今夜は東京交響楽団 定演でサントリーホール。
指揮ジョナサン・ノット、ソリスト安川みくさん。ラヴェルの道化師の朝の歌、 ラベルの歌曲集シェエラザード、ショスタコーヴィッチ4番。
BCJでしか聴いたことがなかった安川さんのシェラザード3曲。素晴らしかった。“アジア”は雄大で希望に満ち、“魔法の笛”は切なく、“つれない人”は何か気怠く。
瑞々しくピュアなヴォイス、あふれる情感。豊かな表情。身じろぎもできず聴き入りました。
4番すごかった。
このモンスターのような作品を書いた作曲家、60分間指揮したマエストロ、演奏した楽団員たちはunbelievable !
多彩で複雑で激しく美しい。まるでロシア革命の戦時絵巻。
気迫溢れる楽団員たちはまるで命を削っているようだった。実際25分演奏したところで1人の楽団員が倒れた。
忘れがたいコンサートだった。