夏祭クラシックの仲間池田由香利さんが代表の音楽グループ「エーデルYS.com(エーデルワイスドットコム)」の“音のおしゃべりコンサート”をリモートで見せて(聞かせて)もらった。
音楽を通して高齢者の生きがいづくりや気分転換になるような時間を共有すること目的にはじめたとのことでしたが、単にみんなで一緒に声を出して楽しく歌いましょうっていうんじゃなく、課題曲に取り組んだり、合奏したり、独演あったりと盛りだくさんなアクティビティは実にユニークで。
聴き手と演じ手に別れているのでなく、いろんな形で融合していて、観客席のシニアの方もステージ側のシニアの方も、双方が楽しんでることが伝わってきた。
それを見ながら、52才で小学校教師を辞めた母が地区の高齢者を集めて、音楽を聞かせたり歌わせたりしていたことを思い出した。とはいえ私はその現場をみていない。
池田さんが指揮棒を振って皆さんを促す姿を見ながら母はこんなふうにやってたんだろうと思いを馳せた。
それが終わって夕方ビールを飲んだら、母のことを話したくなって父に電話。母がパーキンソン病を発病した年齢を訊いたら65歳だと。母はそれから20数年もの闘病だったわけだが、忘れてしまうもんだ。
95歳の父は圧迫骨折で2年もの車椅子生活だったが奇跡のカムバックでなんと自活生活中。
明日古希の私は今日もテニスをして「戦場のメリークリスマス」と坂本龍一のクロ現を見た。坂本は71歳で亡くなったが、生きているうちは音楽を作り続けると語っていた。
私はしたいことをしてきたのだろうか。
さてこの先、何をしようか。