『いま売れてます』がいちばん効果的なコピーになったいま、 広告の仕事は自分にとって、もう意味がない――
と、おっしゃったのはコピーライターの糸井重里さんだ。
書店へ行くと店員さんによる手書きのポップが目につくようになった。
どんな本にポップがついているのかは気になるが、内容を読んでみることは少ない。
だけどもテレビでそのポップが紹介されるとちょっと興味を持ってしまう。
「こんなにおもしろいミステリを今まで紹介しなくてごめんなさい」
という言葉に心揺さぶられ、まだ読んだことのないその作家の本を手に取った。
堅実な書き手なのでよかったが、その前に読んだ某ミステリ大賞の最終選考に残ったという作品には思わずガックリしてしまった。
「小説にまだこんな手法があったのか!」「サウンドノベルのような・・・」などとうたい文句がついていたが、普通に視点が変わるだけの小説で、ノリが携帯小説のようだったのだ。
作家はゴーストを雇うよりは、コピーライターを雇った方が有効なのかもしれない……
と、おっしゃったのはコピーライターの糸井重里さんだ。
書店へ行くと店員さんによる手書きのポップが目につくようになった。
どんな本にポップがついているのかは気になるが、内容を読んでみることは少ない。
だけどもテレビでそのポップが紹介されるとちょっと興味を持ってしまう。
「こんなにおもしろいミステリを今まで紹介しなくてごめんなさい」
という言葉に心揺さぶられ、まだ読んだことのないその作家の本を手に取った。
堅実な書き手なのでよかったが、その前に読んだ某ミステリ大賞の最終選考に残ったという作品には思わずガックリしてしまった。
「小説にまだこんな手法があったのか!」「サウンドノベルのような・・・」などとうたい文句がついていたが、普通に視点が変わるだけの小説で、ノリが携帯小説のようだったのだ。
作家はゴーストを雇うよりは、コピーライターを雇った方が有効なのかもしれない……
感動を押し売りするようなやり方だったり。
推理小説も、もう驚きのトリックというのも存在しないのかもしれませんね。
あまりコピーは気にしない派です。
けど、やっぱり内容の紹介でもないと、売ろうとしてるな~という風に感じることがあります。
>『いま売れてます』がいちばん効果的なコピーになったいま、
だとすると、もう己の感性だけが頼りですね。
文庫本についてるあらすじにも惑わされて・・・
本文はなんてことないのに、あらすじだけはおもしろそうに書いてあったりするんですよね。
ただ、あんまりにも「感動」をうりにしてるのは逆に引いてしまいます。