難しいことはわかりませんが。

実は、主夫からアルバイトに成長しました。

マネー・ショート 華麗なる大逆転

2024年09月13日 13時47分47秒 | 映画
出演:クリスチャン・ベール、スティーヴ・ガレル、ブラッド・ピット、ライアン・ゴズリング
上映時間:130分

めちゃくちゃ面白い映画でした。マイケル・ルイス原作「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」の映画化です。原作も大好きで所有しています。その映画化がいつまでたってもテレビで放送されないのでレンタルしました。

3つのグループが住宅市場破綻に気付き、下がる方に賭ける。
住宅市場の好景気を疑わない投資銀行が彼らの賭けの相手となる。
住宅市場は大暴落、投資銀行は次々と潰れ、3つのグループは大儲け。
端的に表すとこんな感じです。

下がる方に賭けた3つのグループは、自分たちの読み通りに動かない市場に苛立ち、投資家から訴えられ、親会社からはその賭けを止めろと命令され、保証金額は膨れ上がり、と散々な状況に追い込まれる。
保証金とは銀行に払うものですね。私たちが事故にあった際に保険が降りるために払ってるのと同じでしょうか。

で、ようやく住宅市場は破綻するわけです。
3つのグループはそれぞれ保有していたCDSをそれぞれのタイミングで売却して現金を手に入れます。
もちろんそれぞれにはそれぞれのドラマがあるわけですが。
蛇足かもしれませんが、それぞれの利益です。
・サイオン・キャピタル26億9000万ドル
・フロント・ポイント10億ドル
・チャーリーとジェイミー8000万ドル
・フロント・ポイントに話を持ち掛けたドイツ銀行のジャレット・ベネット4700万ドル
メモしたのがゴチャゴチャでわからなくなりましたが、投資した額はサイオン・キャピタルは13億ドル、フロント・ポイントはドイツ銀行のベネットから5000万ドル+会食した"あのクソ野郎"から5億ドル、チャーリーとジェイミーは1500万ドル。
サイオン・キャピタルが支払っていた保証金は年8000~9000万ドル。
チャーリーとジェイミーの利益率が一番良かったですね。これは彼らが映画内で自慢してたように保証金の少ないAAを空売りしてたからだと思います。

1番ドラマチックだったのが、投資家に訴えられたサイオン・キャピタルのマイケル・バーリです。彼は今回の件で投資家が信じられなくなりファンドを閉めてしまいます。ただ最後に、訴えた相手に利益の4億8000万ドルを「遠慮しなくていい」と決め台詞とともに支払いました。
儲け過ぎたせいでFBIから尋問を受けてるという悲しいオチがありますが。


日本での興行収入は5億8000万円と振るわなかったですね。
内容が難しいですよね、私もここに書くにあたりもう一度見直しました。
どこか間違ってるとこがあるかもしれませんがご勘弁ください。
ただ、監督か誰かが日本好きなのか、サイオン・キャピタルのマイケル・バーリの部屋には「恐欲」なんて日本語や(意味はなんとなくわかるが・・・)、村上春樹の「1Q84」から引用したり、フロント・ポイントのマーク・バウムが1対1で会食した店には徳永英明の「最後の言い訳」という曲が流れてました。



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