雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

翌々日、母との電話

2024-10-22 14:56:24 | 日記 第2部

父と電話で話した翌日、本人は警察に行くと言っていたけれどどうなることやら…と
思いつつ(また迷惑かけないならいいけど)、私は出勤の準備。

すると、先に家を出ていた夫から電話。
「おとうさんの車に似た車とすれ違った」「わからんけど、もしかしたら」
ええーーっ!いや警察行くって言ってたし、まさか…と思いつつ
「わかった。早めに家を出るから」と言って、とっとと準備して家を出る。
心臓バクバクして、母を家出させた時の事を思い出す。
(もう嫌だよーー)

でも、よかった。実は私は半年ほど前に勤務先変わったんだけど、
なんだか喋るのがめんどくさくて、父に教えてなかった。
(それはそれでどうかと思うが…)

で、結果としてはどうも夫の勘違いだったようで…。
(おいおい人騒がせな。でも、まぁよかったよ)
警察の方から、その日は父が警察署に来たと連絡ありました。

父は特に取り乱す様子もなく落ち着いていたとのこと。
記憶についても、警察とやりあったことなど覚えていたとのこと。
(父と電話で話した際不安に思っていたけど、とりあえずよかった)
奥さんは安全な場所にいるとか、暴力は振るわないようにとかも
お話してくれたらしい。
自分の心の問題についても触れたみたいで、多少何らかの自覚はあるのか。
(だったらどうにかしてくれとも思うが、本人もコントロールできないんだろう)
これからどうしたらいいのかと父が言うので、
まずは自分の生活をしっかりなさってくださいとお伝えしたとのこと。
時折うるっとしている様子だったとも。

まぁ不安だし寂しいんだろうなぁ…と思っていたら、
「娘さんとは50年話をしていないって言ってましたけど。」
おいおいまたその話か!
「日常的な会話はしてます。深い話はしませんけど。」
「父は0か100かの極端な人なんです。」と。
もう勘弁してくれよー。
まぁ父の「話す」と私の「話す」では、意味合いに大きな隔たりがあるんだろう。
でも、私にはもうどうにもできません。

そして、この日は遠方にいる妹にも報告。
お互いの近況も交えつつ、久々の長電話。
親の文句言ったり、笑ったり、私たちでしか言えないような話も。

すると、途中で施設から電話が入った。
「お母さんが帰りたいと言って不安そうにしているので、
娘さんと話したら落ち着くかと思って」ということだったので、話してみる。

帰りたいというか、帰らないといけないけど帰ったら殺されるとかそんな感じ?
離婚がどうのとかも言っていて、なんだか要領を得ない。
「そこでしばらくゆっくりしてていいよ」と言っても
そもそも「そこ」がどこかわかってないから、「今日泊まる所がない」と言い出し、
「そこに泊まっていいんだよ」と言ってもまた同じことを聞いて来たり。
不安だし、寂しいんだろうなと思いつつもどうにもできない。

しばらくすると、唐突に職員の方に代わってしまった。
とりあえずまた何かあったらお願いしますと伝える。

あんな不安そうな声を聞くと、うちで引き取った方がいいのかとも思ってしまう。
全く知らない場所で暮らすより、うちだったらまだいいんじゃないかとか。
何回も来たことあるし、少しでも不安の少ない馴染みのある場所がいいんじゃないか、
デイサービスを利用しながらならどうにかなるのかなとも思ったり。
うーん、悩ましい。
しかし父はなんとしても母と一緒に暮らしたいと言い張るだろうしな。
まだまだ問題は山積み。

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翌日、父からの電話

2024-10-21 18:02:23 | 日記 第2部

修羅場の翌日は朝から健診。
帰って来てから、昨夜布団の中で考えていた行動を決行。

予定が入っていたのでその変更のお願いだったり、他にも連絡するところがあったり。
そして、施設の契約書の説明とかサインは急がなくても大丈夫ですと言われていたけれど、
早くしとかないと落ち着かないので、こちらも連絡してアポ取る。

