スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

忍者 学校をあそぶ

2010-03-29 23:28:47 | 子供達
今日も、小学校との関わりの思い出を少し綴りたいと思います。

3年前、初めてひきうけたPTAの役員が、成人教育部長でした。
他の小学校では研修委員という名称の所もあるようですが、
会員の親睦を図るとか会員の資質向上のための研修などを企画実施する専門部です。
実際のこれまでの内容は、親子で工作をしたり、親子ビクスだったり、科学館の人に
来てもらって科学実験ショーをやってもらったりなど。
外注して、講師に何かやってもらって終わり。
でもなんだかそれって、公民館や科学館とか児童館へ行けばできることばかり。
親は引率で、結局見てるだけの場合が多い。

せっかく部長になったので、大人も子供も一緒に楽しめる、学校を舞台にした何かを
やりたいと思いました。
妻の「忍者やったら?」のひと事で、毎年夏、アフタフ・バーバンの人達と行っている
商店街での忍者修行道場をアレンジし、学校を舞台にあそぶことに決めました。

役員会で、「忍者、学校をはしる!」というタイトルで提案資料をだしたら、
先生から「あの、どうしても走らないとだめですか? 校舎内は走らないようにと指導しているので・・・」
いやいや、本当に走りたいわけじゃなくて・・・、タイトルですから・・
なんてやりとりがはじめはありました。でも、「いいんじゃないですか。ふだん走れないんだから
こんなときくらい」なんて言ってくれる先生もいました。

結局、タイトルは「忍者、学校をあそぶ!」にしました。

当日は、商店街での忍者を一緒にやっているスタッフから何人かと市内の大学のボランティアサークル
の学生さんにも助っ人に来てもらいました。

集まった参加者は、親子で70名くらい。

あらかじめ大人が決めた答えを子供達がなぞっていくスタンプラリーとかオリエンテーリングとは違います。
ルールがしっかり決まっているレクリエーションとも違います。
目的にたどりつくまでの過程を大切にして、子供達は子供達同士や大人と関わり合い工夫しながら
目的に向かおうとします。それを競技じゃなくて、あそびで行います。
あそびだから、1年生でも6年生でも大人でも、初めて参加する子でも誰でもできます。



まずは、体育館で様々な修行で体を動かします。これは、新聞紙でできた長剣をよける修行。



メインの修行は、かくれんぼ。ただし、かくれるのではなく、校舎内のどこかに
潜み隠れている大人忍者を捜す修行。




ところが、影忍者に見つかりつかまらないように修行を遂行しなければ
いけません。



影忍者がやってきた! 壁になったり、お地蔵様になってやりすごしたり、
単純に走って逃げたり・・・子供達の反応は様々。壁になって身動きできない
お父さん達・・・。



大人忍者をなんとか見つけ(実は、最後まで見つからずに隠れ通した大人が1人いました。
みつからないので、最後は校内放送で呼び出しました・・・)、折り紙手裏剣と新聞紙の刀作り。



大人対子供の旗とりチャンバラ対決。速攻で子供チームの勝ち。



真剣勝負で大人も勝利。結果は1対1の引き分け。

幼稚だなんだと言う人も一部にいましたが、単純でいいんだと思うんです。
PTA行事でまでお勉強みたいなことしなくてもいいじゃない。

実際子供達は生き生きしていたし、大人も真剣にかくれんぼしたりチャンバラ
して、このひとときを楽しんでいるように見えました。

決められた手順を間違えないようになぞることができたら正解!みたいなことよりも、
自らが書き込んでいける余白がたくさんあるようなことの方が
自分でやりとげたという達成感が味わえると思います。

そんなことの積み重ねが生きる力を育むことにつながる気がしています。

6年生の思い出 学年キャンプ

2010-03-25 22:15:30 | 子供達
卒業式を終えた長男の卒業文集を見ていたら、6年生の生活の中で
一番思い出に残ったことについてみんなが書いていて、数名の子がなんと
「学年キャンプ」と書いていました。修学旅行を抑えて学年キャンプが一番とは!! 

企画したものとしては、非常にうれしい限りです。

では、どんなキャンプだったのか、ちょっと前の出来事になりますが、
紹介したいと思います。


実は、開催までには色々ありました。

まず、春、新学期が始まってすぐ、教頭先生から、「今年の6学年レクは宿泊なしで、
1日でできる行事にして欲しい」と言われたところからスタート。えーっ!

