スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

まちをあそぶ 忍者修行道場

2009-10-30 23:32:08 | あそび
ちょっと前の話になりますが・・・

毎年夏に、アフタフ・バーバンの人達と共に、地元の商店街を舞台に「まちをあそぶ 忍者修行道場」を行っています。今年で4年目になります。毎年70名ほどの小学生が参加してくれます。


クイズラリーなどのように大人が用意した決まった答えを、そのとおり子ども達がなぞるというのではなく、目的にたどりつくまでの過程を大切にして、子ども達は大人や商店街の人達と関わり合い工夫しながら目的に向かおうとします。
5~6人のグループになり、そこに大人スタッフが1人ずつ入ります。私達夫婦は大人スタッフとして、うちの子ども達は忍者として参加しています。

例えば、商店街のどこかにいる道場主様(お店の主人)を、合い言葉をたよりに捜し出し、巻物をお届けする修行。ただし、修行は、どこからともなく現れる「影忍者」に見つからないように行わなければなりません。
影忍者に見つからずに修行を続けるにはどうしたらいいのか・・・

そこでさまざまな関わり合いが生まれます。


この女の子は影忍者をやりすごそうと、とっさに猫になりました。するとそこへやってきた影忍者。
「あら、かわいい猫。ミルクをあげましょう」とさらに関わります。それに応えて女の子はおいしそうにミルクを飲みました。こんな遊び心あふれる素敵なやりとりが商店街のあちこちで繰り広げられます。

影忍者に追われて店内に逃げ込んだ子ども忍者。はじめは迷惑そうに見ていた店員さんでしたが、状況を察し「早くこっちにおいで」とレジの後ろにかくまってくれて、さらに「子ども達なら裏から出て行きましたよ」なんてごまかしてくれました。

洋服店の店先でマネキンになってやりすごそうとした大人スタッフ。もちろん影忍者がからみに行きます。ピンチ! するとそこて店の主人がやってきて「それはうちの店で一番古い年代物のマネキンだ。30年ものだ」なんて影忍者に話しかけます。

1年目の時は、「うちは関係ないんだから、店の中に入ってこないで」なんて怒られたこともあったけど、今はむしろ商店街の人達も関わることを楽しんでくれているようです。


修行の最後は、大人対子どもの旗取りチャンバラ対決。
本気でやっていますが、4年間やってもまだ1度も大人チームは勝っていません・・・。

子ども達には、子ども時代に十分にのびのびと自分らしさを発揮して、それを受け入れてもらえた、認めてもらえたという実感をたくさん積み重ねて欲しいと思っています。
この、まちを舞台にした遊び合う関わりが、子ども達にとってのびのびと自分らしさを出せて、心から、あー楽しかった!と言えるそんなひとときになれたらいいなと思います(父)。

ハロウィンかぼちゃ

2009-10-29 22:08:04 | 子供達
ハロウィンかぼちゃを子供達と作りました。
といっても、子供達には中身をくり抜いてもらっただけなのですが。

今年は、ちょっとデザインが凝った物を掘ってみたくて、
パンプキンカービングに挑戦してみました。

下絵を紙にデザインして、それをカッターで抜いた型紙をかぼちゃに貼って、
マジックで写し取ります。
中身をくり抜いてから、大きいところは包丁で、細かいところは彫刻刀や
切り出しナイフ、耳かきまで駆使してやっと完成!

ちょっと細かい木のところが折れそうになりましたが、
かろうじて下の猫に支えられて、完全に折れずにすんでほっとしました。

できあがって火を入れたときは感動です!

夕方、子供達が外でかくれ鬼をしている間に、
一人、黙々とかぼちゃを掘っていた母でした。
時折、子供の友達が興味深げに見学に来ては、
「けっこう細かいですね」「そこ、おれそうですよ」なんて、言っていきます。
「そうでしょう。けっこう細かいのよ・・・」そんなやりとりもまた楽しい。

できあがったかぼちゃを見て、
おばあちゃん・・・「それはきつねかい?」
子供達・・・「ねこ!」(聞こえなかったようで、)
おばあちゃん・・・「たぬきかい?」
子供達と母・・・「だから、ねこ!」
うーん、ねこに見えないかなあ・・・


かぼちゃケーキ

2009-10-28 08:51:25 | スイーツ
今年はかぼちゃがたくさん収穫できたので、
かぼちゃケーキを作りました。
砂糖は使わず、りんごとレーズン、塩で甘みを引き立てます。

私の作り方は非常におおざっぱなので、
大体の分量で書いておきます。

<材料>
かぼちゃ  1/2個
りんご   1/2個
レーズン  適宜
国産小麦粉(全粒粉) 1/2カップ
菜種油   1/2カップ
天然塩   小さじ1/2
(ひえ粉  1/3カップ)・・・今回は入れましたが、なければ入れなくてもOK
シナモン  少々
※水分が足りないときは水または豆乳で調節します。

