今夜は、能楽とクラシックのコラボレーション 『「ADACHIGAHARA」-銀座の闇に鬼が棲む』で王子ホール。
能楽師武田宗典さんが森谷真理さん、篠崎史紀さん、金子平さんらと組んだプロジェクトの公演。
初回は能楽堂での2月公演だったがぼくは見ていない。最上演が決まったのは好評だったから。武田さんや森谷さんが公演について語ったYouTube を見てすぐにチケットを買ったのだが。
能のことは知らなくてもお楽しみいただけます、と竹田さんが言ってた通り楽しめた、面白かった。
能は知らないといっても鼓、笛、かけ声による独特のリズムのサウンドは歌舞伎で馴染んでいるもので心地よく、ウキウキする。
それに加藤昌則さんが作曲したヴァイオリンとクラリネットとヴォイスの音楽が絡みつき、劇を立体化した。
鼓、笛の名人とクラシックの名手は刺激しあっていて、サウンドは異なるけどジャズのスピリッツ、自由を感じた。
こうしてドラマ安達原の70分はあっという間に過ぎた。
休憩後の加藤さんMCによる4人のアフタートークも面白かった。彼らは創造的なホンモノのアーチストだ。次作のアイデアも語られていたので楽しみに待っていよう。
この能やいっときしばしば観ていた歌舞伎も、時々はいいな。ジャズもポップスもミュージカルもいいものはいい。
観ずに死ねるか、聴かずに死ねない❗️