今日も7時半の出発です。コンヤでの観光を経てカッパドキアまで600キロを走ります。
日の出前は暗く、気温も低い。バスが走りだして直ぐ、気球が見えました。パムッカレにも気球のツアーがあるようです。アリさんも、知らなかったようでちょっとびっくりしてました。気球から石灰棚を見下ろすのもいいでしょうね。
今朝もバスがスタートすると、アリさんのトルコ講義が始まります。今日のテーマは結婚、家族。トルコは保守的というか、伝統的な習慣、風習が強く残っているんですね。面白いなあ。
四割が見合い結婚
結婚も離婚も難しい、離婚は半年後
婚前交渉はダメ?できちゃった婚ありえない
結婚式等500万円かける
結婚後は子ども中心の生活、子ども大切にする
子どもも親を大切にする 、年取っても頻繁に電話する
見合いの場合は母親同士が話し合い、その次にハマムで身体をチェック、その上で判断
見合い後の付き合いも母親同士を通して行う
婚約式の金は男の側が払う
結婚式、婚約式お祝いはキン、カネはなし、5万円のキン。結婚しなくても返さない
婚約したら本人同士で連絡して会えるが、日没まで
結婚式は200人以上 5時間かけて紹介、挨拶
親、兄弟に新郎が宝石などをプレゼント
出席者はお祝いにキン、キンで預金する
などなど
9時に昨日のドライブインでトイレ休憩。蜂蜜ヨーグルト繁盛してました。再びスタート、窓外には石山が広がっています。大理石を取るために木は植えないのだと。日本とはまるで違う景観。
コンヤ地域に入ったところでレストランによって昼食。スープ、トルコ風ピザ、サラダ、デザート。ピザにはオリーブオイル、ザクロの酢、唐辛子などをかけて完食。全部美味しい。
それからまた1時間ちょっと走ってコンヤの中心部に到着、急に人と車が増えてきました。
コンヤは11〜13世紀の首都で、政治経済、文化芸術の中心地だった町。バスを降りてインジェミナーレ神学校。カラタイ博物館はバスからちょっと見ただけでメブラーナ博物館。今日は土曜日なので特に人が多いとのこと。
ちょっと駆け足でしたが、コンヤ観光は終了で
カッパドキアへ。
車窓には雄大な大地がどこまでも広がっていました。
その風景を眺めながら、アリさんの語る話にグッときました。
トルコ人が日本を、日本人を敬愛している歴史的な背景についてです。
その昔オスマン帝国時代、トルコ海軍の軍艦が和歌山県沖で遭難。明治政府は65名を救出し、手厚く保護して本国まで送り届けてくれた。トルコ人は小学校のときしれを授業で学ぶので日本人への強い感謝の念が育まれます。
そして1999年のイスタンブール付近でのトルコ大地震のときも、日本政府は真っ先に援助隊えお派遣してくれた。それを忘れてない。
お返しにトルコがやったことが2つあります。イランイラク戦争開始間際、全日空ものJAL のフライトを停止したが、トルコ航空はテヘランからフライトを続け、日本人関係者の国外退去を助けました。
もう一つは311直後、各国の航空会社がフライトを停止したが、トルコ航空はしませんでしたいずれも日本への感謝、尊敬の念からです。
トルコを旅しながら、トルコが好きになっていくようです。
カッパドキアまでは、まだ少し走らなければなりません。
6時半ホテル着、洞窟スタイルというのですが、素晴らしい!
ところが、気球の会社から明日の天候では飛行できないと連絡があったそうです。明後日に期待するしかありません。
これから食事です。