で、出かける前に母の下着を買いに行ったり、他の用事を済ませ出発。
ところが向かっている途中で「印鑑!」と思い出す。
やること用意する物メモっていたのに、なぜかそこに印鑑書いてなかった。
(詰めが甘いぞ)
取りに帰る時間もないので、もう行くっきゃない。

施設では説明を聞き、サインをし、「すみません。印鑑忘れました」と言ったら、
「また来られた時でいいですよ」と、ありがとうございます。
ケアマネさんとも少しお話ができ、その時に
逆に母の携帯電話は持って来なくてよかったですねという話になった。

そういえば、帰ってから夫に「施設に行ってきたよ」と話したら、
「おかあさんと会えた?」と。
「会ってない。ていうか会うとか考えんかった。私おかしいのかな」
やること考えることあり過ぎて、会うっていう選択肢すら出て来んかった。
普通「面会できますか」とか聞くよね…。

で、この間、私には父から一切連絡なく。
それはそれで気楽でいいやと思っていたら、
夕方に携帯に父から2回電話がかかって来た。
しばらくは距離を取るように言われていたので出らずにおいたが、
(そもそも話したくないし、何話していいかわからんし)
それはそれでなんだか胸騒ぎというか、万が一とかないよね…と不安がよぎり、
もやもやが止まらん。

すると、今度は家電にかかってきた。
留守電に切り替わり、やっぱり父の声。
実は修羅場当日は父の誕生日だったので、焼酎を買って持って行ってたんだけど、
持って帰ってもしょうがないしと置いて来た。
そのお礼がまず入っていて、声色も普通。
えっと思わず受話器取ろうかと思ったが、そこは我慢。
(なんだろうな、この感情は。ほっとしたというのもあるのかな)

そして「冷静に考えたら、お前たちに迷惑をかけられないからお母さんは
帰らせた方がいいんじゃないか」と。
えっ、やっぱり母がうちにいると思ってんのか。

そういえば、警察の方から父に
奥さんは安全な場所にいます、
行方不明届けを出したとしても受理されません、
何かあったら警察に連絡してくだい
等の説明はしたけれど、ちゃんと聞かれてなかったみたいだと
報告は受けていたので、やっぱりそうか。

でも、その留守電を聞いた後、なんだか泣けて来て。
自分でも何の涙かわからんけど…。

で、これに折り返すべきかどうか。
落ち着いているように見えて、どこに怒りスイッチあるかわからんし。
しばらく接触は避けるように言われてるし。

どうしよーーー。誰かに相談したい!
駄目だろうとわかってはいながら、施設や市役所に電話してみるが時間外でどうにもならん。
迷った挙句、後は警察しかないとかけてみる。
担当の方はいらっしゃらなかったので、出られた方にどこから説明したらいいかわからず、
「何言ってるかわからないですよね」ととしどろもどろになりながら説明。
でも、その方も前日の騒ぎについては聞いておられたみたいで、
とにかく話を聞いてもらって、折り返した方がいいのか相談。
とりあえず折り返さずに様子を見ることに。

すると、また留守電入って来たー。
「明日、〇〇(実家と私の家の中間地点)までお母さんを連れて来てくれたら、
そこまで迎えに行くから」来るんかい!やめてくれー。
「もし無理なら、俺が○○(私の家)まで行かないといけないかなあ」と。
やっぱり長距離の運転は不安があるらしい。


ていうか、あんだけの騒ぎを起こしておいて、なんでこんなに普通に話してるんだ。
そもそもここにはいないし、来てもらったら困るし。
帰って来た夫に言ったら、警察から「奥さんは娘さんの所にはいません」って
言ってもらったらと言うので、またかける。

で、電話口であれこれ話し、前日に担当した警察官の方にも話を聞いてくださり、
結局私の口から「ここにはいません」と伝えた方がいいのではないかという結論に至る。
まぁ普通に考えたらそうだよね。でも、あの父親と喋りたくなくて…。

で、父にかけて、「お母さんはここにはいないよ。警察の人が安全な施設にいるって言ってたよ。」
「警察?」「どういうことかなあ」って、昨日聞いてるだろ。
「お母さんは今精神的に不安定だから、しばらく時間をちょうだい」と言っても
そんなことはないだろうという感じで深刻味がないというか、
いやいやあの修羅場を思い出せと思う。
とにかくここにはいないからと言うと、明日警察に行ってみると。

