１２弦続き

昨日のナット交換した１２弦ギターのサドル側も主弦と複弦の間隔が広いのでこちらも少し狭めます。

元々はこんな感じ


サドルに溝を掘って弦の位置を調整するのですが、元々付いているサドルに溝を掘ると弦高が低くなってしまいます。
弦高は変えたくないとの事でしたので新たにサドルを作ります。




こんな感じになりました。


サドルの方でも間隔を狭めすぎると（特に太い弦は）弦同士が干渉しあって異音を発してしまうのでナット側程狭められません。

１２弦の悩み

既成の１２弦ギターの主弦と複弦の間隔は割と広い物が多いようですね。

それが原因で弾きにくいという声をよく聞きます。
今日の修理もそんなギターでした。

こちらのナットを交換します。


新規作成して


溝を掘って完成。


どうでしょう？
だいぶ主弦と複弦の一体感がでましたね。

これでかなり６弦ギターに近い感覚で弾けるようになりました。

展示室兼接着室

少しづつ整理していたこの部屋もなんとか形になりました。

あとは電気を通せばほぼ完成。


この部屋はずっと欲しかった部屋でようやく念願が叶いました。



この部屋を作った目的としてはまず

作業部屋は結構汚れているので、そこにお客さんを通すのは少し気がかりだった事。

もう一つは接着の際の湿度の管理がしやすい事。

そして一番の理由は冬です。
冬の寒い外から暖房の効いた室内に楽器を持ち込んで、ケースから取り出すと結露してしまうのが楽器にとって最悪なのはみなさんおわかりだと思います。
そんな時この部屋は暖房を効かせずにおけば外から持ち込んだ楽器もすぐにケースから取り出せます。


と、この部屋にはいろんな利点があるわけです。



ふっふっふ。

どんどん仕事場がパラダイスになっていく・・・

明日の為の

明日の塗装の下準備を今日１日ずっとやってました。

地味な作業ですが結構重要な作業です。


あぁ～、完成が楽しみ。

成長中

製作中のギターですが、塗装も中盤にさしかかりました。


じわじわと成長しています。

修理中の楽器も含めて塗装部屋は大賑わいです。

めんこい音

昨日のバロック風ギター、
弦を張ったら少しビビルポジションがあったので高さを揃えます。


あとは磨いて

フレットサイドも少しバリがでていたのでバリを取ってバフがけ。

終了。



ずっと弾いていたくなるような個性的でめんこい音がします。

ブリッジ削り

先日ヒーター修正したギターですが、ネック角が少し良くないので弦高が高くなっています。

本来ならネックを一旦外し再接着するところですが、莫大な費用がかかってしまうので、今回はブリッジを削って対応します。

こちらのブリッジです。


サドルがフレットなので一旦外します


そして目標の高さまで削ります。


削ったら仮のサドルを置いて弦を張ります。

この状態でオクターブの位置を確認します。
完璧には無理ですが可能な限り適正になるようにします。

位置が決まったら溝を切ります。


溝を切ったらフレットを打ち込みます。


削ったブリッジの整形をします。


元のように黒く着色します。


今日はここまで。

B&B

今日は修理をやる予定でしたが、諸事情により急遽製作の日にしました。

次回作の「浮雨」のブレイシング材とネック＆エンドブロック材の切り出し。


こちらは今作っているギターのブリッジの整形。