十和田市と姉妹都市の高知県土佐町では毎年小学生の交流事業を行っています。
夏に十和田の子供達が土佐町へ行きホームステイして、
冬に土佐町の子達が十和田にやってきます。
今年度、うちの次男が土佐町に行かせてもらいました。
そして、次男が夏にお世話になったご家庭の子供を含む土佐町の子供達6人が、先週十和田にやってきました。
滞在期間中のうち1日、自由行動の日があり、うちに来る子からは、
以前からわかさぎ釣りをリクエストされていました。
まったく経験がなく途方にくれていたのですが、友人の協力のおかげで、約束を果たすことができました。
経緯も偶然で、交流事業初日の晩、土佐町の子を連れて家族で温泉に行ったら、偶然友人に遭遇し、
こちらから何も言っていないのに
「今度の日曜わかさぎ釣りに行くぞ。一緒に行くか?」と誘われたのでした!
「お願いします!」と即答。なんという強運!!
こうしてわかさぎ釣りが実現したのです。
車をとめる場所がすぐなくなってしまうということで、当日は4時起きの5時出発で、小川原湖へ。
真っ暗な中、すでに先客達でいっぱい。
車の中で腹ごしらえと熱いスープを飲んで体を温めてから出発。
小川原湖は今年の寒さでほぼ全面凍結。
すでにテント村ができていました。
場所を決め、ドリルで穴を開けます。
氷は十分な厚さです。
釣り開始。
小さなあたりがくるのがだんだん分かるようになります。
少しすると、こつをつかんだようで、次々釣りあげる子供達。
次男も父より早く、つり上げていきます。
土佐町の子も、「もうパターンは分かった!」
天気にもめぐまれ、風よけのテントなしでも大丈夫でした。
結局、4時間くらいいて、土佐町の子は30匹くらい、うちの次男も15匹くらい釣りました。
ちなみに父は2匹でした。
全く釣れないから場所を移ると言って帰って行く人達もいたので、
初めてにしてはまずまずの釣果だったのではないでしょうか。
土佐町の子に体験させてあげることができ、ひと安心。
ただ、大量の放射能が降った群馬県では、赤城大沼のわかさぎから1キロあたり640ベクレルのセシウムが検出されているということ。
福島県沖の海底だけでなく、首都圏や関東の海や湖の底に行き場のないセシウムが集まり、
ホットスポットができはじめているそうです。
同じく群馬県の榛名湖では、わかさぎ解禁するのにセシウムの濃度を
測ろうと60人近い職員でわかさぎを釣ったのに、全部で1匹くらいしか
釣れずサンプル不足で測定ができなかったという、これまで経験のない
異変も起きているとのこと。
今回、小川原湖で釣るのもそういうことを聞いて躊躇したのですが、
小川原湖のわかさぎのデータはないものの、発表されている県内の
放射線の測定結果を見る限り影響は低いと判断して、釣りに行きました。
空気、食、水をとるなんて、ごく普通の生活のはずなのに、放射能を
警戒して生きるのが日常になってしまったなんて。
政府の収束宣言なんて本当に腹立たしい。
収束じゃない、始まったんだ!