センダンは葉がすっかり落ち、実がたわわになっています。実はまだ黄緑色なので食べ頃ではないのか、例年見かけるムクドリやヒヨドリはいませんでした。そこにやって来たのはシジュウカラ。1羽のシジュウカラがしきりに「ピーツピ・ピーツピ」と鳴いています。そこへ数羽が集まって来ました。先日NHKの番組「ワイルドライフ」で、シジュウカラなどカラ類の言葉の研究に密着取材した記録を放送していました。「ピーツピ・ピーツピ」は「警戒しろ!」という意味だそうです。私は相当警戒されたようです。
研究によるとシジュウカラは10種類以上の音声要素をもち、それらを組み合わせて175種類以上の鳴き声の配列を発するとのこと。シジュウカラの言語能力に驚くとともに、それを解き明かそうとする若き研究者鈴木博士に感銘を受けました。