スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

親子で忍者in八戸

2010-11-07 23:20:56 | あそび

はちのへ子ども劇場主催の「親子で忍者」に次男、長女を連れて
参加してきました。

八戸での忍者は今回が初めて。

そこで、5年前から「忍者まちをあそぶ」をやってきている十和田から
NPO法人子どもセンターハピたの代表のようこさんとわたくし父が
助っ人も兼ねて参加してきました。

私達も、他の地域の忍者に参加するのは今回が初めて。青森で、
こうした活動が広がり、つながってきたことに感激です。

1歳から小学校5年生まで親子で25組の参加がありました。
総勢では70名近くという大盛況!



今回は、八戸市庁前にある大きなお屋敷を借り切っての忍者。
本当に忍者屋敷みたいで、いい感じです。
全国各地を飛び回り忍者をはじめ、様々な活動を繰り広げている
アフタフ・バーバンから「お頭 むらさきなすび」と「くのいち 枝豆
もぐもぐ」の2人が来てくれました。


まずは、部屋の中でさまざまなあそびの修行を行いました。
今回は、お父さん講座として企画されていました。
はちのへのイクメン達が勢揃い。ここは幼児チーム。




外にでて、隠された巻物さがしの修行。

子供達が見つけてきた巻物を数えてみると、その数ぴったり100本!
思わず拍手。
お父さんお母さん達も本当に楽しそう。


そして、最後の修行は・・・

おきまりの、旗とりちゃんばら親子対決!!


今回は、自分達でちゃんばら用の新聞紙刀を作りました。




1回戦は子どもの勝利!



大人達の反応は・・・


くやしい・・・

あれ? 本気でやっていいのね・・・



この敗戦が大人達の闘争心に火をつけました


この後の2回戦は、圧倒的な大人の勝利。


今回、子供達の半分くらいが未就学児だったから仕方ないかなあ。

でもそんな子供達相手に本気を出して、勝って飛び上がって
喜んでいる大人達。笑っているお父さん、お母さんがいる。
あそびだからこそ、できることです。

ここで、手加減したり、審判がいたり、ルールを守らなきゃだめだろう!
なんて怒ったりしてたら、子供達の心は動かないでしょう。




最後に忍者修行修了のあかしの巻物授与。

7本集めると幸せになるという・・・


おとなたちにも巻物が渡されます。
みんなうれしそう! そして、とても満足した顔をしています。


全てが終わり、主催者が準備してくれたカレーライスをお昼にみんなで
食べて解散しました。

今日はじめて会った人達が、すっかり打ち解けて話に花が
さいていました。

1歳児でも小学校高学年でも大人でも(おばあちゃんも参加していました)、
年齢性別さまざまでも、知らない人どうしでも、忍者というひとつの道筋の中で
関わり合いながら、それぞれが楽しいと思うことをそれぞれのペースでやり遂げる。

だから、負けることもあるし見つけられないこともあったりするけど、
楽しかったという気持ちが残ります。

これはあそびのもつ力だと思います。

そんな子供達の”楽しい”に寄り添い、ともに楽しめる大人が
これから八戸でもたくさん増えてくる予感がしました。




子ども探偵団出動

2010-10-09 23:32:54 | あそび

先日、「平成22年度こどものまつり」会場となりの文化センター前広場で、

「NPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバン」と

私達「わくわく連隊! あそぶンジャー」によるあそび合いの企画

「子ども探偵団出動!!」を行いました。
 

「ミスターX探偵社」として、アフタフ・バーバンからは代表の北さんときょんちゃんの
2人が来てくれました。
そして、それをサポートするミスターX探偵社十和田支局として、私達あそぶンジャー
が加わり、子ども探偵団がスタート。



ミスターX探偵社十和田支局の面々。
黒っぽい服装で集合。こうすると、私達のあそび心にもスイッチが
入ります。

まずは、探偵の技をみがくためのトレーニング。

みる、きくなどの5感を使ったあそびでほぐれたあと、
「会場内にしかけられた ”時限装置” を発見し解除せよ」
との指令が!




時間がせまる中、子ども達は駆け回ってさがします。



発見した子ども達が、さけびながら次々にやってきます。

無事発見され、解除に成功した時限装置、 ”メザマーシ・ド・ケイ”。


そして、いよいよ子ども達が探偵となって、子どものまつり会場へ潜入します。
今回の指令は、「ターゲットをさがせ!」

子どものまつり会場にいるある人物をターゲットに決め、その人に気づかれないように
似顔絵を作成し、そこに、その人物に関する情報を本人から聞き出して書き込む。

それをチームで交換しあい、その情報をたよりにターゲットを見事さがしだし、
連れてくるというミッション。



探偵社本社の2人が、ミッションの内容を面白おかしく演じながら説明。
見ているみんなは大笑い。

そして、いよいよミッション開始。

我がチームは、絵が得意だという男の子が似顔絵作成することに。
「あの人はどう?」 「俺、単純な顔じゃないと描けないよ・・・」
なかなかターゲットが決まらない。

会場をぐるぐる回ってようやくターゲットを決めると、残りの人は似顔絵を
描くための時間かせぎと情報を聞き出すために本人に近づきインタビュー。

似顔絵担当は、本人にみつからないように、やや離れた所に。

情報を聞き出し、そろそろ似顔絵もできているかな、と行ってみると・・・

「どう、できた?」   

「遠くて顔が見えないよ・・・看板で顔が隠れてみえづらいし・・・」

見てみると似顔絵は白紙!  えーっ!! 