そして、また警察署にかけて、報告。ほんと何度もすみません。
そしたら「安全な施設」より「安全な場所」の方がよかったかもと言われ、
そこツッコむんかい!と思ったが、行動力や体力がある人ならしらみつぶしに探したりも
するんだろうなぁ。
父もさすがに年だし、そこまでの執念はないんだろう。

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今後に向けて話し合い

2024-10-21 16:29:11 | 日記 第2部

コンビニで母の夕食を買い、目的の施設に到着。
とりあえず母の着替えを持ち、中へ。
母はいつの間にか、職員の方が中へ連れて行ってくれたらしい。
これでまずは一安心だ。

でも、一体私はどうしたらいいんだろうと思っていたら、
施設の方やケアマネさん、支援センターの方や市役所の方、警察の方と一緒に
テーブルを囲み話し合い始まる。(何、このチーム感!)

状況説明だったり、
母は当分の間の居場所が決まったのでいいとして、
とにかく父をどう支援していくのかというのが主な議題だった記憶が。

父は頭に血が上ると、「出ていけ」だの「俺は一人で生きていける」だの言うが、
実は全然一人で生きていけないタイプ。
でも、今のところは体にあちこちガタは来ていても、
足腰しっかりしてるし、頭も一応しっかりしてる。(問題行動は多々あるにせよ)
但し、家事はほぼ何もできない。
風呂掃除(但し浴槽のみ)とゴミ出しはやるようになったけど、料理は全く。
炊飯器はたぶん使える。あとはお湯沸かしてインスタントの味噌汁くらいは作れるかも。
でも、今はスーパーやコンビに何でもあるのでどうにかなるだろうと。
未だに運転してるし。但し夜は怖いと言って運転しなくなった。(それ正解)

そうそう、母の行く先を決める際、私の自宅には連れて行かない方がいいと言われたんだけど
というのも、父がやって来るかもしれないからと。
確かに10年ほど前に母を家出させた時は、突然うちにやって来て夫に暴言吐きまくりだったらしい。
私と母は出かけていたので、よかったけど。
(今回は今の所来ていない。やはり長距離の運転には不安があるようだ。確実に年は取っている)

それから、話し合いなどをする際、間に立ってくれる兄弟とか親しい友人とかいたら…という話も
あったけれど、兄弟はみんな亡くなってるし。
(やっぱりいい人から先に亡くなるんだなーって超実感)

友達はいないいないと言っているが、高校の同級生がいるはず。
でも、度々会ってるわけじゃないだろうし、どうなんだろう。
そういえば、以前父に飲み屋で知り合ったという人から電話があって、
楽しそうに話していたことがある。
「最近飲みに来ないけど、どうしたんですか?」みたいな話だったらしいが、
父はそんな風に基本社交的であるが、その人に頼むわけにもいかず。

私達家族からは厄介者扱いの父だが、未だに昔の部下や取引先の人が会いに来ることもあるらしい。
昔はバリバリの営業マンだったらしく、たぶん合う人とは合うんだろう。
でも、私達も昔は実家に行くの別に嫌じゃなかったし、それが十数年前から苦痛になって来て、
今となってはもはや苦行。
やっぱり定年が大きいんだろうな。
元々モラハラ気質ではあったものの、度を越えて来たし、もはや恐怖。

で、元々社交的で話好きな父がだんだん口数が減っていたのは気にはなっていたが、
散々攻撃されたので、私とは口をききたくないのかとも思っていた。
ま、それはそれでたまに怒りスイッチ入るんだけど。
要は寂しいんだろうけど、接し方がさっぱりわからん。

それから、デイサービスとのやり取りのノートにも不安めいたことが書いてあったらしい。
(後日聞いたところ、「自分が何をするかわからない」みたいなことだったらしい。
本人も自覚があって、どうにかしないとと思っていたんだろうけど…)

それから、父は高血圧とかの持病もあり、そういうのも関係しているかもしれないと言われた。
(確かに高いとは言っていたけど、他にもいろいろ影響が出ることもあるんだな)
薬をちゃんと飲まれているのか、そういう所も周りで見守っていかないとと。

