鈴木保奈美のあの本、読みました?で、凪良ゆう氏だったか誰かが紹介してたので読んでみました。
五十歳の恋愛小説。失楽園的なのを想像してたので安心したというかガッカリしたというか。
あまり心に響かなかったです。
中学生の時の同級生に恋をするって展開はありかな。
私も同年代ですが、常々、同級生に恋をするなんてありえないだろうと考えてましたが、前出の鈴木保奈美さんを見れば、五十代に恋をする可能性は無きにしも非ずと思い直しました。
視点は青砥という男性なんですが、小説自体が女性の日記っぽいので読み難かったです。(女性の日記を読んだことないですが)
最初の章で結末が出てたので、読み進めるのが辛かったです。ずいぶん思い切ったことをなさいましたね。
この年になって辛い恋愛をしてダメージをうけるくらいなら、せずに平穏な生活を送りたい、そんな気持ちです。だから小説の中くらいはハッピーエンドかハチャメチャなのを希望します。
病気の件などかなり興味深かったけれど、二度と読むことはないでしょう。
この本を読んでこの作家の別の本を読みたいとは思いませんでした。
この本を紹介した凪良ゆうさんの本にも興味をなくしました。
2006年本屋大賞9位の作品。
期待したほど面白くなかった。
県庁に勤めている青年が、官民交流で民間スーパーで1年間働くというお話。
織田裕二主演で映画化されているが、こういうのって映像で観たほうが盛り上がるのかもしれない。
ただ、地上波で放送されてない?、私は観た記憶がない。
気になったのは、ちょうちょい区切って目線を変えてるんだけど、
主人公二人、どちら目線なのか数行読まなきゃわからない時がある。
数行読んで、あぁ、二宮だったのか、とか、野村だったのか、という感じ。あんまり親切じゃないかな。
このままだと映画化は限界があるので二宮泰子を若い女性にしていた。
確かにこの原作のままだと、他店へ偵察行くシーンも、おばちゃんから誘われたんじゃ行く気にならない、県庁から来たプライドの高い若い兄さんなんだから。
300万円騙し取られた件とかどうなったんだろう?
こういう無駄を省いて、県庁さんにスーパー全体が動かされるところを丁寧に描いて欲しかった。
第155回芥川賞受賞作品。
最近直木賞受賞作品を選んで失敗続きだったから、
(極楽征夷大将軍、しろがねの葉を途中で読むのやめてしまった)
芥川賞にシフトしてみました。
160ページと短いんですね、1日で読み終えてしまいました。
ずいぶん突き詰めて考えるんだなと感心して読んでましたが、著者の経験から書かれたんですね、すごく納得がいきました。
実際、著者には物書きと言う才能に恵まれていて、この作品の主人公のラストの狂気じみた性格とは違うんだなと、安心しました。
狭い世界で深く考えてる、
舞台がコンビニという身近なところだったから受け入れられたけど、
これが別の所だったらうんざりしたかもしれない。
この本はもう読まないし、
この作家さんの別の作品を読もうとも思いませんでした。
第1回本屋大賞の1位の作品です。
映画は感動しましたが、原作を読むのは初めてでした。
小川洋子先生の本を読むのも初めてです。
さて、感想としては、よく寝れました。
1ページ進まずに眠りにつくこともしばしば。
まあ、数式の話が映画に比べ多かったかな。その辺で非常に退屈してしまいました。永遠に数学は苦手だ。
映画ってよくできてたなと感心してしまいました。
出演:トム・クルーズ、
上映時間:147分
基本的には面白かったです。
(地上波なのでCMでブツブツ切られましたが)
アクションなんかは見ごたえあった。
たいていの人はヘリコプターのシーンや、ビルからビルへへジャンプするシーンかもしれないけど、
個人的にはバイクで逃げるシーンなんかが好き。足の裏を地面に水平にするあたりは、
ちゃんとやってるなぁなんて思ったりする。
ただ、やってることは毎回同じなので、飽きてきた。
最初の頃のワクワク感やドキドキ感はない。
それでもかなり稼ぐんだから人気は根強いんでしょう。
もう観なくてもいいでしょう。
下手な声優がいると思ったら広瀬アリスだった。頑張れ!
