四季の風にのって

――野鳥とともに――

静かな農耕地に~タヒバリなど

2024年11月30日 | 日記

米作りの終わった広い農耕地はひっそりとして、所々に冬野菜の畑が見えます。道を歩いていると餌を探すいろいろな鳥に出会います。ハクセキレイを撮っていると中にタヒバリが1羽まじっていました。

ハクセキレイ

タヒバリは茶色をしているので、黒土の上や枯れ草の近くにいると見にくいですが、わかるでしょうか バッタを捕まえたようです

 

この日のタゲリは1羽でした

農地は人間の食料を生産してくれる場所ですが、野鳥が餌を啄む大切な環境になっていることがよくわかります。10月に発表された報告で、身近な鳥の個体数が急速に減少しているとのこと。自然環境の変化や気候の変動がここにも影響しているようです。新しい『沈黙の春』をつくらないようにしなくてはなりませんね。


顔を掻く~チョウゲンボウ

2024年11月29日 | 日記

農道を歩くとチョウゲンボウが電線にとまっていました。「狩りをしないかなぁ」と思いながらしばらく見ていましたが、一向に飛ぶ気配はなし。顔がかゆいのか、足で顔を掻く様子を見ることができました。猛禽類らしく鋭い爪があることもよくわかりました。目を離したすきに飛び立ち、遠くの鉄塔近くの電柱の先に移動していました。

 


公園の冬鳥~シロハラ

2024年11月26日 | 日記

公園の遊歩道を歩いていると植え込みの中から カサカサ と何かが動く音がしました。しばらくすると飛び出してきたのは冬鳥のシロハラでした。いつも遅くにやって来るツグミもそろそろやって来る頃かと待っています。

頭上のアキニレではカワラヒワ(留鳥)が種を食べていました。例年アトリがたくさんやって来るのですが、今年はまったく見かけません。年によって渡来数が変わるようですから、今年は少ないのでしょうか。


赤い鳥~ベニマシコ

2024年11月25日 | 日記

小春日和の一日、藪の中から フイッ フイッ と鳴く声が。しばらくすると小枝の隙間から姿を出してくれました。冬に当地にやって来るベニマシコ(雄)でした。夏に繁殖地である北海道などにいるときには、もっと赤い色をしているそうです。セイタカアワダチソウの種を好んで食べますが、当地では、セイタカアワダチソウの群落が変化しています。ベニマシコが来る場所も変わるものと思われます。