そういえば、私が母のバッグ(携帯電話が入ってる)を持って来るのを忘れてしまい、
母が自分のバッグや携帯がないと不安がっているということを話したら、
もし実家に荷物を取りに行くことがあれば、警察の方が同行してくれるとのこと。
心強いが、それはそれでまた何か起きそうだし、どうしたもんだか。

でも、後で考えたら、逆によかったのかもと。
父は必ず母の携帯に電話するし、そしたら母は絶対出るし、きっと自分からもかける。
今は距離を置いた方がいいので、それでよかったのかもしれませんねと
後日施設の方ともお話しした。

他にもいろいろ話したと思うが、思い出せるのは今のところこれくらいかな。
とにかくたくさんの方に協力いただいて、ほんとに感謝です。
ありがとうございます。
ていうか、まだ終わってない。次のステージに進んだって感じ。雪が止むまで続きます。

そして、帰りの車中、こんな修羅場にも関わらず意外と私落ち着いてるし大丈夫かもと思っていたが、
左胸痛が…。久々に味わうこの感覚。(たぶん更年期に起きる微小血管狭心症と思われ)
過度なストレスかかると出て来るやつ。あーやっぱり体は正直だよーー。

とりあえずコンビニに車を止めおにぎりでも買うかと思ったら、助手席の下にレジ袋が…。
あー、母の弁当置いてくるの忘れたー。
施設に電話するも当直の方が職員は帰ってしまったと。
ここから30分くらいかかるしな…と結局そのまま帰って来てしまった。母よ、ごめん。

家に帰ってから夫に一部始終を話す。
夫もまさかの状況にびっくり。
特にないだろうけど何かあれば手伝うから言ってくれと言うが、特にはない…と。
ま、話聞いてくれるだけでありがたい。

結局、布団に入っても1時間くらい寝付けず。
でも、気持ちを紛らわすのに本を読んでたら、いつの間にか寝てた。

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更なる修羅場

2024-10-21 14:28:40 | 日記 第2部

ケアマネさんが「電話越しに大きな声が聞えたから、何かありました?」と父に聞いても
「何もない」「家族のことに口を出すな」と怒り出す父。
こうなるともう手はつけられません。
(ていうかお母さん、反省文2枚目に突入しとるやん)

どうにも会話ができない状態なので、一旦ケアマネさんは外に出ることに。
私も一緒にリビングを出、母もトイレに行くと出て来た。
そのタイミングで支援センターの方登場。選手交代でリビングへ。

母と一緒に外に出てみると、そこにも市の職員の方?が2名いらっしゃった。
えっ全部で4人!いや、ちょっと大事過ぎないか?
正直そんなつもりじゃなかった感ある。
でも、確かに傍から見たら超異常事態なんだよな。
こういうことが今までに何回もあり過ぎて、いやいやそこまでは…ってなる。
やっぱり私もおかしいか?

しばらくすると、支援センターの方も外に出て来られた。
(やっぱり会話にならないですよね。すみません。)
とりあえず玄関の外で、どういう状況なのかという話をする。
しかし、しばらくすると、父が出て来た!
職員の方が「話を聞いてるところです」と言っても「家族のことに口を出すな」の一点張り。
とにかく話を聞かせて欲しいと粘るが、断固拒否。
するとお一人が怒り狂う父に向って、いきなり自己紹介を始め「お話を聞かせて下さい」と
淡々と話しかける姿には、鋼のメンタル!プロすごくない!
私は黙るか、口ごたえの2択なんですけど(それで火に油そそぐ)
しかし、そんなんで「はい、そうですか」となるわけもなく。

とにかく「近くに車を止めてるので、そこで話を聞かせてください」と言われ、
移動しようとするも父の怒りヒートアップ。
母の手を引いて移動していたら、目の前にあった私の車に「乗って下さい」と言われ、
いやいやスマホは持ってたけど車のキーは?と思ったら、ポケットに入ってたー。セーフ!
あわてて母と車に乗り込む。やってくる父。
うぁーーロックロック!とあわてて鍵をかける。
案の定助手席側のドアを父がガチャガチャ。
セーフ!危なかったー。

