知人から、最近よくイソヒヨドリを街中で見かけるという話しを聞きます。私も公園やお寺の境内で出会うことが多くあります。先日公園の森を歩いていると、木の上の方から、ヒーッ ヒーッ カッカッ ヒーッ ヒーッ カッカッ という小さな鳴き声が聞こえてきました。秋の渡りの鳥が入ったのかと思い探しても見つからず。目が森の暗さに慣れると、クヌギの枝にとまるイソヒヨドリ(雄)の姿があり、鳴き声の主であることが分かりました。春には、美しい声で朗々とさえずっていたイソヒヨドリですが、こんな優しい地鳴きもすることが分かりました。
公園でムクドリの群れをよく見かけるようになりました。繁殖を終えた家族が集まってきたのでしょうか。遠くに顔が白い個体も見えたので、ひょっとしてコムクドリでは?と思ったのですが、後でよく見るとどうみてもムクドリでした。今年生まれた若鳥のようです。
騒音や糞で嫌われ者になることの多いムクドリですが、こうして公園や農地で害虫を沢山食べてくれると益鳥になるのですが。
カタカタカタ・・・コゲラが木をつつく音が聞こえてきます。木の幹につかまりながら、上に下にと移動していきます。何か虫は見つかったでしょうか? 多くの鳥の足指が前3本、後ろ1本なのに対して、コゲラはしっかりと幹につかまれるよう前2本、後ろ2本に分かれているのが分かります。尾もうまく使って体を支えています。
台風一過の秋晴れとはならず、蒸し暑い日が続いています。8月は鳥の姿を見かけなかった古寺の森ですが、草むらからは虫の声が聞こえホオジロやメジロが姿を現わしてくれました。ホオジロは若鳥のようです。