事情を聞いてみると、先生への依頼事項が多く負担が大きすぎて、まるで学校行事の
ようになっていて困っているとのこと。
でも子供達は当然今年も学校に泊まれるものと思い楽しみにしています。

そこで、委員で内容を再検討。過去のキャンプは無駄に負担を大きくしている部分
があることが分かりました。改善点を示して、校長、教頭先生にお願いに行き、
宿泊できることになりました。

夏休み直前の週末、学年キャンプの日がやってきました。

ところが、朝からバケツをひっくり返したような土砂降りの雨・・・

それでもみんな元気に集まってきました。行事は全て屋内に変更。



家庭科室と理科室に分かれて夕食のカレーライスづくり。お母さんに見守られながら
みんな手際よく進めます。なんだかうれしそう。



できたカレーは体育館で仲良く食べました。子供達は何度もおかわりをして余すことなく完食!

一休みしたあと、ドッヂボールをしながら暗くなるのを待つことに。クラス対抗、
親子対決などで盛り上がりました。


そして・・・いよいよみんなお楽しみの肝試し。


今年は宝さがしの要素をとりいれて、内容をひと工夫。
まずは、各班に宝箱が渡されます。これを、他の班に見つからないように校舎内のどこかに
隠します。そして、宝の隠し場所を示す宝地図を班ごとに相談して作ります。

この班は宝の隠し場所を暗号にしたようです。


宝地図を交換しあい、受け取った宝地図をたよりに暗闇の校舎へ宝探しに出発。
でも、校舎内に潜むお化け達がそれを邪魔します・・・
お父さん、お母さん、変装グッズまで持ち寄ってノリノリです。
中学生のお兄ちゃんは音楽室へ直行し、ひとりでになり出すピアノを演出。
本当に誰も弾いてないのに音がするように見えます。
体育館まで子供達の悲鳴が聞こえてきました。
泣いて、体育館から一歩も出ることが出来ない子もいたりして、まだまだ
子供なんだなあ。


何にそんなにおどろいているのでしょう?



見事宝を発見、得意そうに体育館へ帰ってきました。宝箱をあけると中にはお菓子の
引換券。おやつをゲットしてゴール。

残った時間で、担任の先生出題による○×クイズ、再びドッヂボール。


そしてみんなで体育館でゴロ寝。学校で寝るなんてそれだけで楽しそう。

みんな寝やしない。いつまでもごそごそがやがや、歩き回る音やおしゃべりが聞こえて
いました。


保護者もこっそり買い出しへ行って、ステージ脇の控室に集まって情報交換会。
担任の先生の見回りを気にしながら学校で飲むというのは、なかなか楽しい・・・。

子供も大人も楽しく遊んだキャンプでした。
父にとっても思い出深い夏の出来事でした。

感謝の気持ち

2010-03-24 12:11:17 | 幸せをつかむために
先日から読んでいる本の中から、何回かに分けて、心に残ったお話を紹介します。

D・カーネギー「道は開ける」~

☆私達がこの地球上に生きるのは、わずか数十年にすぎない。
 それなのに、一年もすれば忘れられてしまう不平不満を悩みながら、 
 かけがえのない多くの時間を無駄にする。もう、ごめんだ。

 私達の人生を価値ある活動、感覚、偉大な思想、真実の愛、
 永久の事業のために捧げよう。
 小事にこだわるには、人生はあまりにも短すぎる。

☆幸福を見つける唯一の方法は、感謝を期待することではなく、与える喜びのために
 与えることである。

☆感謝の念は、後天的に「はぐくまれた」特性であることを思いだそう。
 だから、子供に感謝の念を植え付けるには、私達が感謝の念を持つように、
 子供に(身をもって)教えなければならない。

☆私は二度とこの道を通らない。だから、私に出来る善行、私の示しうる親切は
 その場で実行しよう。ためらったり、怠ったりしないことにしよう。
 私はこの道を二度とは通らないのだから。

☆毎日、誰かの顔に喜びのほほえみが浮かぶような善行を心がけよう。

その他に、越山雅代さんのブログの中でも、心に残る言葉があるので、紹介します。

☆感謝の気持ちを具体的に表現しよう。「あなたが~してくれたおかげで、
 今日一日、お母さんはこんな事ができたのよ。ありがとう。本当に助かったわ。」など。
 おおげさでもいい。大根役者でもいい。とにかく感謝の気持ちを口に出して言おう。