しかし、今度は私の車の前に立ち、職員の方と父の押し問答始まる。
この時点でまたお一人増えてたかな。もう記憶があやふやで。
とにかくどこうとしない父。
あの手この手でなだめて、職員の方が父を移動させ話を聞こうとするも頑として聞かない。
「俺は一晩中でもここにいる」とか「話すことは何もない」
「もう時間が…」とか(父は何時に風呂入って、何時に食事してとルーティンを大切にするタイプ)
延々と続く。

私のいる運転席側にやってきた時、「お互いの言い分を聞いてもらおう」と言ったら、
一瞬納得したようにも見えたが、どうだったか。
いやでも、この後もまたごちゃごちゃやってたよな。(もう記憶もおぼろげ)

近所中に響き渡る父の声。
職員の方も冷静に対処してくださっているが、とにかくこうなったら手がつけられない。
そんなことが30分くらい続いたのかな。
すると、パトカーやって来た。えっ?いやいや大事になり過ぎて私も唖然。

しかし、今度はお巡りさん相手にバトル。
警察ごときに(失礼)怯む人だとは思ってなかったけれど、ここまでとは。
あまりにも埒が明かないし、たくさんの人巻き込み過ぎて、とんでもない大事になり過ぎて
「もういいです!」って出ていきたくなるほどだった。
でも、ここはもうプロに任せるしかない。

母は隣で「今帰ったら殺される」とか呟いてるし。
でも、フロントガラス越しに繰り広げられる光景があまりにも非現実的過ぎて、
思わず私が「なんだかテレビドラマを見てるみたいだよね。なんかすごくない?」
と言っても母笑わず。(そりゃそうだ)
こういう時って当事者感がありそうでなさそうな不思議な感覚で、
まさに台風の目の中にいるみたいで、実感がどこか伴ってない。

すると、携帯に電話が。こんな時に誰?
普段は登録してない番号には出ないんだけど出てみたら、ケアマネさん。
そして、またまた電話。今度は警察官の方でした。
事情を聞かせて欲しいということ。(確かに電話という手があったか)
で、今度は運転席側にまた別の方が話を聞きに来たり、
助手席側にも警察官の方が母に話を聞きに来たり。
誰と何を喋ったんだか、よく覚えてない。

そうそう、そうこうする内に父がまた運転席側にやって、ドアを爪でカツカツして、
「開けろ。一言いいたいことがある」と。父の両脇にはお巡りさんと職員の方が待機。
私が窓を閉めたまま「何?」と言っても父は黙ってる。
お巡りさんが「娘さん、聞こえてますよ。窓閉まったままでも聞こえますから」と言ってくれるが、
頑なに「開けろ」と言って、肝心の一言を言わない。(ろくな一言じゃないだろうが)
お巡りさんも私にジェスチャーで開けないでと(もちろんです!)
で、また押し問答している内に一瞬父の手がお巡りさんに!
手首握られ、公務執行妨害か!逮捕か!と思ったが、まだまだ続く押し問答。

いやいや、ほんといい加減にしてくれ。
私だって事件になんかしたくない。穏やかに普通に暮らしたい。
雨も降って来るし、そんな中たくさんの方が懸命に対処して下って、
ほんとにほんとに申し訳ない。

ていうか、あれ?父はどのタイミングで家の中に入ったんだ。
ここら辺記憶がない。

一方、押し問答してる間に他の職員の方々が母の行き先を探しておられたんだよな。
ほんと感謝です。
そして、行き先が見つかったということで、
「お父さんお風呂に入ってます。今のうちに荷物を」って。
ラッキーと思いつつ、いやいやこの状況で風呂って!
娘はともかく妻のことはいいのか?一晩中でもここにいるって言ってたよな。
恐るべし、父のルーティン。やっぱ只者じゃないぞと思いつつ、
とにかく着替えと薬さえあればいいと言われたので、急いで準備。

