二階のお部屋へ通されました。
二見へお邪魔するのは、今回初めてでした。
長崎人にとり、丸山の花月と茂木の二見は、料亭の中でも特別感があります。
(私見かもしれませんが)会社の特別な接待に使用される料亭で、敷居が高く感じておりました。
しかし、コロナで、身近に感じるようになりました。
築40年ほどですが、大事にお手入れされているのが伺えました。
お部屋の入り口に坪庭がありました。
お昼ですが、灯りがともっていました。
お部屋の入り口を開けると、先程の灯りが、飾り窓の障子を通し、ふんわりと明るく灯ります。
反対側には、タイル絵が飾られています。
襖の引き手には、焼き物が使用されています。
床の間には、クラシックなランプがありました。
そして、縁側の天井は、網代編みになっていました。
とても良い状態です。
古くならずに味が出ていました。
桜の鴨居です。
テラスからは、防波堤が望めます。
海が澄んでいて、泳いでいる魚が見えました。
スイッチ板も陶器です。
壁の照明も粋です。
竹窓がお部屋にアクセントを与えています。
中居さんのお話しでは、照明は、全てこの二見だけの為に作られた特注品だそうです。
各部屋毎に異なるそうです。
飲み物を注文すると、こちらのクラシックな籐のカゴに入って登場してきました。
代々大切に使用されているそう。
女将さんの方針で、古いものを大切に受け継がれているそうです。
丸山の花月も、古い建物なのに、埃一つなく建物のゆがみも全く無い。
維持されるのは、並大抵の努力では無いと思います。
こちらの二見でも、全く同じ事を感じました。
訪れた際も、お隣りのお部屋は改装中でした。
木のいい香りが漂っていました。
こちらを建てる際には、日本全国、現地に足を運んでこだわり抜いて選んだ材が使用されているそうです。
料理はもちろん新鮮でとても美味しいですが、建物も大切に使用されて風格が出ていい雰囲気でした。
これからも、大切に受け継がれていく料亭二見さんでありますように。
また、行きたいです。
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