Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

フランス人のMeToo批判

2018-01-10 22:46:34 | World politics

昨日ゴールデングローブ賞の授賞式で、出席した大物女優たちが全員黒い衣装で抗議の意思を表明したことが大きく報じられました。
今日のニュースで、カトリーヌドヌーブがこれに批判的なコメントを出したと聞いてちょっと驚きました。MeTooは「魔女狩り」で、性の自由を妨害するものだ、という内容で、100人の作家、俳優、学者が連盟で書簡を発表したとのことです。どういう方々なのか興味がわきます。賛同するわけではありませんが、これはこれで堂々たる発言です。フランス人の心意気というか、アメリカ的な風潮への反発があるのではと感じました。


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http://www.afpbb.com/articles/-/3157935

仏女優C・ドヌーブさん、男性の「女性口説く権利」を擁護
2018年1月10日 10:26 発信地:パリ/フランス
【1月10日 AFP】フランスを代表する女優のカトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)さんが9日、男性には女性を「口説く自由」が認められるべきと、仏女性ら100人が連名で発表した書簡で述べた。この中でドヌーブさんらは、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)をめぐる一連のスキャンダルによって新たな「ピューリタニズム(清教徒の思想)」に拍車がかかっていると非難した。

 書簡は一連のセクハラの「告発」を嘆く内容で、ドヌーブさん他、約100人のフランス人女性作家や役者、学者らが連名で発表。仏紙ルモンド(Le Monde)に掲載された。告発の流れは、米ハリウッドの元プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)氏が、数十年にわたり性的暴行やいやがらせをしていたとの訴えがきっかけとなって起きた。

 こうした告発の波を「魔女狩り」と称し、性的自由を脅かすものだと主張する書簡には、「レイプは犯罪だが、誰かを口説こうとするのは、たとえそれがしつこかったり不器用だったりしても犯罪ではないし、紳士的な男らしい攻めでも違う」「誰かの膝に触ったり唇を盗もうとした途端に、男性たちは罰されて職場を追放されている」とつづられていた。

 公開書簡はまた、ハッシュタグ「#MeToo(私も)」などのソーシャルメディアのフェミニスト運動を「禁欲的な…清浄化の波」と批判しており、「女性が、特にキャリアの上で性的暴力の犠牲となったことへの合法的で必要な抗議」が魔女狩りに変わってしまっているとも指摘した。

「女性に声を上げさせようとする解放への働きかけが、今や逆に作用しており、人々に『正しく』発言することを強要し、それに同調しない人々を黙らせ、(新しい現実に)寄り添わない人を共謀者や裏切り者として位置づけている」 (c)AFP/Fiachra GIBBONS / Jessica LOPEZ



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