キッチン脇の収納に母の衣類があるので、どれを持って行くかと選んでいたが、
キッチンの蛍光灯が切れて薄暗いよーと思っていたら、どなたかがライトで照らしてくれた。
神ー!!
バタバタでどなたか覚えてませんが、ありがとうございますー。

あっそうだ下着は洗面所だ、まだ間に合うかもと母の下着を取りに洗面所のドアを開けると、
風呂のドア開いたー!ひーっ!!逃げろー!
身体拭いて着替えるからすぐには来ないはずとリビングに戻り、服を手に取り
玄関へ行くも、あっ肝心の薬薬!
リビングに戻り、どこどこ?状態。
ここでも「これじゃないですかって」またもや神。
ていうかいつもの場所に置いてあったし、落ち着け自分。

外に出て、職員の方が行き先を教えて下さったので、ナビに入れる。
夕食は用意できないので、準備して来てくださいとのことだったので、
途中コンビニに寄ってから、目的地へ向かう。

続く。

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またまたとんでも修羅場発生

2024-10-20 09:05:32 | 日記 第2部

第2部へのご来訪、ありがとうございます。

相変わらず書き出すとめっちゃ長いし、時系列あやふやだし、
勢いに任せて書いてるだけの当ブログですが、
よろしければとことんお付き合いくださいませ。

先日母の通院のため実家へ。母が2階の父に私が来た旨を伝えても、なかなか父が下りて来ない。
不安になった母が「挨拶しないとお父さんの機嫌が悪くなるから」と言うので、2階へ。
(お母さんっていくらボケてもお父さんの機嫌に対してはどこまでも敏感だなと
この時はのんきに構えていた)

すると、いきなり
「俺は今日は病院には行かん。お前が連れて行け」「もう俺は何もしない。」
(は?どうした?何宣言?)
「俺は歯が悪いからおかゆを作れと何回言っても作らない。」
(認知症だしな)
「今日の昼食は俺はご飯を半分しか食べずに残したのに、何も言わない。」
(かまってアピールか!)
と、とりあえず心の声だけでツッコみ、じゃぁ私が病院に連れて行くねと。

病院は特に問題なく、いつも通り。
先生が父が来ていないのを気にしていたので、一通り事情は説明し、
この後、ケアマネさんが来られるので相談してみますと。

家に帰り、父に「ケアマネさんが〇時頃に来るから」と言ってもまともに返事しない。
(えっ無視か?慣れてるが…)
すると母に何か話がある様子。
「何か言うことあるだろう」(は?唐突過ぎ。相手は認知症だぞ)
どうも昼食の時のことを言っているみたいだ。
とりあえず謝る母。とっとと二人で1階に下りる。

しばらくすると、ケアマネさんやって来た。
父は下りてこないので、3人で話をする。
サービスの回数を増やしたりできるので、どうかと。
でも、母はやっぱり父のことが気になる様子。

しばらくして父下りて来る。
ケアマネさんがいろいろ話をしてくれるが、父の機嫌悪く、受け入れる気さらさらない。
確かに母もデイサービスとかは楽しいみたいだが、
ヘルパーさんが来るのは若干面倒くさそうにしていることもある。
(やっぱり料理とか面倒なんだろうな。でもリハビリも兼ねてるからな)

挙句の果てには「俺は留守番ばっかりだ!!」とキレる父。
(駄々っ子か!今までのケアマネさんも外に出るようにいろいろ勧めてくれたやろ。
自分でもなんとかせんかい)
わざわざ来ていただいたケアマネさんにもほんと申し訳ない。

ケアマネさんが帰った後、とりあえずデイサービスに持って行く長袖の衣類を探していたら
突然「お前が○○(私の自宅)に連れて行け」「俺はもう何もせん!」
(は?何がどうしてそうなる?ていうか、こうなったら手がつけられんぞ)
「連れて行っても、昼間お母さんが一人になるよ」と言っても、
「俺は知らん」「俺は一切面倒を見ない」「俺は一人でも生きていける」
(いつものやつだ。でも、言い返したとしても泥沼)

母は何も言わず、おろおろ。
私もこうなったら父とまともな会話はできないとわかっているので、黙っていると、
今度は「お前たちは何も言わん」とキレる。
母謝る。それでも許さないし、しばらくすると「お前は全然謝らん」
「さっき謝ったよ」と私が言っても「謝ってない」とエンドレス。
ここまで来るともはやルーティン。