<作り方>
①かぼちゃは皮ごと一口大に切り、10分ほど蒸します。
②りんごはイチョウ切りにして、軽く塩をまぶします。(分量外)
③つぶしたかぼちゃに、りんご、レーズン、小麦粉、ひえ粉、塩、菜種油
 を入れて、こねすぎない程度にさっくり混ぜます。
③型に入れて、シナモンを振り、185度に熱したオーブンで45分ほど焼きます。

あったかいうちは柔らかめ。
冷めるとしっかりした食べ応えになります。


そして子供達とサイクリング

2009-10-26 09:42:03 | 自然の中で
前回の記事の続きです。

松本さんのお話を聞いた翌日の朝、子供達に松本さんのDVDを見せました。

ドイツの環境都市フライブルグという町の様子を映した物です。

街の中にトラムという路面電車が走っています。

自転車が安心して走れるような、車より、自転車とトラムを利用した方が便利な街です。
トラムは段差がないので、車いすやベビーカーの人も、すいすい乗れる作りになっています。
もちろん自転車も乗せられます。

ゴミも出さなくてもいいような仕組みになっていて、
スーパーでは野菜は袋には入っていなくて、そのまま積み上げられ、
買う人がはかりの上に載せて、トマト何グラム、というような買い方が出来ます。

食用オイルもびんを持って行って、中身だけ入れて買うことが出来ます。
リサイクルより、リユースの考え方が徹底しています。

そんな映像を見せてから、自分達で紅葉のきれいなところまで自転車で行ってみよう、ということになりました。
準備をしてたら昼になってしまい、おにぎりを食べてから出発しました。

途中、紅葉シーズンと言うこともあり、
車がいつもより多く、ビュンビュン車がはしっている道路を通っていきました。

歩道は右側にしかなかったり、左側にしかなかったりで、
子供達と走るには危険で、何度も車の合間を横断しながら歩道を走りました。

歩道自体も、側溝のふたががたがたしてたり、草がボウボウだったり、
電信柱のせいで狭くなってたり、非常に自転車では走りづらかったです。

あまりに車が多く、排ガスもくさく、気分が悪かったので、
途中から裏道にそれて走りました。

そしたら、とたんに静かで、景色が美しくなり、
車が通らない道って、なんて気持ちがいいんだろう・・・、
なんて安心して走れるんだろう・・・、と思いました。

往復4時間ほどのサイクリングでしたが、いろんな事を感じました。




そして、うちに帰ってから、6年生のお兄ちゃんが、市長に手紙を書きたい。と、言い出しました。
車の少ない街、
トラムのような公共の乗り物のおかげで安心して街を歩けるような、
自転車で走っても怖くないような、そんな街を作って下さい・・・と。

そしたら、3年生の次男はトラムの絵を描き、こんな街に住みたいです。と、書き添えました。
6歳の娘は、車だらけはいやだよ・・・、という絵と、お手紙を書きました。

話しをきいて、自分でそれを実感したことで、子供達の心が動きました。
正直、私も子供達がここまで感じてくれて、行動を起こしたことに、びっくりしましたが、同時にすごく感動しました。
こんな子供達にめぐまれて、本当に良かったと。

「みんながこんなに考えてくれて、本当にうれしい。こんな子供で良かった」と、お兄ちゃんに話したら、
「おれも、お母さんみたいな人で良かった」と言ってくれました。
こんな子供達の未来を守ってやりたいです。

松本 英輝さんとサイクリング

2009-10-25 08:25:45 | 自然の中で
宮崎市で、エコロジストとしてNPO法人ひまじん代表、宮崎大学、鹿児島大学の非常勤講師をしている松本英輝さんがやってきました。

松本さんは、世界中を自転車で旅して周り、環境先進国ドイツや、ヨーロッパ、貧困の地で働く子供達、世界一危険な地帯・・・を見てきて、それらのことを多くの人に知ってもらうために、各地で講演活動をしています。

夕方、松本さんと、風のひろばの人達と一緒に、十和田湖畔をサイクリングしました。
奥入瀬渓流が大渋滞していて、予定時刻より30分遅れて、30分しか走れませんでしたが、紅葉がとても美しく、ため息の出るような美しい夕日を眺めながら走ることが出来、本当に良かったです。企画してくれた風のひろばさんに感謝感謝です。

夜の部は、松本さんが見てきた世界中のスライドを上映しながら、環境のこと、貧困のこと、菜食することの意義、日本の子供達を取り巻く環境、いろいろなことが全部つながって、ここで聞いたことを、一人でも多くの人に伝えたい、何か行動を起こさなくては、という衝動に駆られました。

素晴らしい出会いの一日でした。
帰る頃には星がとてもきれいで、すばるが見えて、宇宙にまで思いを馳せ、
なんだか心があつくなりました。

詳しくは、またこの次に。