今夜は東京二期会「タンホイザー」初日で東京文化会館。
演出キース・ウォーナーの2021年と同じプロダクションだけどサイモン・オニールのタイトルロールは格段に素晴らしかった。これぞ本物のワーグナー歌い。昨年の新国立タンホのステファン・グールドよりよかったかもしれない。
アクセル・コーバー指揮の読響が奏でた3時間の演奏はエレガントで官能的でドラマティックで美しく。
そして大合唱団のすごさといったら。2幕の歌合戦のオープニング、凱旋にいくところでは鳥肌。
2021年と同じ大沼徹さんのヴォルフラムよかった。夕星の歌みんな聴き惚れた。
わたしは初だった渡邊仁美さん、素晴らしかった。美しく誠実なエリザベスで。いくつもの聴かせどころのアリアぜんぶ決めて。ぐっときた。
ワーグナーのオペラ、やっぱりすごい。
フィナーレの高揚感ハンパなかった。
実は左脚を痛めて医者からテニスも長い歩きも止められてて、上野まで来るの気が乗らなかったんだけど、チケット人にあげなくてよかった。