昨日の台風は海にそれて、西都は昼には空が晴れてきました。今日は、次の展示の準備が朝から始まっています。
従いましてギャラリーは休館日。外は地面も乾き、街路樹の木漏れ日がさわやかです。
明日からの展覧会では、非常に精密で美しい刺繍の世界がくり広げられます。
浮世絵や観音像、子どもの遊んでいる風景などが屏風や掛け軸、額におさまって、皆様のご来館を
待っています。明日３１日からの刺繍展にどうぞお出かけください。
ふるさと妙子コレクション展
＜生かされて＞
刺繍に念（おも）いをこめて
主宰者からのごあいさつより
平凡な主婦をしていましたが、40才で大病を患い、生と死の間をさまよいました。私には「死」とは無縁と思っていましたが、目前に「死」がぶら下がると自分にも何か生きていた「証」をと思うようになりました。今まで刺していた洋風の刺繍を、和風的な「観音様・浮世絵」に傾注し、一針一針に念（おも）いをこめて毎日没頭して自分の証を刺しました。以後、約20年間刺し続けた作品の一部です。稚拙で未だ勉強中の身ですが、故郷西都で刺繍展示会が出来ることに感謝しています。
また、陶芸歴10数年の作品も展示しております。
生かされて生きてきた
生かされて生きている
生かされて生きていようと掌を合わす
伊東妙子（旧姓：中村 兵庫県在住）
展覧会名：ふるさと妙子コレクション展
開催期間：５月３１（火）～６月５日（日）
開催時間：１０時～１８時
歌麿 －さくらの下ー
大きいものは畳１枚分もある！
遊女たち －花と鳥ー
如意輪観音 －救済ー
気が遠くなるほどの細やかさ！
●次回の展覧会の案内
展覧会名：洋裁クラブ「糸音」作品展
開催期間：６月７日（火）～６月１２日（日）
