我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

私が血も涙もなくなるニンゲンになる時

2015-08-31 23:50:54 | そしてその母紗夢猫である

それは夕食の準備にシンクで野菜を洗っている時だった。

突然目に入ってきたのは、ムカデ。

私の口から出たのは、今日は「キャー」でなく「アーーーーーーー」だった。

この「アーーーー」には

こっちきんといて

シンクの中から出んといて

でもこっちきんといて!

見える範囲にいて

どうしょ どうしょ

が含まれています。

ぬるいお湯では対処できないのはわかっていたのですが、とりあえずお湯でシンクにとどまらせようと行く手をはばみ、そして洗剤をかけ、動きが緩くなったところで給湯温度を上げに行き、ムカデ用トングを取りに行ってシンクを見たら、洗剤で弱っていたはずのムカデが復活。
あわてて、トングでムカデをはさみお湯かけです。

この最中は、最初暴れるムカデがトングから滑って落ちるのではと不安になり、またもや「アーーーー」
そして落ちないとわかり、動きが鈍くなったのを確認したら、昔おばあちゃんが唱えていた「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と唱えていました。

無宗教なんですけど、命を奪う最中に勝手に口から出ていました。
残酷なことをしているのですが、ムカデ相手の時は簡単に血も涙もないニンゲンになってしまえます。
こんなに簡単にニンゲンって変われるのですね。恐ろしいことです。

ワンズは「アーーーー」と大きな声でわめいている母ちゃんの傍にはよらず、しかし数歩離れたところで観戦しておりました。

以前は「きゃー」と言うと必ず傍に走り寄ってきてくれた凛太郎ですが、今日は場所がキッチン、よく包丁の落ちてくる危ない場所です。
少なくても凛太郎は危ないがわかっていますし、キッチンに入ったら怒られるということはハクも認識しています。

なので高みの見物しくさっていたのかもしれません。

どこに潜んでいたのかは不明ですが、家族の誰も被害に合わずに良かったです。

ムカデは48度で昇天してくれました。

この後、しばらく興奮状態が続いていた飼い主でした。
家の中でムカデに遭遇すると、どうしても大きな声で叫んでしまいます。
庭だと「あっ」ですむのに、不思議です。

ではまた
読んでいただいてありがとうございました。

 

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