☆相手の立場に立って物事をみるようにしよう。

どれも、わかりきっているようで、なかなか実行できていなかったりします。

自分が幸福になるためには、自分がどれだけ人に分け与えることができるか、
というように思います。

見返りを求めず、心から感謝の気持ちを示すこと。

それが幸せをつかむ第一歩だと思います。

もちろん、子供に、ご主人に、義理の父母に。友達に、その日であった人に。

私も、主人には、当たり前のように家の中のことを協力してもらっています。
仕事に行く前に犬の散歩、鶏小屋のそうじ、洗濯、ゴミ出し。
帰ってきてからは、食器洗い、子供達とおばあちゃんをお風呂にいれてもらい、子供達に絵本を読み聞かせながら寝かしつけ・・・。

その他に、学校では読み聞かせやPTAの役員を引き受けているので、結構主人に頼っています。

主人には本当に感謝しています。子供達に愛情を注ぎ、自分の子供だけでなく、学校の、地域の子供達が、のびのびと、生き生きとできるように、日々夫婦で何が出来るのか、話し合っています。

こんな人と巡り会って、本当に、幸せだと思うのです。

長男の卒業の日、長男から手紙をもらいました。
こんなおとうさん、お母さんで良かったと。本当に感謝していますと。

そう言ってくれる子供に恵まれたことにも感謝です。

卒業を祝う会

2010-03-22 00:27:00 | 子供達
長男の小学校の卒業式と、ひきつづき場所を変えてPTA学年委員主催の卒業を祝う会
がありました。

服装のせいもあってか、卒業式の子供達はとても大人びて見えました。
それにしても、式がてきぱきと進む様には感心したというか驚きました。
子供達、何度も練習したんだろうなあ、という感じ。計算された動きというか
先生方の工夫が感じられました。

歌も変わりましたね。私らのときは、ほたるのひかりとか仰げば尊しなんてまだ歌っていましたが、
今回の退場の時の歌はファンキーモンキーベイビーズですよ!

場所を変えて、昼食会を兼ねた祝う会。学年委員長として夏の学年キャンプ、そして
この祝う会と企画にずっと関わってきたので父の思いは特別です。

春のPTA委員を決める抽選(子供がくじをひきます)では、6学年委員はこれまで5年間
一度もPTA委員を務めていない人の中から選ぶことになっています。人は決まったものの、結局、
出席できませんという人がけっこういて、これでは活動ができないのでは、という状況でした。
そこで、先生が再募集をかけて、私を含む5名が手を挙げて委員に加わりました。
立候補して委員になった人が加わったので、役員会ではいつも建設的な話し合いが行われ、
みんなが協力しあい、非常によい雰囲気でここまで準備を進めることができました。


委員のお父さんの力作「オープニングムービー」で開幕。

お楽しみ企画の余興では、保護者からは、ゆずの「またあえる日まで」を合唱しました。
この歌、ちょっと古い歌ではありますが、卒業式にぴったりのとってもいい歌なんです。

そのあと、お母さん有志による踊り

すごいパワーです。よくやります。


子供達は宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を朗読しました。



先生方は、中学進学を控え不安な気持ちを抱える子供達の教室での風景を
ライオンキング風の劇にしました。舞台にかじりつく子供達は大爆笑。

左の黄色いかぶり物をしているのがライオンキング先生。どんな悩みにも
カン高い声で「し~んぱいないさあああああ~!!」と絶叫し励ましてくれます。


最後は、またまた委員のお父さん作による、子供達の6年間の記録のスライドショー。
BGMの選曲がこれまたみごとで泣けます。毎日遅くまでパソコンに向かい、作ってくれた
そうです。子供達への愛情がスクリーンからあふれています。

思春期へと突入する子供達。いつも子供達のことを気にかけ、大切に思い、そばで見守り、
応援している大人がこんなにたくさんいるんだということが、少しでも伝わっていたら
いいんだけど。

おめでとう、旅立つ君!


八甲田でスキーしてきました

2010-03-14 22:44:47 | 自然の中で
週末に東京から友人夫妻がスノーボードを持って遊びにきました。
土曜日は朝から雨が降るなど天気が悪かったため、温泉に行ったり
のんびりすごし、日曜日に朝から八甲田へ。

ところが、山頂付近が強風のためロープウェーは運転見合わせ。
下のスキー場で滑りながら待つこと数時間で運転開始。

山頂はそれでもすごい風。気温は-10.3℃。体感温度はもっと寒い!

写真をとるために手袋を脱ぐと、すぐに手がかじかんでシャッターが
まともに押せないくらい。それでもぐるっと360度景色が見渡せてながめは良好!


数日前の大雪のおかげか、なんとか樹氷もどきはできていました。









帰り道。輝く八甲田。