移動すればいいのに・・・!   

本人には気づかれないようにというひと言に(とはいうものの、本人から
丸見えでバレバレだったりします・・・)、どきどきして動けなかった
んだろうなあ。 




そこで作戦変更。私ともう一人の女の子で近くまで行ってターゲットの
特徴を覚えてきてそれを伝え、そこに男の子が見た特徴を加えて
モンタージュ写真のように似顔絵を作成。


似顔絵完成!

広場にもどって、似顔絵を交換しあい、ターゲットをさがします。




捜し出されたターゲットのみなさん。快く一緒に来てくれました。
子ども達の描いた似顔絵を持ってもらと、特徴をうまくとらえていて
子ども達の観察力に感心してしまいます。

我がチーム、交換した似顔絵を見た瞬間、「私、この人どこにいるか知ってる!」
と走りだしました。 
そして、見事ターゲットを捜すことが出来ました。
見てないようでいて、子ども達の観察力と記憶力には感心しっぱなしでした。



最後は、大人対子どもの「暗号解読大作戦」。


今の子どもは外で遊ばないとか遊べないとか言われますが、
そんなことは全然ありません。


アフタフ・バーバンのあそびでは、関わるとを大切にしていて、みんなで
どうしようかって相談する場面が多いです。
また、与えられるミッションも、ターゲットをさがせ、とかって、
決まった答えはなく、そこへたどりつくまでの道のりも参加者の数だけ
無数にあります。

子どもですから、自分勝手な行動をとったり、ひねくれたことを
言ったりする子もいます。

でも、みんながバラバラなように感じるけれども、自分が選んだ面白さ
にむかってあそんでいるという点ではみんな一緒。

そして、誰かが言ったことにみんなの心が響き合い、「じゃあ、それやってみよう!」
となったときに、みんなの気持ちが ぎゅっ! っとなる瞬間があります。

これがなんともいえずたまりません! 

楽しい1日でした。









忍者参上2010

2010-07-25 23:36:02 | あそび
梅雨があけ、一気に夏がやってきました。
恒例となっている「忍者」を今年も開催しました。

忍者といっても、手裏剣を投げたりアクロバチックな動きをしたりとか、
体を鍛えたりとか、そういうものではありません。忍者というイメージを使った、
おとなとこどものあそび合いです。

初開催から5年目、今回で6回目を迎えました。
継続は力なり、毎年楽しみにしているリピーターの子供もたくさんいます。

今年は、これまで舞台としていた商店街をとびだし、官庁街通り
の現代美術館前にオープンしたアート広場や周辺の公園に舞台を移しました。

2日連続の計2回公演で、のべ約70名の子供たちが参加してくれました。


ふろしき一枚かぶるだけで、忍者に変身!


まずは公民館での導入。これからの修行へ向けて気持ちと体の準備をします。

ふろしき手裏剣ができあがると、「おおー」という大人達からのどよめきと拍手が。

あそびの修行を行いながら、4~5人ずつのチームに分かれました。



いよいよ外へ出ての修行。この日の気温33℃!
まずは、影の謎を解く修行。アート広場でシルエットの正体をさがします。



ただし、影忍者に捕まらないように修行を行わなければいけません。
物陰にかくれたり、石に変身したり、色々な方法で影忍者から身を守ります。

このドキドキと緊張感は、大人でもたまりません。



影の正体発見! 我がチームは、アート広場の犬のオブジェでした。



続々とまめ忍者たちがアート広場へ集まってきました。
しばし、小休止。



いよいよ、本日メインの修行。その名も、「忍者秘術の書」!
各チームに渡されたお札にかかれている「ことば」から各チームの子供達自身で
修行を考え出し遂行するという究極の修行!!

そのことばは、「におい」、「色」、「顔」、「ここだぜ!」など様々。



においあつめの修行? まずはなんでも嗅いでみた。

大人も一緒に考えます。あそびに指導者という関わりはありません。 


「なんか、いいにおいがする」
男の子チームは、くさいにおいを、女の子チームは、いいにおいを集める傾向が
ありました。なんとなくわかります。

すぐ近くに消防署があるのですが、「消防自動車はラーメンのにおいがした」、
「アート広場のトイレの壁はクローバーの花のにおい」・・・衝撃の発見が次々と!
「この土のにおいかいでみて!」と手のひらにのせた土を自分で嗅いで見せて「おえっ!!」って、ドリフのコントか!

子供達、かわいい!! 面白い!!


広場に寝っ転がって、空の中に何かをさがしているようです。



子供達が歩道で見つけた「顔」。分かりますか?



