「挨拶」
きちんと相手の方を向いて、相手に聞こえるようにはっきり言う。
この当たり前の事ができてない大人も多いです。
もう一度自分の身を振り返りましょう。
当クラブも礼儀礼節を重んじたクラブでありたいと思います。
当たり前の事ですが、「ジムに入る時」、「練習の前後」、「ジムを出る時」にはきちんと挨拶を行いましょう。
子供の場合、恥ずかしさもあったり、礼儀をまだ「知らない」と思うので、できてなければ言う事もあります。
そのまま社会に出て、恥ずかしい目に会ってしまうのは本人です。
ですが大人にはわざわざ言いません。いえ、そこまでは言わせないで頂きたいというのが本音です。
大人の場合は立派な社会人として認識しています。
知らなかったではなく、それはもうする気がない、したくないものとして認識します。
スポーツクラブ、市民プール、施設などのように一人でトレーニングして一人で帰るっていうのであればそれでもいいかもしれませんが、当クラブは、共にボクシングという同じジャンルの格闘技・スポーツを行なう集団であり、同じ空間で、決して一人では行える事のないスポーツを通じて心身共に鍛える仲間でもあります。
ボクシングは個人競技ですが、一人で強く、上手くなれる訳ではありません。
人との関わりは必要不可欠です。
基本的な礼儀が無いとすれば、それはもう、誰とも関わらず、一人で練習したいのかなという風に、こちらも認識せざるを得ません。(勿論最低限のトレーニングには付き合いますが)
礼儀・礼節は人間関係の潤滑油です。
当たり前の事ですが、お互いが気持ちよく練習できるように「挨拶」をきちっとやっていきましょう。
神戸スポーツボクシングクラブ
人間の脳は、覚えた事をそのままにしておくと、80%は忘れるようになっているといいます。
勉強した事でも、復習をしないと、忘れてしまいます。
でも、その日の内に、もう一度、確認しておくと、忘れないそうです。
脳の特性がそうなっているようです。
「一度覚えた事は48時間以内に復習する」
頭の良い子と悪い子が、分かれるのは、「その日の内に復習するか、しないか」と言います。
ボクシングでも注意、修正すべき点を復習しているか。反復練習が大事です。
特にボクシングは1回復習したからといって忘れない類のものではありません。
表面的なものでなく、体の奥底の深い部分に覚えこませるので時間がかかります。
これは、自転車の乗り方とも関係があると言えるでしょう。
自転車の乗り方を一度覚えると何年も乗らなくても忘れることはありません。
脳の中で一番強固な領域に記憶されるからです。
つまり体が覚えているのです。
勿論当クラブではみなさん全員このレベルまでの習得を目指しています。
段階を踏んで少しづつ、ゆっくりと技術を体に覚えこませていく事が大事です。
気長な事ですが、できる範囲、簡単なことから覚えていき、誰でも繰り返す内に、気付いた頃にはずいぶんと上達しています。
中には繰り返すことはどうも性格に合わないなという方もいらっしゃいますが、繰り返す反復練習こそがボクシングでは一番重要な事でもあります。
土台がしっかりしていない上に技術を積み上げていく事は出来ません。
基本というものはしっかりとした「土台」を作り上げていくものといえます。
チャンピオンでも、ボクシングをかじった事のある人でも、繰り出す技自体に違いはないといえます。
技のレベルが違うだけの事です。
特別な技というものなどは実はそれ程なく、まずは地道に技を磨きあげていくしかないのです。
表面的なものだけでいいのであれば早い段階ですぐに教える事もできますし、その気になれば1日で全てのパンチ、技術を教える事もできます。
ですが、それが本当に「身に付く」かといえばそうではありません。
個人的にはボクシングを始めた当初は1年間ひたすらワン・ツーのみを打っていた気がします。(この時はワン・ツー以外の指導を受けていなかったともいえますが)
実際にそういう風に時間をかける事が、実は一番の近道であったりします。
けどさすがにそれはちょっと苦しいかなと当クラブではなるべく早めのステップで指導を行なっています。
早く次のステップ行きたいんだけどな、と思う事もあろうかと思いますが、そういった場合はまだ次のステップへいく到達レベルでないことがほとんどです。
なのでまだまだ現状習った部分を磨く事をおススメします。