出演:福山雅治、吉高由里子、渡辺いっけい、澤部佑
最終回以外はすべて面白かった。
だいたいバディが代わると面白くなくなるのが一般的だが、この作品はパワーアップしたみたい。第1シーズンの柴咲コウ演じる内海薫が福山雅治演じる湯川学に恋愛感情を持ち始めるのに比べ、吉高由里子演じる岸谷美沙はそういった感情がまるでない。内海刑事が恋するのはこれはこれで良い。湯川准教授がいろんな分野に長けているシーンなども挿入したのも面白かった。第2シーズンでもそんな湯川准教授を見たかったが、今回は高飛車で自信過剰な新米岸谷刑事を成長させる点が魅力的だ。残念ながら高飛車な態度から転げ落ち、渡辺いっけい演じる助手栗林には生意気小娘というあだ名を付けられる始末、実に面白かった。
秀逸だったのは6話の美人とかわいいについて。文字に起こして残したい。
湯川 かわいいと美人は別物だ、全く違うカテゴリーなんだ。
岸谷 はぁ?
湯川 美人かどうかは顔の長さ、そう、目と口の距離が顔の長さの36%、両目の間隔が顔の幅の46%の割合で顔面に配置されてるかどうかという黄金比率と呼ばれる数字的根拠が存在するんだ。しかしかわいいには数字的根拠は存在しない、つまりかわいいとは限りなく非論理的な感覚的主観でしかないということなんだ。
岸谷 (泣き出す)
2022年9月17日にスペシャルで放送された「禁断の魔術」はガリレオの中で一番面白くなかった。
福山雅治が湯川学になりきれてなく、とても硬い演技だった。笑えるシーンが一つもなく、村上虹郎や新木優子は下手で残念。これを放送してさあ映画が公開されますよって言われても・・・固定ファン以外の、新たなファンを獲得するのは難しそう。
ガリレオシリーズはまた観たいです。できれば映画「真夏の方程式」も放送して欲しかったです。