どんどんヒートアップする父。
私は翌日予定があるので泊まれないし、どうするか。
このまま二人を置いて帰れないっていうか、そもそも連れて帰れって言われてるんだけどどうする?
母の薬を全部こっちにやろうとするので、「じゃぁもうお母さん行く?」と言って、
準備する素振りをするとそれはそれでまたキレ、大声で怒鳴り出す。
こうなると手の付けようがないし、どうしよう。

そこで「何でも困ったことがあったら言ってください」というケアマネさんの言葉思い出す!
外に出て電話をかけ事情を話したら、折り返しまた電話しますとのこと。

リビングに戻ると、座卓の上に紙が2枚。(また反省文か!もはや恒例行事)
反省文は部屋のあちこちに貼ってあって、私が見つけた時は剥いで捨てているが。
(いやいやそもそも2枚って何?私の分?)

とりあえず書いとけって感じで、父2階に上がる。
しばらくすると、下りて来る。また文句言って出ていくみたいな謎のルーティンわからん。
もはや流れがよく思い出せないが、また怒鳴り出す。
たぶん私たちが喋らないので、火に油?

ふと携帯見ると、着信が残ってる。(キター!ケアマネさん)
「電話がかかって来たから」と嘘をついて部屋を出、ケアマネさんに電話かける。
ドア越しにビンビン響く父の怒鳴り声はケアマネさんにも筒抜け。
尋常じゃないと判断したケアマネさんが支援センターの方とも連絡をとって一緒に来るとのこと。

ありがたや。早く来てくれー。どうにかしてくれー。(母は真面目に反省文書いてる)
でも、これがなかなか来ない。そう、そんなにすぐには来られないよね。
わかっちゃいるけど、何度も窓の外を見てしまう。

試しに父に言い返してみるが、全部跳ね返される。
ていうか、要は「お父さん、大変だね」「お父さん、大丈夫?」とか言って欲しかったらしい。
(それを言って欲しいと堂々と口に出せるの、ある意味すごい)
「お父さんも頑張ってると思うよ。お母さんだって頑張ってるし」と言っても
やっぱ私の心が入ってないのがばれてるのか、全く響かん。
(お前には心がないと言われるが、そこは図星)

しかも、だんだん支離滅裂。
「お母さんは認知症だから」「認知症じゃない!」
「俺はお母さんにああしろこうしろとか言っとらん」
(どうも家事とかよりも心配したり労いの言葉をかけてくれることが望みらしい)
「いや、おかゆ作れって言っとるやん!」
なんかこんな不毛なやり取りをした記憶が…。
しかも、母は私にしか聞こえない小さな声で「くそじじい」とか呟いているし。

まぁ父の言いたいことはわからんでもない。
寂しいんだろう、もどかしいんだろう、かまってほしいんだろう。
でも、父のことが嫌い過ぎて、尊敬もできんし、人としておかしいと思ってるので、もう無理。

でも、その内言うだけ言って気が済んだのか、私に「もう遅くなるから帰っていいぞ」と言い出す。
(なんでそういう流れになったのか、私の記憶も曖昧。
後から考えれば、3時のおやつがまだだったし、父は4時半にはお風呂に入るルーティンだし、
そろそろ通常運転に戻らなければ…と思ったのかも)

でも、このまま2人っきりにはできんし…。
「私だけ帰っていいの?」と聞くと「それはお前が決めろ」とかもうわけわからんし、
あっそうですかって帰るわけにもいかんし、ケアマネさんまだーーとか思ってたら、
やっとケアマネさんキター。

次に続く…の前に一つだけ。(どんだけ長いんだ)

夫と話していて気づいたんだけど、父がご飯をあえて半分残したのは、
なかなかおかゆを作らない母に対してのアピール、最後通告だったんじゃないかと。
それなのに母は無反応。
娘は「大変だね」と自分を労わるよりも「お母さんは認知症だから」と母をかばう。
たぶんそういうことなんだと思う。

では次に続く。

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