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車で来る途中の山肌は、萌黄色の新緑が芽生えていましたが、さすが、大沼の高さまで来ると、まだ、芽を出す前の木々の薄茶色の山肌が周りを囲んでいて、駒ケ岳の斜面を見上げると、桜が一箇所見事に咲いていたり、アカヤシオのピンクの花の色が点在していました。今日は、大沼の黒檜山登山口から登りましたが、天気がよく、日差しが強くて、初夏のような暑さになやまされました。黒檜山の頂上の先の見晴らしのよい場所からは、南や西のほうには、赤城の鈴が岳や地蔵岳など、北のほうには、上州武尊山、うっすらと至仏山などの山が見渡せました。駒ケ岳へ向かう道からは小沼が長七郎山と地蔵岳の間にコバルト色に見えていました。駒ケ岳を下る道で、アカヤシオを近くに見ることができました。
画像は左から、黒檜山の登り道より見た赤城神社、大沼 (2)駒ケ岳頂上 (3)アカヤシオ です。
初夏きたり 黒檜の尾根道 にぎわえり
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笠取山は 東京都多摩川の水源の山です。群馬の藤岡から、車で雁坂トンネルをとおり、塩山経由、作場平の登山口にやってきました。一休坂、笠取小屋をとおり、草原の先の小さな分水嶺(多摩川・荒川・富士川へ分かれて注ぐ)で一休みしました。空は青々晴れて、涼しい風が、汗をかいた体を癒してくれました。笠取山は画像のピークを登ると、「笠取山 山梨百名山」と記された木柱があり(ここも頂上?)、周りの山(北千丈、国師が岳、雁坂嶺、丹沢の山?富士山はうっすらと)が眺められました。さらに進むと高さの記された頂上に到着しました。下りは水源の水神社の水干に立ち寄り、ぽたりと落ちる水の一滴を拝ませてもらいました。ここで地面にしみこみ、すぐ下の沢に染み出て、多摩川の流れの源流となるとのことです。歩きやすい山道を下り、中島川橋経由作場平へ戻りました。
画像は、左から、(1)笠取小屋手前の登山道 (2)小さい分水嶺ピークから笠取山を眺める (3)笠取山頂上 (4)水干(後ろの土壁より水が染み出て水滴が落ちる) です。
春風や 多摩川の水 しみ出たり