耕地は田んぼから畑へと耕作の中心が移りました。ノビタキも畑や休耕地に移動してきました。野菜畑には3~4羽が互いに牽制しながら採食しています。
栽培中の野菜を作業中の農家の方に尋ねると、当地の特産・菜の花(花菜)とのこと。早春に花が開く前のつぼみを摘んで出荷されます。
土手になった畦にも降りて歩いては隣の畑に移動します
まだ夏羽の黒みが残るノビタキです
飛来数が少なかったノビタキですが、ここ数日で出会う数が増えてきました。9月が暑すぎたのでやって来るのが遅れたのでしょうか。10月も半ばとなり、田の稲刈りも終盤を迎え農耕地の光景も変わり、ノビタキがとまる場所も杭から稲わらロールや野の草へと変化してきます。