小説って最初の30ページまで我慢して読めばわかると思う、
面白いか否かではなく、自分に合ってるか否かが。
それと、こういう世界を書きたいのかなって。
この本は30ページ読んでも50ページ読んでも意味が分からず、
いや、何を書いてるのかは理解できるけど、
何を伝えたいのかが最後まで全く分からなかった。
また、私の読めない漢字の出てくる頻度の多いのなんのって。
勉強不足なので侮辱とは思わないまでも、思いやりのない作家さんだな、なんて思ったりしてしまう。
ウィキペディアでこの作家さんを検索したら・・・あっ、TEAM NACKSと同じ大学なんじゃんって。
たぶんこの作品だけでなく、この作家さんの本はもう読まないと思う。
直木賞受賞作品って、あんまり面白くないね。
この作品で一つだけ、
鹿と鹿が戦って、角が絡んで離れられなくなる。
最初は行動を共にするが、いずれ片方が死に、生き残った鹿の角に死んだ鹿の頭部がくっついた状態になるってところ。
以前新聞のフォトコンテストみたいなのにそういう写真が賞を受賞していた。衝撃を受け切り抜いて持っている。
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター
上映時間:114分
12年ぶりに観たが、内容をほとんど忘れていた。
なんか不思議と観ていて飽きないんだけど・・・もう観なくてもいいかなって気もする。
最期の(ネタバレだけど)シーンで、
ドラヴィスが少女を助けるためにマフィアと銃撃戦を演じてヒーローになったって・・・
次期大統領候補を暗殺しようとしてた男がヒーローになってしまうという大どんでん返しだけ覚えておけばね。
あと、自分自身変わりたくって、ベテランドライバーに意見を聞きに行くシーンなんかも好きかな。
聞きに来られても困っちゃうよね。
ただ、あの程度の返答しかできないベテランドライバーの寂しさもわかる気がする。
ロバート・デ・ニーロの演技は最高でした。一つ前の出演作はゴッドファーザー2ですか、こちらも素晴らしかったですね。
ちょいちょい???というような映画に出演されてる時もありますが、大好きです。
十の輪をくぐる読了。
帯で荻原浩氏が書いている通り、20代でこの作品が書けるとは凄いです。
ただ読んでいて気分の良いものではなかったです。先は気になるけど、常に嫌な気分にさせられてたかな。
過去と現代を行き来する形で、若かりし頃の万津子を取り巻く人々もそうだけど万津子に対してもどこか違和感を覚えた。
現在では万津子の息子泰介の言動には辟易させられる。後にADHDと判明してもです。
万津子は満に騙されて結婚してしまったが、満の息子の泰介も本性を隠して由佳子と結婚したんじゃないかって邪推もできる。由佳子ははっきりと泰介との結婚理由を述べていたけれど。
泰介のような人と出会ったらどう対応していいのか考えてはみるものの、結局は突き放してしまうだろう。
この作品では泰介の娘が自分はADHDではないかと心配になり調べ始める。泰介の言動を見た娘は、父もADHDではないかと気になり自分の悩みを打ち明ける形で診察をすすめるあたりは絶妙だなと思った。
ADHDの治療には「薬物治療」と「心理社会的治療=心がけ」の2つあるそうで、
これを知れたことは良かった。
良隆ちゃんが死んだ原因がわからないのが・・・うやむやにしているのは私の想像通りなのかと。
そうなると万津子の対応もどうかなと思う。
なんか好感の持てる登場人物がいなかったのが、読んでいて常に嫌な気分だった原因だろう。
出演:松嶋菜々子、時任三郎、佐々木蔵之介、風間俊介、波留、段田安則
全10話
正直、救命病棟24時の名を借りた別物と考えなければ納得がいかない。
臓器移植の話しが前に出過ぎてて、救命のパートがおざなりになっていると感じた。
今までの、シーズン4までの(実際は3くらいまでなんだけど)、救命の忙しさは何だったのか?
