彩雲弦楽器工房

山形市にあるギター等の弦楽器工房です。製作、メンテナンスや修理、改造はお任せください。

摩訶不思議

2010年08月06日 | 修理日記
面白い修理がひとつ来ました。

症状はクラシックギターなんですが、1弦がおかしい。
どうおかしいかと言うと、まず音がにごっています。マンドリンのように副弦がついているかのごとくコーラスがかっているのです。もちろん1本の弦でです。

そして音程が合わない。12フレットのハーモニクスが出ないのです。2~6弦のハーモニクスは出るのに、1弦だけ出ない。しかも13Fくらいで出るのです。
レギュラーチューニングにすると2弦の5フレットの音と1弦の開放の音は同じになるはずなのに、1弦が半音くらい低くなるのです。


原因はというと・・・


ぜんっぜん解りません。

というかこんな事、物理的にありえないと思うのですが現実に目の前に起こっているのだから認めるしかありません。


いろいろ調べてみました。
まず音がにごる方ですが、ナットの溝とサドルの形を整えてみましたが関係ありませんでした。弦のナット~ペグやサドル~ブリッジの結び目が共震してるわけでもなさそうです。

音程の方はフレット割やサドルの位置を調べましたが問題ないようです。

・・・さっっっぱり解りません。


とりあえず、関係あるかどうかは解りませんがいろいろと悪いところがあるので怪しいところから1つずつ直していこうと思います。

これは直しがいがありますね。



禁煙メーター 85日目
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする