新型コロナウイルス感染症の蔓延が
レシートを見ての通り188ドル
なんだろうこの怪しげな箱
箱の表記は一応、医療用としての
下記基準の最後
中のビニール袋にもくまちゃん…
これって…
ニュースになり始めてそれほど経たないうちから
香港の街中ではマスクをする人が増え始め
あっと言う間に
道行く人のほとんどがマスクを着けるようになりました。
マスク装着率ほぼ100%の香港
台湾のように政府がコントロールしているワケでもなく
一時期手に入りにくくて
朝開店前には
ドラッグストアの前に
長蛇の列が出来ていたけれど
香港人は一体どこでこんなに
マスクを入手しているんだろうと
ずっと不思議に思っていました。
今年の旧正月は元旦が1月25日で
その前後に日本に旅行に行った人達が
大量に買って帰って来ていたことは知っています。
家族四人のスーツケース80kg分の
2/3がマスクだったのよ〜
と言う香港人の話を聞いて
呆れると同時に
激しい怒りが込み上げて来て
「そういう人が沢山いたから
今の日本では全くマスクが買えなくなったのよ!」
と、同僚の前で言ったこともありました。
春節(旧正月)休暇中に
香港人を含む中国人が
あんなにマスクを買い占めなければ
日本国民がもう少し余裕を持って
購入出来たんじゃないのかな…
先見の明があったとか
危機感を持つのが早かったとか
言ってしまえばそれまでだけど
旧正月休暇後は、香港人に対して
なんとも言えない気持ちでした…
あれからすでに二ヶ月が経ち
香港の医療機関でも
衛生用品の不足、マスクの不足が
問題になっているのですが
やっぱり道行く香港人の100%が
マスクを着けている現状
もちろん
医療機関で使用するマスクと
一般人が着けているマスクは
品質基準が違うから
混同して語れない話ではありますが…
一昨日出勤すると、同僚が
「卓悦(格安化粧品販売店)で
マスク売り出してるよ」
と教えてくれました。
今後多分長期で使用することになるから
買える時に買っておいたほうがいい
とのアドバイス
うーん…と思いつつ
香港のマスク事情を少しでも知るには
いい機会だと思って購入することにしました。
場所はネイザンロード
かの有名なチョンキンマンションの並び
シティバンクの隣の卓悦(Bonjour)
前日から売り出していたとのことで
4月8日には歩道にはみ出して
箱が山積みされていたそうですが
私が行った9日のお昼には
店内の1部にあったのみで
大部分が売れた後だったようです。
入口で検温してから店内へ
行列はありませんでした。
二箱持ってレジへ
箱を開けて中身を確認するよう言われ
ビニール袋に包まれたマスクを
ざっと見て確認すると
「OKね?」と言ってレシートに
【CHECKED】スタンプを押され
それから支払いでした。
チェック済みだから返品不可
ということでしょう。
レシートを見ての通り188ドル
1箱50枚入です。
日本円で約2,632円…高っ…!
おまけでアルコール消毒ジェルが
1箱に1本ついてきました。
100mlで元値36ドルって打ってあるけど
そんなにする???
以前なら10ドルくらいの品かも…
これがマスクとジェル=188ドルの品
なんだろうこの怪しげな箱
サージカルマスクじゃなくて
メディカルフェイスマスクって
わざわざ違う表記にしているのは何故だ…
医療用じゃなくて家庭用だよー
ってことかな?
箱の表記は一応、医療用としての
基準を満たしているらしい
下記基準の最後
[-11]が[/2101]になってるけど
これはどういう意味なのかな?
調べたけど分かりませんでした。
これでいくと、高バリアの基準を満たしていますね。
箱にはQRコードがあり
読み取ってみました。
すると、ここが表示されました。
うーん…
箱にはQRコードがあり
読み取ってみました。
すると、ここが表示されました。
うーん…
疑えば全てが怪しく見えてしまう…
よく分からないけど…
この箱、くまちゃんじゃなくて
もっと医療用っぽい雰囲気のにすればよかったのに…
「愛的家」っていうネーミングも…
香港の人気ドラマ「愛回家」を文字ったみたい…
中のビニール袋にもくまちゃん…
包まれ方が雑でした…
肝心のマスクはこんな感じ
肝心のマスクはこんな感じ
ごく普通の使い捨てマスクな外見
心持ち薄手かな
心持ち薄手かな
でも安っぽい感じでもないです。
日本のマスクは裏表白が多いけど
日本のマスクは裏表白が多いけど
香港で販売されているのは
片面が白で、もう片面は色がついているものが多いです。
色がついているほうが外になるよう設計されているので
裏表間違うことがないので
そこはいいと思います。
一昨日買って帰って
昨日レシートを見返してみたら
当日限りの20ドル割引券がついていました。
これって…
やっぱり188ドルはぼったくり値だったなぁ…
今後買えなくなったら
ラッキーだったと思うかもしれないけど…
で
思い出したのが
ヨーロッパやアメリカで
中国産のマスクが
品質基準を満たしていなくて
大量に返品されたというニュース
もしかしてこれ
返品されたマスク…?
確かめようがないもんな…
中国産は製造工程や包装工程も
衛生的に問題があるって聞いたけど
一応フィルターは内装した作りのようだし
万が一新型コロナウイルスが付着していたとしても
ウイルスは単独で長時間生存出来ないんだから
使う頃にはもう死滅している、はず
だよね…?
家にはまだ備蓄分があるから
このマスクを使うのは
なるべく先延ばしにしようと思います。
使う前にアイロンかけたらいいかも?
こんな得体の知れないもの!
捨ててやる!
って思わないのは
元々の性格もあるけど
香港での生活が長くなり
ある程度のことは
諦めて受け入れることが出来るように
なったからかもしれません(-_-;)
香港人が100%マスクを着けている謎の答えは
どんな品質であれ
とりあえずマスクが売られている環境だ
ってことなのかも…