進藤一生抜きで進めた勇気は認めるが、段田安則演じる病院長に「彼は私の教えた研修医の中でも1番だったよ」
こんなセリフだったかな、言わせるあたり惜しいなと。
シーズン1(1999)
シーズン2(2001)
シーズン3(2005)
シーズン4(2009)
シーズン5(2013)
放送された年を記しておいた。
5でいきなり猿田という研修医が現れて、12年前に臓器提供を受けたと告白。
だけどこの5のメンバーは小島楓も含め、誰も小田切医局長のことを知らないんだと気づいて寂しく思う。
そしてこのドラマの世界では、2005年に関東で大地震、2011年では東日本大震災が起こったことになっている。
(小島と夏目の会話で)
6年ぶりの再読。
この本はそれほど面白くなかったので処分します。
長宗我部盛親の話し。
関ケ原で西軍について家を滅ぼしたことを不運と位置づけ、数々の不運を列挙してゆくので鬱陶しい。
確かに家を継いだタイミングが悪かった。
なので大御所(徳川家康)への使者の選別も、向いてる配下が誰であるかわからなかったんだなと同情できる。
そういえば出来のいい兄貴(島津との戦いで死んだ)がいたのでその点も同情する。
しかしグズグズと言い訳がましいので暗い気分になります。なので捨てます。
最後は諸説通り刑死というのが妥当かな。
司馬遼太郎もよくこんな人物を取り上げたなと不思議でしたが、ずいぶん早い時期の作品のようです。
これまでに処分したのは70冊
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6、人斬り以蔵1、最後の伊賀者1、果心居士の幻術1、戦雲の夢1、
残す作品69冊
梟の城1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、新選組血風録1
【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)
1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
出演:ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム
上映時間:136分
シリーズ8作目。
フツーに面白かったけど、世界が大きくなりすぎてどうなんだろ?って感想です。
地上波で放送するのは2回目らしいんだけど、1回目は見てない。見逃してたことに気付いた。
もう8作も9作も出されるとどれを見てて、どれを見てないんだかわからなくなってきている。
そういえば思い出したんだけど、ドミニクの元恋人エレナ。
2作前だったか初めて出てきたときの吹き替えがあまりに下手くそで、そればっか気になっちゃって、ストーリーの緊迫感が伝わってこなかったんだ。
最後の声優の紹介が楽しみで、誰かと思ったら武井咲だった。
私が聞いた吹き替えワースト5に入る。
そんな客寄せパンダみたいなことやらせなくても視聴率は取れそうなのに、
どういう大人の事情だか知らないけど、なんでこんな世界観を壊すようなことするのか。
ルークは完全に「24」のジャック・バウワーだし。
だったら字幕を観ろよってことなんだろうけど、そこから否定されると・・・。
出演:鈴木亮平、石橋杏奈、市川実日子、山崎育三郎、平田満
全5話
さーて、どうかな。
宮沢賢治の人となりは、ザッとだけど、なんとなくわかりました。
これだけでわかった気になるなとお𠮟りを受けるかもしれませんが、
このドラマで少しでも宮沢賢治という人物がわかればな、という程度というか期待というか、だったので目的は果たされました。
あまり好感の持てる人物ではなかったです。
私ら夫婦の共通した感想ですが、鈴木亮平じゃなかったら見れたもんじゃないなって感じです。
個人的感想としては、兄妹の愛が気持ち悪かった。
そして妹役の石橋杏奈の、強い口調で喋るときの、あの口の動きが昔から好きになれないんです。というのはNHKで放送中の「LIFE!」という内村光良のコント番組で彼女を何度も見ていたからです。
2017年WOWOW製作を、2024年にフジテレビの深夜放送で見ました。
もう見ることはないでしょう。
瀬尾まいこの作品を読むのは「あと少し、もう少し」以来2作目。
この「そして、バトンは渡された」も面白かった。
(あと少し、もう少しは内容を忘れてしまったが、これは忘れないでしょう)
比較的読むのが遅い私でも1.5日で読み終えるほど、他の事が手につかないくらい、先の気になる物語でした。
現在の高校生である優子、この優子に至るまでの小学生や中学生の優子、現在と過去の往復を丁寧に綴られている。
最後は森宮目線での文章も憎い。
高校野球で、先発(水戸秀平)があっという間に降板し、ワンポイントリリーフ(泉ヶ原茂雄)に、抑え(森宮壮介)が長いイニングを任された、バトンを渡すというよりこんな投手継投な感じに映った。
実はいつだったかテレビで映画が放送されてて、それを見たんだけど、10分くらいでやめてしまった。逆に映画を見ずに本を読んで良かったと思うくらい良い作品だった。
ただ、継母や継父にいじめられてる子供が読んだらどう思うか・・・そんなことも考えてしまった。