このチームは、公園に落ちているゴミが気になって見過ごせなくなり、
いつの間にかゴミ拾い修行になってしまいました。



子供達により編み出された新たな修行が、続々と報告され、お頭の手により
「秘術の書」に次々と書き込まれていきます。



最後に、大人対子供の、旗とりチャンバラ対決。

1回戦、私は巨大なオブジェの裏から速攻で子供達の隙をつきおとな気なく旗を奪取。

5年目にして、大人チームの初勝利!! 

しかし、それが子供達の闘志に火をつけた!!



以後はコテンパンに子供達に負けてしまいました。


子供達があそぶという関わりの中で夢中になって、安心して自分らしさをさらけだせる
そんな時間を子供時代にたくさんすごして、思春期へと向かって行って欲しい。
この、関わり合うという力こそが、これからを生きる力となるのだから。

そのためにも、大きな、ぬくもりのまなざしで子供達に寄り添う大人でずっと
いたいし、そんな大人でいっぱいになったらいいなと思います。

楽しかったなあ。


あそび合う関わりは、まだまだ続くのであった。







ビー玉戦争

2009-11-15 21:54:21 | あそび
子ども達、暇になるとたまにやるのがビー玉戦争。

結構盛り上がってます。

ルールは単純。

はじめに自分の持ち玉を何個か決めて取って(5個とか)
スタート位置からビー玉をはじめの人が一人転がします。
次の人から、自分以外の人のビー玉に当てるように
転がします。

相手のビー玉に見事当てられたら、相手のビー玉をもらえます。
誰かのビー玉がなくなるまで続けられます。

あ~おしい!やったあ!あ~!椅子に下に行っちゃった!

エキサイトする子ども達の声が響きます。


あと、最近、子ども達が変な事をしてました。

階段から下りるとき、なぜか頭を下に、背中を段に付けながら、
逆さに降りてくるというもの。
お兄ちゃんの友達T君があまりの暇さに考え出した遊びで、

みんなして、「あ~、背中いてえ!」「ここのカーブがむずい!」
「おれなんか、手すり使ってないんだぜ!」と、自慢にならない
自慢をしていたり・・・。

アホだ・・・。

でも、なんだか楽しそう。

別な友達が遊びに来たとき、

「なんだ、おまえ普通に階段降りてきたのか?だっせえ。
俺たちはこうやっておりるんだぜ!」って、得意げに見せる
最初の発案者のT君。

アホくさいことをまじめにやってる子ども達が、
何とも面白いのです・・・。








まちをあそぶ 忍者修行道場

2009-10-30 23:32:08 | あそび
ちょっと前の話になりますが・・・

毎年夏に、アフタフ・バーバンの人達と共に、地元の商店街を舞台に「まちをあそぶ 忍者修行道場」を行っています。今年で4年目になります。毎年70名ほどの小学生が参加してくれます。


クイズラリーなどのように大人が用意した決まった答えを、そのとおり子ども達がなぞるというのではなく、目的にたどりつくまでの過程を大切にして、子ども達は大人や商店街の人達と関わり合い工夫しながら目的に向かおうとします。
5~6人のグループになり、そこに大人スタッフが1人ずつ入ります。私達夫婦は大人スタッフとして、うちの子ども達は忍者として参加しています。

例えば、商店街のどこかにいる道場主様(お店の主人)を、合い言葉をたよりに捜し出し、巻物をお届けする修行。ただし、修行は、どこからともなく現れる「影忍者」に見つからないように行わなければなりません。
影忍者に見つからずに修行を続けるにはどうしたらいいのか・・・

そこでさまざまな関わり合いが生まれます。


この女の子は影忍者をやりすごそうと、とっさに猫になりました。するとそこへやってきた影忍者。
「あら、かわいい猫。ミルクをあげましょう」とさらに関わります。それに応えて女の子はおいしそうにミルクを飲みました。こんな遊び心あふれる素敵なやりとりが商店街のあちこちで繰り広げられます。

影忍者に追われて店内に逃げ込んだ子ども忍者。はじめは迷惑そうに見ていた店員さんでしたが、状況を察し「早くこっちにおいで」とレジの後ろにかくまってくれて、さらに「子ども達なら裏から出て行きましたよ」なんてごまかしてくれました。

洋服店の店先でマネキンになってやりすごそうとした大人スタッフ。もちろん影忍者がからみに行きます。ピンチ! するとそこて店の主人がやってきて「それはうちの店で一番古い年代物のマネキンだ。30年ものだ」なんて影忍者に話しかけます。

1年目の時は、「うちは関係ないんだから、店の中に入ってこないで」なんて怒られたこともあったけど、今はむしろ商店街の人達も関わることを楽しんでくれているようです。


修行の最後は、大人対子どもの旗取りチャンバラ対決。
本気でやっていますが、4年間やってもまだ1度も大人チームは勝っていません・・・。

子ども達には、子ども時代に十分にのびのびと自分らしさを発揮して、それを受け入れてもらえた、認めてもらえたという実感をたくさん積み重ねて欲しいと思っています。
この、まちを舞台にした遊び合う関わりが、子ども達にとってのびのびと自分らしさを出せて、心から、あー楽しかった!と言えるそんなひとときになれたらいいなと思います(父)。